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公開番号
2025000062
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-06
出願番号
2023099707
出願日
2023-06-18
発明の名称
動物の尿漏れ防止具
出願人
個人
代理人
個人
主分類
A01K
23/00 20060101AFI20241223BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】動物のおむつに関わる飼い主の費用負担を劇的に減らすことができ、しかも、動物への装着が簡単で、かつ動物にとって尿を吸い取るパッドの装着による不快感を軽減でき、外見上目立たず見た目も良く、パッドを付けたままでも散歩し易い動物の尿漏れ防止具を提供する。
【解決手段】
雄の動物2の尿を吸収するパッド3と、動物2の腹部2bにパッド3を保持するパッド保持手段4とから成り、パッド保持手段4は、動物2の背中2cおよび胴側部2dを囲む本体部5と、該本体部の左右端とパッド3を着脱自在に接続し、パッド3を動物の腹部に保持するパッド接続部7とから成る構成としている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
雄の動物の尿を吸収するパッドと、前記動物の腹部に前記パッドを保持するパッド保持手段とから成り、
前記パッド保持手段は、前記動物の背中および胴側部を囲む本体部と、該本体部の左右端と前記パッドを着脱自在に接続し、前記動物の腹部であって前記動物の陰部の近傍で前記パッドを保持するパッド接続部とから成ることを特徴とする動物の尿漏れ防止具。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記パッド保持手段の本体部は、互いに前後に離されて前記動物の背中および胴側部にかけられる一対の紐状体を備えていることを特徴とする請求項1に記載の動物の尿漏れ防止具。
【請求項3】
前記一対の紐状体は前記パッドを前記動物の腹部側へ付勢させる力を調整する付勢力調整機構を備え、該付勢力調整機構によって前記パッドを前記動物の腹部に密着させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の動物の尿漏れ防止具。
【請求項4】
前記一対の紐状体は少なくともコイル状のスプリングによって形成され、該紐状体の一部を輪にして捻ることにより前記付勢力調整機構を構成したことを特徴とする請求項3に記載の動物の尿漏れ防止具。
【請求項5】
前記一対の紐状体は、表面が凹凸を連続的に形成されたものであり、該紐状体の一部を輪にして捻ることにより前記付勢力調整機構を構成したことを特徴とする請求項3に記載の動物の尿漏れ防止具。
【請求項6】
前記一対の紐状体は、該紐状体の長さを調節するストッパを備え、該ストッパによって前記付勢力調整機構を構成したことを特徴とする請求項3に記載の動物の尿漏れ防止具。
【請求項7】
前記一対の紐状体は背中の毛にからむ素材により形成されたものであることを特徴とする請求項4~6のいずれかに記載の動物の尿漏れ防止具。
【請求項8】
前記パッド接続部は、前記パッドの左右端を着脱自在に把持する把持手段であることを特徴とする請求項1に記載の動物の尿漏れ防止具。
【請求項9】
前記パッドは、略矩形状、略台形状または略三角形状にカットされたものであることを特徴とする請求項1に記載の動物の尿漏れ防止具。
【請求項10】
前記パッドは、その前方寄りの略中央部分の一部を下方に突出させて、上方に開口する凹部空間を設けたものとし、該凹部空間内に前記動物の陰部を収められるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の動物の尿漏れ防止具。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペット、例えば犬や猫などの動物、特に雄の動物の尿漏れを防止する動物の尿漏れ防止具に係る。
続きを表示(約 8,300 文字)
【背景技術】
【0002】
犬や猫等の動物は古くから人間のペットとして飼われているが、これらの動物を室内で飼うことが多くなっている。室内で動物を飼うと、生まれてから間もない子犬等は勿論、老犬等は、室内で所構わず放尿したり、失禁したりすることが多い。このような場合、飼い主の手間が増える上、家の中で悪臭が生じる原因にもなる。
【0003】
飼い主にとっては尿漏れの後始末が大変なので、従来より、動物用の紙おむつが種々考案され、広く普及している。
動物の尿などを吸収するおむつとしては、後足を通してはかせるパンツ型のおむつ、あるいは、おなかから背中までぐるっと巻く、いわゆる腹巻型のおむつ(特許文献1参照)、あるいは、紐でおむつを腹部に縛るもの(特許文献2参照)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-217907号公報
