TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024126390
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034742
出願日2023-03-07
発明の名称作業機及び作業機の制御方法
出願人株式会社クボタ
代理人安田岡本弁理士法人
主分類A01B 63/10 20060101AFI20240912BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 油圧アクチュエータの駆動を開始させる際のショックを低減させつつも、効率性を向上させる。
【解決手段】作業機は、作動油によって動作する油圧アクチュエータを有する駆動装置と、駆動装置の駆動開始後の駆動速度を変更する制御装置と、を備え、制御装置は、駆動装置の操作を制限する制限値が所定の閾値以上である場合、当該制限値に応じて、駆動装置の駆動開始後の駆動速度を変更する第1制御を行い、制限値が閾値未満である場合、第1制御に加え、当該制限値に応じて、油圧アクチュエータを動作させる作動油の最大流量を変更する第2制御を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
作動油によって動作する油圧アクチュエータを有する駆動装置と、
前記駆動装置の駆動開始後の駆動速度を変更する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記駆動装置の操作を制限する制限値が所定の閾値以上である場合、当該制限値に応じて、前記駆動装置の駆動開始後の駆動速度を変更する第1制御を行い、前記制限値が前記閾値未満である場合、前記第1制御に加え、当該制限値に応じて、前記油圧アクチュエータを動作させる作動油の最大流量を変更する第2制御を行う作業機。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記第1制御において、少なくとも前記制限値が前記閾値以上の範囲で、当該制限値に応じて、前記駆動装置の駆動開始後の駆動速度を変更し、前記制限値が前記閾値未満である場合には、前記制限値が前記閾値である場合と同一の第1制御を行う請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記制御装置は、前記第1制御において、前記制限値が高くなるにつれて前記駆動装置の駆動開始後の駆動速度を高くし、前記制限値が低くなるにつれて前記駆動装置の駆動開始後の駆動速度を低くする請求項2に記載の作業機。
【請求項4】
前記駆動装置を操作するための第1操作具と、
前記油圧アクチュエータを制御する制御弁と、
を備え、
前記駆動装置は、前記油圧アクチュエータによって駆動される駆動部材を有し、
前記第1操作具は、前記駆動部材の位置の目標値を操作し、
前記制御装置は、前記駆動部材の実際の位置である実際位置と前記目標値との偏差と、前記油圧アクチュエータを動作させる作動油の目標流量と、の関係を示す第1マップ、及び予め定められた前記制御弁に出力する制御電流の電流値と、当該制御弁からの作動油の流量と、の関係を示す第2マップに基づいて、前記制御弁を制御する請求項3に記載の作業機。
【請求項5】
前記制御装置は、前記第1制御において、前記制限値が前記閾値に向かって減少するにつれて、前記第2マップに基づいて取得する前記電流値よりも低い電流値を前記制御弁に出力する請求項4に記載の作業機。
【請求項6】
前記制御装置は、前記第1制御において、前記制限値に基づく所定の補正値によって、前記第2マップ又は前記第2マップに基づいて取得した前記電流値を補正し、前記制限値が前記閾値に向かって減少するにつれて前記電流値を減少させる請求項5に記載の作業機。
【請求項7】
前記第2マップは、所定の前記制御弁である標準制御弁に出力する前記電流値と、当該標準制御弁からの作動油の流量と、の関係を示す標準流量特性に基づいて定義されており、
前記制限値が前記閾値以下である場合の前記補正値は、前記標準流量特性に比べて作動油の流量が多い上限品の制御弁の流量特性と、前記標準流量特性と、の所定の作動油の流量における前記電流値によって定義されている請求項6に記載の作業機。
【請求項8】
前記制御装置は、前記第1制御において、前記第1操作具が操作され、前記駆動装置が駆動を開始してからの経過時間をカウントし、当該経過時間が短いほど前記目標流量を制限する請求項4に記載の作業機。
【請求項9】
前記制御装置は、前記第1制御において、前記経過時間と前記目標流量との関係を示す第3マップに基づいて、前記目標流量を制限する請求項8に記載の作業機。
【請求項10】
