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公開番号
2025004356
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023103985
出願日
2023-06-26
発明の名称
猫の爪研ぎ具
出願人
株式会社天装
代理人
個人
主分類
A01K
15/02 20060101AFI20250107BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】
研磨部材の置換交換を行うときに、周囲に研ぎくずが散らばりにくく、清掃にかかる手間が低減される猫の爪研ぎ具を提供すること。
【解決手段】
研磨部材110と、研磨部材110が収容される収容部120が形成されるケース120とを備える猫の爪研ぎ具100において、収容部120に、研磨部材110の研ぎ面111を上方に露出させる開口部122と、研磨部材110が摩耗して生じる研ぎくずを篩い分ける網目状若しくは簀の子状の載置面121aを設けるとともに、収容部120の下方に、篩い分けられた研ぎくずを捕集するくず受け部130を設ける。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
研ぎ面を備える研磨部材と、該研磨部材が収容されるケースとを有し、
前記ケースは、前記研ぎ面を上方に露出させる開口部と、前記研磨部材の摩耗により生じる研ぎくずが下方を通過するように網目状若しくは簀の子状に形成される載置面とを備える収容部と、
前記収容部の下方に配設され、前記載置面を通過してくる前記研ぎくずを捕集するくず受け部とを備えることを特徴とする猫の爪研ぎ具。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記ケースの上方を覆って個室空間を形成するカバーをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の猫の爪研ぎ具。
【請求項3】
前記カバー及び/又は前記ケースは、内部を視認できるように少なくとも一部が透明若しくは半透明に形成されることを特徴とする請求項2記載の猫の爪研ぎ具。
【請求項4】
前記ケースは、前記研磨部材を横方向から収容できるように、前記研ぎ面の爪研ぎ方向と直交する方向線上にある側面が開口形成されてなる差込口を備えることを特徴とする請求項1記載の猫の爪研ぎ具。
【請求項5】
前記収容部は、収容された前記研磨部材が前記開口部から離脱しないように前記研ぎ面の周縁に当接する離脱防止部を備えることを特徴とする請求項1記載の猫の爪研ぎ具。
【請求項6】
前記収容部は、収容された前記研磨部材が横方向にずれるのを防止する位置ずれ防止部を前記載置面に備えることを特徴とする請求項1記載の猫の爪研ぎ具。
【請求項7】
前記くず受け部は、前記ケースの側面から出し入れが可能なトレーであることを特徴とする請求項1記載の猫の爪研ぎ具
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、研磨部材の置換交換を簡単に行うことができかつ置換交換時に研ぎくずが周囲に散らばりにくくして清掃の手間を低減させることができる猫の爪研ぎ具を提供することを課題とするものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ペットとして飼育される猫のための爪研ぎ具が提供されている。これまで提供されている爪研ぎ具には、ダンボール紙を複数枚積層させて、その断面を研ぎ面とした研磨部材が広く用いられている。こうしたダンボール紙製の研磨部材は、研ぎ面への爪のかかり具合が程良いことに加え、ランニングコストが安価で済むといった利点がある。
【0003】
猫の爪研ぎ具には、上記ダンボール紙製の研磨部材をそのまま爪研ぎ具として用いるものや、研磨部材をケースに収容して意匠性や機能性を高めたものがある。例えば、研ぎ表面を有する研磨部材と、この研磨部材の表面粗さより相対的に小さい表面粗さを有する乗り場部材と、研磨部材を収容するケースとを有し、乗り場部材が前記研ぎ表面の一部を覆うと同時に前記研ぎ表面のその他の一部を露出させる猫の爪研ぎ具(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
【0004】
特許文献1の猫の爪研ぎ具によれば、乗り場部材によって研ぎ表面に被覆部分と露出部分とを設けることができるので、研ぎ表面の全般に渡って使用することができる。また、研磨部材を複数に分割して構成すれば、1の研磨部材の劣化が著しい場合に、劣化の少ない他の研磨部材と置換したり、他の研磨部材に優先して1の研磨部材だけを新しい研磨部材に交換したりすることができるので、研磨部材の全体を交換する場合に比べて経済的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-56907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の猫の爪研ぎ具は、研磨部材の内部やケースの底に、爪研ぎによって研磨部材が摩耗して生じる研ぎくずが溜まってしまい、研磨部材を置換したり交換したりするときに研ぎくずが周囲に散らばって清掃に手間がかかるといった不都合が生じうる。
【0007】
また、猫の爪研ぎ具全般の問題として、せっかく設置しても猫の興味を惹くことができず使用されないといったこともあった。
【0008】
そこで、本発明は、ケースから研磨部材を取り出すときに研ぎくずが周囲に散らばりにくくするとともに、爪研ぎを使わせるように猫の興味を惹くことができる猫の爪研ぎ具を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本発明が採った手段は、研ぎ面を備える研磨部材と、該研磨部材が収容されるケースとを有し、前記ケースは、前記研ぎ面を上方に露出させる開口部と、前記研磨部材の摩耗により生じる研ぎくずが下方を通過するように網目状若しくは簀の子状に形成される載置面とを備える収容部と、 前記収容部の下方に配設され、前記載置面を通過してくる前記研ぎくずを捕集するくず受け部とを備えることを特徴とする猫の爪研ぎ具、である。
【0010】
本発明にかかる爪研ぎ具は、研磨部材が収容されるケースの収容部から研ぎくずを篩い分けられるようにしたものである。すなわち、収容部の載置面を網目状若しくは簀の子状とすることで、研磨部材が摩耗して生じる研ぎくずがその網目若しくは簀の子の隙間を通過し、収容部の下方に配置されたくず受け部で捕集されるようにしている。こうすることで、研磨部材に付着する研ぎくずを減少させることができるので、研磨部材を収容部から出し入れするときに研ぎくずが周囲に散らばりにくくなる。なお、くず受け部に溜まった研ぎくずは、くず受け部に排出口を形成しておくなどして排出させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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