実用新案登録3186304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のパンツ型のおしめや腹巻型は、いずれも、動物の腹部と背中の周囲を広く覆うので、後ろ足の動きの邪魔になったり、動物の種類によっては、とくに比較的大きめの動物の場合は、おしめをはかせたりあるいは装着したりするのに手間がかかる欠点があった。
具体的には、特許文献1に開示されているような腹巻型のおしめの場合は、動物の腹部をぐるっと広く覆うために腹部を圧迫するので、動物にとってはかなり装着感が悪く、動くとおむつの位置がずれたり、緩んだりする欠点もあり、しかも、動物にとっては動きずらく窮屈であるとともに、動物におむつをしている様子が外見上目立って大変見た目が悪いという欠点があった。
また、従来の腹巻型のおしめの場合は、その市販されているものは値段がかなり高価である。それ故、1日に何度も失禁する場合は何回もおむつを交換しなければならず、交換回数が増えれば飼い主の負担もかなり大きくなる欠点もあった。
さらに、特許文献2に開示されているようなおしめの場合は、おしめを紐で縛って動物への装着するので、その装着作業が煩雑であり、大変手間がかかる欠点があった。しかも、おしめの構造が紐とおしめを一体にしたものとなっているため、構造も複雑になり、製作費用が嵩み、結局、おしめの値段が高価になる欠点もあった。さらにまた、このようなおしめの場合には、動物に装着した後に動物の動きによっては紐がずれたり緩んだりし、おしめの位置がずれたりする。このため、改めて、該紐を結び直したり、おしめを装着し直す必要もあり、装着後においても手間がかかる欠点もあった。しかも、このおしめの場合、ずれることも予め考慮しておしめを大きめに形成しておく必要があるので、その分おしめが高価になり、また、おしめが腹部を大きく覆うため動物にとっては動きずらく窮屈であるとともに、動物におむつをしている様子が外見上目立って大変見た目が悪いという欠点があった。
さらにまた、特許文献1に開示されているような腹巻型のおしめの場合は、動物の腹部をぐるっと広く覆う構成のため、動物におむつをしている様子が外見上目立って大変見た目が悪い上に、おしめの交換ときには、一方の胴側部で前記パッドの一方側を前記本体部の一方側に接続した後、他方の胴側部で前記パッドの他方側を前記本体部の他方側に接続しなければならなかったので、おしめを確実に所定の場所に装着するには、該おしめの一方側と他方側の接続を動物の向きを変えてそれぞれ行わなければならず、おしめの交換に手間がかかった。
【0006】
本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、動物への装着が簡単で、おむつの装着による不快感を大きく軽減でき、装着しても緩んだりずれたりせず、緩んだとしても簡単に修正でき、さらには、外見上も目立たず見た目も良く、動物のおむつの交換回数が増えても飼い主の経済的負担を劇的に減らすことができ、さらには、おしめの交換を楽に行うことができる動物の尿漏れ防止具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る動物の尿漏れ防止具は、上記実情に鑑みてなされたもので、以下のような構成としている。
請求項1に記載の動物の尿漏れ防止具では、雄の動物の尿を吸収するパッドと、前記動物の腹部に前記パッドを保持するパッド保持手段とから成り、前記パッド保持手段は、前記動物の背中および胴側部を囲む本体部と、該本体部の左右端と前記パッドを着脱自在に接続し、前記動物の腹部であって前記動物の陰部の近傍で前記パッドを保持するパッド接続部とから成る構成としている。
請求項2に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記パッド保持手段の本体部は、互いに前後に離されて前記動物の背中および胴側部にかけられる一対の紐状体を備えている構成としている。
請求項3に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記一対の紐状体は前記パッドを前記動物の腹部側へ付勢させる力を調整する付勢力調整機構を備え、該付勢力調整機構によって前記パッドを前記動物の腹部に密着させるようにした構成としている。
請求項4に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記一対の紐状体は少なくともコイル状のスプリングによって形成され、該紐状体の一部を輪にして捻ることにより、すなわち、スプリング自体が前記付勢力調整機構を構成した構成としている。
