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公開番号2024057483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164255
出願日2022-10-12
発明の名称変速装置およびエンジン
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人芳野国際特許事務所
主分類F16H 61/02 20060101AFI20240417BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】チャタリングの発生を抑えることができる変速装置およびエンジンを提供すること。
【解決手段】変速装置は、シフトレバーの位置を検出するシフトレバーセンサと、シフトレバーセンサから出力された電圧値がシフト位置範囲52にあるときにシフトレバーの位置をシフト位置範囲52に対応するシフト位置に確定するとともに、電圧値がシフト位置範囲52を含み、かつ、前記シフト位置範囲52よりも広いシフト位置外れ範囲56から外れたときにシフトレバーの位置をシフト位置範囲52に対応するシフト位置の隣に存在する中間位置範囲61、62に確定する制御を実行する制御部と、を備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
シフトレバーの操作に基づいたシフト位置を検出する変速装置であって、
前記シフトレバーの位置を検出するシフトレバーセンサと、
前記シフトレバーセンサから出力された電圧値がシフト位置範囲にあるときに前記シフトレバーの位置を前記シフト位置範囲に対応する前記シフト位置に確定するとともに、前記電圧値が前記シフト位置範囲を含み、かつ、前記シフト位置範囲よりも広いシフト位置外れ範囲から外れたときに前記シフトレバーの位置を前記シフト位置範囲に対応する前記シフト位置の隣に存在する中間位置範囲に確定する制御を実行する制御部と、
を備えたことを特徴とする変速装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記シフト位置外れ範囲は、前記シフト位置範囲と、前記シフト位置範囲から低電位側に外れた第1外れ範囲と、前記シフト位置範囲から高電位側に外れた第2外れ範囲と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の変速装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記制御により確定した確定シフト位置が制御サイクルにおける最新の前記電圧値に基づいて判定された最新シフト位置と異なる場合、前記確定シフト位置の更新判定の制御を実行し、前記電圧値が前記最新シフト位置に対応する前記電圧値を所定時間以上示すときに前記確定シフト位置を前記最新シフト位置に更新することを特徴とする請求項1に記載の変速装置。
【請求項4】
前記所定時間の経過確認の開始点は、前記制御サイクルにおける1サイクル前の最新シフト位置に相当する前回シフト位置が前記最新シフト位置と異なったタイミングであることを特徴とする請求項3に記載の変速装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の変速装置を備えたことを特徴とするエンジン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シフトレバーの操作に基づいたシフト位置を検出する変速装置およびエンジンに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、チェンジペダルの操作に連動するシフトドラムの回転によってギヤポジションを変更する変速装置が開示されている。特許文献1に記載された変速装置は、シフトドラムの回転位置を検出するポテンショメータと、ポテンショメータからの信号値が、所定範囲を有する判定帯域内に存在するか否かに基づいてギヤポジションを判定する判定部と、を備える。判定帯域は、各ギヤポジション毎に設定されている。そして、ギヤポジションの判定基準とされない不感帯域が、隣り合う判定帯域間に設定されている。
【0003】
しかし、不感帯域が隣り合う判定帯域間に設定されるだけでは、ギヤポジションの判定結果が短時間中に行き来する、いわゆるチャタリングを防止できない場合がある。例えば、車両の振動や、振動に伴ってポテンショメータから出力された信号に含まれるノイズにより、ポテンショメータから出力された信号値が判定帯域と不感帯域との間を行ったり来たりすることでチャタリングが生ずる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-32726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、チャタリングの発生を抑えることができる変速装置およびエンジンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様は、シフトレバーの操作に基づいたシフト位置を検出する変速装置であって、前記シフトレバーの位置を検出するシフトレバーセンサと、前記シフトレバーセンサから出力された電圧値がシフト位置範囲にあるときに前記シフトレバーの位置を前記シフト位置範囲に対応する前記シフト位置に確定するとともに、前記電圧値が前記シフト位置範囲を含み、かつ、前記シフト位置範囲よりも広いシフト位置外れ範囲から外れたときに前記シフトレバーの位置を前記シフト位置範囲に対応する前記シフト位置の隣に存在する中間位置範囲に確定する制御を実行する制御部と、を備えたことを特徴とする変速装置である。
【0007】
本発明の第1態様によれば、制御部は、シフトレバーセンサから出力された電圧値がシフト位置範囲から外れるとすぐにシフトレバーの位置を中間位置範囲に確定させるわけではなく、シフトレバーセンサから出力された電圧値がシフト位置範囲を含み、かつ、シフト位置範囲よりも広いシフト位置外れ範囲から外れたときにシフトレバーの位置を中間位置範囲に確定させる制御を実行する。中間位置範囲とは、シフト位置範囲に対応するシフト位置の隣に存在する範囲である。これによれば、変速装置が搭載されたエンジンや車両が振動したり、振動に伴ってシフトレバーセンサから出力された電圧値にノイズが含まれたりした場合であっても、制御部によって確定されたシフト位置が短時間中に行ったり来たりする、いわゆるチャタリングが生ずることを抑えることができる。
【0008】
本発明の第2態様は、本発明の第1態様において、前記シフト位置外れ範囲は、前記シフト位置範囲と、前記シフト位置範囲から低電位側に外れた第1外れ範囲と、前記シフト位置範囲から高電位側に外れた第2外れ範囲と、を含むことを特徴とする変速装置である。
【0009】
本発明の第2態様によれば、シフト位置範囲に対応するシフト位置と低電位側において隣接する中間位置範囲と、シフト位置範囲に対応するシフト位置と高電位側において隣接する中間位置範囲と、の両方においてチャタリングが生ずることを抑えることができる。
【0010】
本発明の第3態様は、本発明の第1態様または第2態様において、前記制御部は、前記制御により確定した確定シフト位置が制御サイクルにおける最新の前記電圧値に基づいて判定された最新シフト位置と異なる場合、前記確定シフト位置の更新判定の制御を実行し、前記電圧値が前記最新シフト位置に対応する前記電圧値を所定時間以上示すときに前記確定シフト位置を前記最新シフト位置に更新することを特徴とする変速装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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