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公開番号
2024112131
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-20
出願番号
2023017010
出願日
2023-02-07
発明の名称
育成シート
出願人
個人
代理人
主分類
A01G
13/00 20060101AFI20240813BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】植え付ける野菜の望ましい植付け間隔に現場で汎用的に対応できる育成シートを提案する。
【解決手段】連続的に1枚ずつ重ね継ぎして植栽床を覆う育成シートであり、中央部に植付開口域11が設けられている。該シートは左辺、右辺が凹凸状であり拡幅部12と狭窄部13で構成されている。拡幅部12の左右側辺に該狭窄部13の幅以上離れて対で小孔15が設けられている。後から敷接するシートA2の拡幅部12が隣りの下のシートA1の狭窄部13を覆うように重ねて敷設し、小孔15を通してピン等で固定する。ピンは下のシートA1にブロックされることなく床に届く。これにより、隣に敷設しているシートの植付開口域11との間隔を自由に調整して確保することができる。同時に植栽床の全面を覆うことができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
左右一対の側辺と前後一対の端辺を有し、中程に植付開口域が1以上設けられた略矩形の育成シートであって、該左右の側辺間の幅が広い拡幅部及び該拡幅部を挟む拡幅部側辺と、該植付開口域を挟んで反対側に幅が狭い狭窄部及び該狭窄部を挟む狭窄部側辺があり、
該拡幅部の左右側辺縁に、前期狭窄部の左右の側辺間の幅以上離れた間隔で左右一対の拡幅部側辺小孔が設けられていることを特徴とする育成シート。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
拡幅部側の端辺の辺縁に1以上の小孔を設けて捲れ止め小孔とし、反対側の狭窄部に、シートの左右側辺間の中心軸に略平行で且つ該捲れ止め小孔を通る線上で植付間隔調整スリットを1以上設けていることを特徴とする請求項1に記載の育成シート。
【請求項3】
拡幅部側の端辺の辺縁に1以上の小孔を設けて捲れ止め小孔とし、反対側の狭窄部に、シートの左右側辺間の中心軸に略平行で且つ該捲れ止め小孔を通る線上で1以上の植付間隔調整小孔で構成された列を1列以上設けていることを特徴とする請求項1に記載の育成シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は植物の育成シートに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
露地での野菜栽培ではフイルム製のマルチシートを使用することが多くなった。特に夏野菜の果菜類や芋類の栽培に利用されている。
発明は一歩ずつ人類を新しいステージに導く。問題点を解消し、新しい提案をして、生活を豊かにする。栽培技術の面では極小さい一歩だが、マルチシートは地温調節、雑草抑制、土壌内水分維持、病気予防や害虫防御、土壌内肥料成分の保全等の効果があり便利である。
栽培農家は長方形長尺の畝をマルチシートで全長的に覆い、その後上から穴を空けながら植付けをしている。
【0003】
一方一般家庭では野菜を自給し加えて栽培を楽しむ人が多くなった。栽培する品種も非常に多くなった。限られた広さの圃場で、少数ずつ、できれば多くの種類、多くの品種の野菜を栽培したり、1本ずつ自分流に工夫しながら栽培したいと思う人が多くなった。
家庭菜園は大規模でないため人手が無いことから容易に敷設できる育成シートを用いるようになった。1本の苗に1枚の育成用シートを用いることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-289729
意匠登録第1694013号
意匠登録第1709293号
意匠登録第1715869号
【0005】
これ等文献では育成シートの四隅や辺縁に小孔が設けられており、そこにピンや杭を挿してシートを植栽床に固定する。植物を1本ずつ順に植え付けるときに便利である。
略長方形の形状をした長い畝に一定の間隔で植え付ける場合は、シートの隅角に設けられている小孔と隣のシートの隅角の小孔を合致させてそこにピンや杭を挿して植栽床に固定しシートを植栽床面上で連続させることが可能である。この場合は隣りに敷設したシートの植付開口域との距離が植付けの間隔となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、野菜の種類ごとに葉や枝や根の開帳に違いがあり望ましい植え付け間隔はまちまちである。たとえばナスの場合は植え付け間隔は60cm、ピーマンは45cm~50cmといったところである。一般に栽培されている夏野菜の場合は植付け間隔に広いものから狭いものまで20cm程の差がある。
植物の種類に合わせて其々の植付け間隔に合うシートを前もって多種類用意しておくのは困難なことである。
また、限られた区画形状の菜園やミニ菜園では、植栽床の形状や面積に合わせて植える必要があるため、植え付ける野菜の植付け間隔は現地の状況を優先しなければならない。
そこで、其々の望ましい植付け間隔に現場で汎用的に対応できる育成シートを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の育成シートは、左右一対の側辺と前後一対の端辺を有し、
中程に植物の植付開口域が1以上設けられた略矩形の育成シートであって、
該左右の側辺間の幅が広い拡幅部及び該拡幅部を挟む拡幅部側辺と、
該植付開口域を挟んで反対側に幅が狭い狭窄部及び該狭窄部を挟む狭窄部側辺があり、
該拡幅部の該左右側辺縁に、
前期狭窄部の左右の側辺間の幅以上離れた間隔で左右一対の拡幅部側辺小孔が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
植え付け間隔を容易に調整することが出来る。
【発明を実施するための形態】
【0009】
「第1実施形態」
第1実施形態の育成シートについて、図1で説明する。第1実施形態の育成シート(A)は図1の平面図で示すように、シートの略中央部に植物を植付けるための植付開口域(11)が設けられている。
該シートには左右の側辺間の幅が広い部分(以下「拡幅部(12)」)と、該植付開口域を挟んで反対側に左右の側辺間の幅が狭い部分(以下「狭窄部(13)」)が設けられている。
また、該シートの拡幅部(12)あるいはその直近を横断するように拡幅部サイドの端辺(以下「拡幅部端辺(14)」)があり、もう一つの端辺は植付開口域(11)を挟んで反対側にある。
前記拡幅部(12)の左右の両側辺縁に該シートを植栽床に固定するピンを挿すための拡幅部側辺小孔(15)が設けられている。また、左右の該拡幅部側辺小孔(15)は該狭窄部の左右の側辺間の幅以上離れて設けられている。
【0010】
図2は該シート(A)の敷設例であり、植栽床の畝を上から見た図である。シートの略中央部に植物を植付けるための植付開口域(11)が設けられている。該植付開口域(11)は円系でも矩形でもよく形状等を問わない。
畝の中心線とシートの中心線を粗一致させ、それを挟むように該シート(A1,A2,A3)の左側辺、右側辺が配置されている。
前もって先に敷設したシート(A1)の狭窄部(13)を隣りの後から敷設するシート(A2)の拡幅部(12)が覆うようにして上から被さり、上のシート(A2)の拡幅部側辺小孔(15)に挿したピンが下のシートの狭窄部(13)の外側を通過して植栽床に届き、上のシート(A2)を植栽床に定着させている。このとき下のシート(A1)の狭窄部(13)も上のシート(A2)の拡幅部(12)に上から押さえられて植栽床に固定される。
シートには拡幅部(12)と狭窄部(13)があって、左右の該拡幅部側辺小孔(15)が該狭窄部の左右の側辺間の幅以上離れて設けられているため、該拡幅部側辺小孔(15)から挿すピンは下のシート(A1)にブロックされることなく植栽床に届くことが出来ている。
(【0011】以降は省略されています)
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