請求項5に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記一対の紐状体は、表面が凹凸を連続的に形成されたものであり、該紐状体の一部を輪にして捻ることにより、すなわち、紐状体の凹凸によって前記付勢力調整機構を構成した構成としている。
請求項6に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記一対の紐状体は、該紐状体の長さを調節するストッパを備え、該ストッパによって前記付勢力調整機構を構成した構成としている。
請求項7に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記一対の紐状体は背中の毛にからむ素材により形成されたものである構成としている。
請求項8に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記パッド接続部は、前記パッドの左右端を着脱自在に把持する把持手段である構成としている。
請求項9に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記パッドは、略矩形状、略台形状または略三角形状にカットされたものである構成としている。
請求項10に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記パッドは、その前方寄りの略中央部分の一部を下方に突出させて、上方に開口する凹部空間を設けたものとし、該凹部空間内に前記動物の陰部を収められるようにした構成としている。
請求項11に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記パッド接続部は、前記本体部の両側に差し渡されて配置された袋体であり、該袋体は、前記動物の前方に開口し、前記動物の腹部に接する上面部は網状材によって形成されたものであり、前記開口を通じて前記パッドを出し入れできるようにした構成としている。
請求項12に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記パッド保持手段の本体部は、互いに前後に離されて前記動物の背中にかけられる一対の紐状体と、これら一対の紐状体を連絡する網状体とからなり、それぞれの紐状体の左右端にはそれぞれ前記パッド接続部を備えたものである構成としている。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の動物の尿漏れ防止具では、雄の動物の尿を吸収するパッドと、前記動物の腹部に前記パッドを保持するパッド保持手段とから成り、前記パッド保持手段は、前記動物の背中および胴側部を囲む本体部と、該本体部の左右端と前記パッドを着脱自在に接続し、前記動物の腹部であって前記動物の陰部の近傍で前記パッドを保持するパッド接続部とから成る構成としているので、前記パッドを前記パッド接続部で前記本体部に取り付けるだけでよいので、動物への装着が簡単である。また、前記パッドは動物の陰部を覆うだけの十分に小さく形成したものでよいので、おむつの装着による不快感を大きく軽減できる。さらに、前記パッド接続部でパッドを何度も取り付け取り外しが容易なことから、パッドを緩みなく装着でき、緩んだとしても簡単に修正できる。さらには、前記パッドは小さく形成できるので、外見上も目立たず見た目も良く、動物のおむつの交換回数が増えても飼い主の経済的負担を劇的に減らすことができる。これらの点についてさらに詳述する。
すなわち、請求項1に係る尿漏れ防止具では、前記パッドを前記動物の腹部を覆うだけの小さいサイズで形成でき、しかも、例えば四角形のような単純で量産に向いた形状で良いので、安価に製造でき、これにより、1日に何度もパッドを交換しても安価で済み、動物のおむつに関わる飼い主の経済的負担を劇的に減らすことができる。しかも、パッドは動物の陰部を覆うだけの大きさで十分なので可及的に小さく形成でき、従来のような動物の腹部の周囲を大きく覆ってしまうこともないので、動物が楽に走ったりすることができ、動きずらいこともなくなり、動物にとってのパッドの装着による不快感もなく、パッド(おしめ)を腹部に付けたままでも外見上もパッドが目立たず、見た目も良いので、そのままパッドを装着したまま散歩に出ることもできる。さらに、パッドをパッド保持手段の本体部に着脱自在に簡単に保持することができるので、パッドを動物に装着したり、取替えたりする作業がとても簡単である。また、前記パッドを小さく形成できるので、前記パッド(おしめ)の中で蒸れたりすることもないので、暑い日に前記パッドを装着したままでも蒸れに起因する苦痛も可能な限りなくすことができる。前記パッドを前記動物の腹部を覆うだけの小さいサイズで形成できることから、前記パッドの把持手段による把持は、前記動物の陰部の近傍で行える。このため、前記パッドの装着は、前記動物を例えば立ったままの姿勢で、あるいはひっくり返して仰向けにした姿勢のまま、把持の作業を一気に行うことができる。これにより、従来のように動物の向きを変えたりせずに前記パッドの装着・交換作業を行うことができ、その作業が簡単である。また、装着中の前記パッドがずれた場合でも、前記パッドが小さく、前記陰部の近くで前記本体部に保持される構成としているので、前記動物の姿勢や向きを変えることなく前記パッドのずれの修正が行うことができ、そのずれの修正作業が楽である。