前記制御装置は、前記第1制御において、前記制限値が前記閾値に向かって減少するにつれて、前記経過時間に対する前記目標流量が少ない前記第3マップを取得する請求項9に記載の作業機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばトラクタ等の作業機及び作業機の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された作業車両の昇降装置は、走行機体に連結された作業機を油圧シリンダの伸縮によって昇降させる作業車両の昇降装置であって、作業機を伸縮によって昇降作動させる油圧シリンダと、油圧シリンダを介して前記作業機の昇降を制御する電磁弁と、該作業機の昇降高さを検出する検出手段と、前記電磁弁への電流供給制御によって上記作業機の下降を制御する制御部とを備え、制御部は、目標の昇降高さと、ロータリ耕耘装置の昇降高さとの差が大きい程、電磁弁に供給する電流の電流値又はデューティ比を大きくして、ロータリ耕耘装置の昇降高さとの差が小さい程、電磁弁に供給する電流の電流値又はデューティ比を小さくする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-212710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の作業車両の昇降装置では、ロータリ耕耘装置の昇降時におけるショックを低減して、スムーズな昇降作業を行っている。
【0005】
しかしながら、特許文献1の作業車両の昇降装置における制御のみであると、ロータリ耕耘装置の昇降時におけるショックの低減と、作業の効率性と、の両立が困難な場合がある。
【0006】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、油圧アクチュエータの駆動を開始させる際のショックを低減させつつも、効率性を向上できる作業機、及び作業機の制御方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る作業機は、作動油によって動作する油圧アクチュエータを有する駆動装置と、前記駆動装置の駆動開始後の駆動速度を変更する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記駆動装置の操作を制限する制限値が所定の閾値以上である場合、当該制限値に応じて、前記駆動装置の駆動開始後の駆動速度を変更する第1制御を行い、前記制限値が前記閾値未満である場合、前記第1制御に加え、当該制限値に応じて、前記油圧アクチュエータを動作させる作動油の最大流量を変更する第2制御を行う。
【0008】
前記制御装置は、前記第1制御において、少なくとも前記制限値が前記閾値以上の範囲で、当該制限値に応じて、前記駆動装置の駆動開始後の駆動速度を変更し、前記制限値が前記閾値未満である場合には、前記制限値が前記閾値である場合と同一の第1制御を行ってもよい。
【0009】
前記制御装置は、前記第1制御において、前記制限値が高くなるにつれて前記駆動装置の駆動開始後の駆動速度を高くし、前記制限値が低くなるにつれて前記駆動装置の駆動開始後の駆動速度を低くしてもよい。
【0010】
前記作業機は、前記駆動装置を操作するための第1操作具と、前記油圧アクチュエータを制御する制御弁と、を備え、前記駆動装置は、前記油圧アクチュエータによって駆動される駆動部材を有し、前記第1操作具は、前記駆動部材の位置の目標値を操作し、前記制御装置は、前記駆動部材の実際の位置である実際位置と前記目標値との偏差と、前記油圧アクチュエータを動作させる作動油の目標流量と、の関係を示す第1マップ、及び予め定められた前記制御弁に出力する制御電流の電流値と、当該制御弁からの作動油の流量と、の関係を示す第2マップに基づいて、前記制御弁を制御してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社クボタ
電動作業車
25日前
株式会社クボタ
歩行型管理機
26日前
株式会社クボタ
歩行型管理機
26日前
株式会社クボタ
倉庫システム
12日前
株式会社クボタケミックス
圃場管理システム
29日前
株式会社クボタ
作業機及び作業機の制御方法
1日前
株式会社クボタ
作業車のための改良したタンク
1か月前
株式会社クボタ建設
シールドマシンおよびゲートユニット
24日前
株式会社クボタ
直交アームを有するモバイルカメラシステム
22日前
株式会社クボタ
作業車両及び作業車両の液体補給の検出方法
2日前
株式会社クボタ
作業車
9日前
株式会社クボタ
作業車
9日前
株式会社クボタ
トラクタ
23日前
株式会社クボタ
電動作業車
16日前
株式会社クボタ
電動作業車
29日前
株式会社クボタ
粉粒体供給装置の制御パラメータの算出方法および粉粒体供給装置
24日前
株式会社クボタ
歪み領域推定装置、歪み領域推定方法、機械学習装置、及び機械学習方法
12日前
前澤給装工業株式会社
樹脂管用継手
1か月前
個人
釣り用錘り
16日前
個人
育成シート
1か月前
個人
釣り用指サック
19日前
井関農機株式会社
作業機
15日前
個人
ペット用オムツカバー
9日前
株式会社シマノ
蓋栓
8日前
井関農機株式会社
作業車両
12日前
株式会社大貴
動物用トイレ
16日前
井関農機株式会社
作業車両
18日前
セイカン株式会社
耕作作業刃
29日前
株式会社リレイション
猫用絵本
9日前
個人
穂先先端部釣糸導入孔中通し釣竿
18日前
マルキユー株式会社
釣り用ルアー
19日前
RUDIE’S株式会社
釣り用錘
12日前
株式会社ワイズグロウ
水浄化設備
1日前
株式会社マキシム
植物栽培システム
1か月前
房総プラント株式会社
動物捕獲用檻
19日前
株式会社小川農具製作所
穴明け装置
18日前
続きを見る