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公開番号
2024132005
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042623
出願日
2023-03-17
発明の名称
情報表示システム、作業車両、表示方法およびコンピュータプログラム
出願人
株式会社クボタ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60K
35/00 20240101AFI20240920BHJP(車両一般)
要約
【課題】メータパネルに表示される情報に基づいた操作を行い易くする。
【解決手段】作業車両用の情報表示システムは、ディスプレイ素子を有するメータパネルユニットと、メータパネルユニットを制御する制御装置とを備える。制御装置は、作業車両が備える所定の装置の設定状態を示す情報をディスプレイ素子に表示させ、ユーザが所定の装置の設定を変更するスイッチの操作を行った場合、所定の装置の設定が実際に変更されたか否かに関わらず、ユーザによるスイッチの操作量に応じた変更後の設定状態を示す情報をディスプレイ素子に表示させる。
【選択図】図20
特許請求の範囲
【請求項1】
作業車両用の情報表示システムであって、
ディスプレイ素子を有するメータパネルユニットと、
前記メータパネルユニットを制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記作業車両が備える所定の装置の設定状態を示す情報を前記ディスプレイ素子に表示させ、
ユーザが前記所定の装置の設定を変更するスイッチの操作を行った場合、前記所定の装置の設定が実際に変更されたか否かに関わらず、前記ユーザによる前記スイッチの操作量に応じた変更後の設定状態を示す情報を前記ディスプレイ素子に表示させる、情報表示システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記ユーザが前記スイッチの操作を行った場合、前記ユーザによる前記スイッチの操作量に応じた前記所定の装置の設定の変更の指令を出力する、請求項1に記載の情報表示システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記ユーザが前記スイッチの操作を行っている間、第1所定時間毎に前記指令を出力する、請求項2に記載の情報表示システム。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記所定の装置の実際の設定状態を示す設定状態情報を取得し、
前記ユーザによる前記スイッチの操作が行われなくなってから第2所定時間経過後に、前記設定状態情報が示す実際の設定状態の情報を前記ディスプレイ素子に表示させる、請求項1から3のいずれか1項に記載の情報表示システム。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記所定の装置の実際の設定状態を示す設定状態情報を取得し、
前記ユーザによる前記スイッチの操作が行われなくなってから第2所定時間経過後に、前記スイッチの操作量に応じた変更後の設定状態と前記設定状態情報が示す実際の設定状態とが一致するか判断し、
一致しないと判断した場合、一致しなかったことを表す表示を前記ディスプレイ素子に実行させる、請求項1から3のいずれか1項に記載の情報表示システム。
【請求項6】
前記制御装置は、前記一致しなかったことを表す表示を前記ディスプレイ素子に実行させた後、前記設定状態情報が示す実際の設定状態の情報を前記ディスプレイ素子に表示させる、請求項5に記載の情報表示システム。
【請求項7】
前記設定状態を示す情報は、前記所定の装置の設定値を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の情報表示システム。
【請求項8】
前記所定の装置は、前記作業車両の動力源と車輪との間の動力伝達経路に設けられた動力伝達装置であり、前記スイッチの操作量に応じて前記動力伝達装置の応答性を変更する、請求項1から3のいずれか1項に記載の情報表示システム。
【請求項9】
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報表示システムを備える、作業車両。
【請求項10】
前記作業車両はトラクタである、請求項9に記載の作業車両。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報表示システム、作業車両、表示方法およびコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
次世代農業として、ICT(Information and Communication Technology)およびIoT(Internet of Things)を活用したスマート農業の研究開発が進められている。圃場で使用されるトラクタなどの作業車両の自動化および無人化に向けた研究開発も進められている。例えば、精密な測位が可能なGNSS(Global Navigation Satellite System)などの測位システムを利用して自動操舵で走行する作業車両が実用化されてきた。
【0003】
トラクタなどの農業用作業車両の運転席の正面には、走行速度、エンジンの負荷状態、作業車両の各部の状態を表示して運転者(オペレータ)に通知するメータパネルユニットが設けられている。
【0004】
特許文献1は、一般的な乗用車用のメータユニットを記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-32209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
トラクタなどの農業機械に備え付けられるメータパネルには、走行または作業中の車両に関する種々の情報をオペレータに的確に通知することが求められる。また、このような農業機械は、屋外で様々な作業を実行するため、一般の乗用車に比べて、より多くの情報を表示する必要がある。農業機械がスマート農業に用いられる場合は、更に多くの情報を表示することが必要になる。しかし、メータパネルに表示される情報の量が増大するほど、視認性が低下し、運転者が必要な情報を取得することが難しくなる。
【0007】
また、このようなメータパネルに求められる要求の高まりは、農業機械だけでなく、建設現場での作業に用いられる建設機械についても同様である。以下、移動型の農業機械および建設機械を総称して「作業車両」と称することとする。
【0008】
作業車両のメータパネルに表示される情報に基づいて作業車両の操作を行い易くすることが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示は、以下の項目に記載の解決手段を提供する。
【0010】
[項目1]
作業車両用の情報表示システムであって、
ディスプレイ素子を有するメータパネルユニットと、
前記メータパネルユニットを制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記作業車両が備える所定の装置の設定状態を示す情報を前記ディスプレイ素子に表示させ、
ユーザが前記所定の装置の設定を変更するスイッチの操作を行った場合、前記所定の装置の設定が実際に変更されたか否かに関わらず、前記ユーザによる前記スイッチの操作量に応じた変更後の設定状態を示す情報を前記ディスプレイ素子に表示させる、情報表示システム。
(【0011】以降は省略されています)
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