さらに、雄の動物の陰部から漏れる尿を吸い取るためのパッドを雄の動物の陰部およびその周辺部を効果的に最小限の大きさで覆うことができ、動物の陰部とそのわずかな周辺のみを覆うだけなので、動物にとってもパッドが邪魔にならず、パッドの装着による不快感もなく、外部から見ても装着したパッドが目立たず、外見上の見た目が良い。このように、大きさが小さい前記パッドにより動物の尿を効果的に確実に吸い取ることができ、尿漏れを簡単に防止することができ、おしっこ撒き散らしを防止することができ、飼い主による動物の尿の後始末が簡単になる。
しかも、請求項1のパッドは、動物の陰部とそのわずかな周辺を覆うほどの小さい大きさに形成すればよいので、従来の動物の腹部の周囲を全部覆うおしめに比べて、そのパッドの製作費を従来より大きく低減できる。そのため、その販売価格も大きく低減でき、飼い主の負担を大きく低減することができる。このように、前記パッドは前記動物の陰部を囲むだけの大きさで済み、しかも、パッドを使いきった場合は、緊急に市販の尿とりシートを小さく切断したものや、その他各種の吸湿または吸水作用のあるシートで代用できる。このように、請求項1の尿漏れ防止具は簡易な構造で安価に製造でき、しかも、前記バッド購入費用を大幅に低減でき、飼い主の費用負担を劇的に減らることができる。この点でも、従来のような犬の腹部と背中に巻くように装着する従来のおしめ、あるいは、犬の後足部分を包むように覆う従来のおしめに比して、おしめに係る費用の出費を大幅に抑えることができる。
また、請求項1の尿漏れ防止具は、前記動物の陰部とそのわずかな周辺を覆うだけなので、パッドも小さくて済み、腹部を圧迫しないで装着でき、従来の腹部をぐるっと巻くおしめに比べて、装着してないような開放感が得られ、睡眠や横寝の邪魔にならず、装着による不快感を大きく低減することができる。とくに、犬が歩き回ったり、横になって寝たりしたときにはとくに動物にとってその装着による邪魔がなく、その際の装着に起因する不快感を大きく低減することができる。
さらにまた、パッドが小さく、パッドで動物の腹部を覆う面積も最小限で済むので、夏の暑い日等でも蒸れたりすることを極力低減でき、動物が横になって寝ているときにもパッドが邪魔にならず、寝ているときでも装着感が良好で、楽に寝転がることもできる。
さらにまた、請求項1の尿漏れ防止具は構造が簡単なので、そのパッド保持手段の本体部も安価であり、パッド保持手段の本体部が劣化したら、その劣化したパッド保持手段の本体部だけ新しいものへ交換すれば良く、その交換も容易である。
また、請求項1のパッドは、小さく形成できるので、小さいが故に尿が吸収されている程度を簡単に確認でき、目視でき、おしめの交換のタイミングを容易に知ることができる。
【0009】
請求項2に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記パッド保持手段の本体部は、互いに前後に離されて前記動物の背中および胴側部にかけられる一対の紐状体を備えている構成としているので、構成が簡単であり、比較的安価に製作でき、外部から目立たず、見た目が良い。
請求項3に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記一対の紐状体は前記パッドを前記動物の腹部側へ付勢させる力を調整する付勢力調整機構を備え、該付勢力調整機構によって前記パッドを前記動物の腹部に密着させるようにした構成としているので、前記動物に装着する際、あるいは装着した後に、緩みや引張り具合を簡単に調整することができ、前記パッドを前記動物の腹部に適宜な心地よい圧をもって密着させることができる。なお、前記付勢力調整機構は、前記本体部が一対の紐状体である場合は、その紐状体の張力を調整して前記パッドの動物の腹部への付勢力を調整することができる。
【0010】
請求項4に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記一対の紐状体は少なくともコイル状のスプリングによって形成され、該スプリング自体が前記付勢力調整機構を構成した構成としているので、前記動物に装着した際には、前記動物の背中に掛けられる本体部の伸縮性によって、前記パッドを前記動物の腹部に適宜な心地よい圧をもって密着させることができる。これにより、前記パッドで尿を確実に吸い取ることができ、尿漏れを確実に防止することができる。さらに、前記パッド保持手段を動物に装着した際には、前記パッド保持手段の本体部がそのスプリング形状に起因して動物の背中の毛にからむので、パッド保持手段が動物の背中でずれたりすることを防止することができ、安定して動物の背中に装着することができる。また、前記パッド保持手段による前記パッドの保持が緩んだりしら際には、例えばスプリング状の紐状体の一部を輪にして捻ることによりこの輪が自ら維持固定されて張力調整機構を形成できる。これにより、スプリング状の紐状体を実質的に短くすることによってその張力を調整することができ、それにより紐状体の張力を回復させることができ、パッド3の付勢力を調整することができる。すなわち、このようなスプリング自体の有する張力調整機構により、前記紐状体が伸びたり緩んだりしても、前記パッドをずれたりすることなく、安定して前記動物の腹部に適宜な圧で装着することができ、またこのような状態を維持することもできる。また、前記パッド保持手段の本体部を、スプリング状の紐体で形成した場合は、スプリング形状部分が上術したように張力調整機構の役目をしつつ背中の毛にも絡むので、これにより紐状体のずれを防止することができるとともに、紐状体の張力を調整することができる。さらに、紐状体が伸縮性の紐であるか、あるいはコイル状のスプリングである場合は、紐状体が伸び縮みするので、紐状体をサイズフリーとすることができる。しかも、表面が凹凸の紐あるいはスプリング状の紐体の一部、例えば動物の背中に相当する頂上部分を捻ることにより、紐状体の長さ調整、紐状体が伸びて緩んだときの引張力の調整などを簡単に行うことができる。紐状体が伸び縮みしない場合は、例えば、後述するストッパのような付勢力調整機構を備えることにより、同様な効果を得ることができる。
請求項5に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記一対の紐状体は、表面が凹凸に形成されたものであり、該紐状体の一部を輪にして捻ることにより、すなわち、表面の凹凸の紐体の一部、例えば動物の背中に相当する頂上部分を捻ることにより、紐状体の長さ調整、紐状体が伸びて緩んだときの引張力の調整などを簡単に行うことができ、紐状体の凹凸によって前記付勢力調整機構を構成することができる。このような構成としているので、前記紐状体の表面の凹凸が上術したような張力調整機構の役目をし、該紐状体の張力を調整することができる。さらに、この紐状体の凹凸が背中の毛にも絡むので、これにより紐状体のずれを防止することができる。さらに、紐状体が伸縮性の紐である合は、紐状体が伸び縮みするので、紐状体をサイズフリーとすることができる。紐状体が伸び縮みしない場合は、例えば、後述するストッパのような付勢力調整機構を備えることにより、同様な効果を得ることができる。その他、請求項4の尿漏れ防止具の場合のような効果、例えば、前記パッドを前記動物の腹部に適宜な心地よい圧をもって密着させることができ、前記パッドで尿を確実に吸い取ることができ、尿漏れを確実に防止できる等の効果も得ることができることは勿論である。
請求項6に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記一対の紐状体は、該紐状体の長さを調節するストッパを備え、該ストッパによって前記付勢力調整機構を構成した構成としているので、前記ストッパの紐状体上での位置を変更することにより、紐状体の長さ調整、紐状体が伸びて緩んだときの引張力の調整などを簡単に行うことができ、紐状体をサイズフリーとすることができる。加えて、上術したような張力調整機構の役目をしつつ紐自体が背中の毛にも絡むので、これにより紐状体のずれを防止することができる。その他、請求項4の尿漏れ防止具の場合のような効果、例えば、前記パッドを前記動物の腹部に適宜な心地よい圧をもって密着させることができ、前記パッドで尿を確実に吸い取ることができ、尿漏れを確実に防止できる等の効果も得ることができることは勿論である。
請求項7に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記一対の紐状体は背中の毛にからむ素材により形成された構成としているので、前記パッド保持手段を動物に装着した際には、パッド保持手段の本体部が動物の背中の毛にからむので、パッド保持手段が動物の背中でずれたりすることを防止することができ、安定して動物の背中に装着することができ、パッドの取り付け取外しも容易である。
請求項8に記載の動物の尿漏れ防止具では、前記パッド接続部は、前記パッドの左右端を着脱自在に把持する把持手段である構成としているので、前記パッドの動物への装着・取外しを簡単に行うことができ、前記パッドの交換作業を簡単に迅速に行うことができる。把持手段として例えばクリップ等を使用することにより、前記したように、本願発明のパッドの交換を容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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