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公開番号2024044932
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150766
出願日2022-09-21
発明の名称シリンダ装置
出願人カヤバ株式会社
代理人個人
主分類F16F 9/32 20060101AFI20240326BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】センサを備えていても設置対象への搭載性の向上が可能なシリンダ装置を提供する。
【解決手段】本発明のシリンダ装置Cは、筒状のアウターシェル2と、アウターシェル2内に軸方向へ移動可能に挿入されるロッド4とを有する伸縮ユニット1と、ロッド4の先端に設けられるブラケット17と、ロッド4のブラケット17よりもアウターシェル側に設けられて外周にロッド4を覆う筒状のダストブーツ20が装着される円盤状のブーツ保持部18と、ロッド4に対してロッド4の軸方向でブラケット17とブーツ保持部18との間であって、ロッド4の径方向で少なくとも一部がブーツ保持部18の外周よりも内側に配置されて取り付けられるセンサ30とを備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筒状のアウターシェルと、アウターシェル内に軸方向へ移動可能に挿入されるロッドとを有する伸縮ユニットと、
前記ロッドの先端に設けられるブラケットと、
前記ロッドの前記ブラケットよりもアウターシェル側に設けられて外周に前記ロッドを覆う筒状のダストブーツが装着される円盤状のブーツ保持部と、
前記ロッドに対して、前記ロッドの軸方向で前記ブラケットと前記ブーツ保持部との間であって、前記ロッドの径方向で少なくとも一部が前記ブーツ保持部の外周よりも内側に配置されて取り付けられるセンサとを備えた
ことを特徴とするシリンダ装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記ロッドに取り付けられて前記センサの信号線を保持し、前記ロッドから離間する方向へ突出するステーを備えた
ことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
【請求項3】
前記ブーツ保持部と前記ブラケットとを接続する接続軸を備え、
前記ブーツ保持部は、反アウターシェル側端に外周から径方向へ向けて前記接続軸まで形成される溝を有し、
前記接続軸は、側部に周方向で前記溝と連なる位置に設けられる切欠を有し、
前記溝と前記切欠によって前記センサの一部が埋め込まれる凹部が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、シリンダ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
シリンダ装置は、たとえば、アウターシェルとアウターシェル内に軸方向へ移動可能なロッドとを備えて設置対象に利用され、設置対象の振動を抑制したり、設置対象を駆動したりするものがある。たとえば、シリンダ装置が鉄道車両の車体と台車との間に介装されて車体および台車の振動を抑制する用途で使用される場合では、伸縮時に発生する減衰力或いは推力の制御に必要な車体或いは台車の振動状況を把握するため、ロッドに加速度センサを取り付ける場合がある。
【0003】
このようなシリンダ装置では、ロッドに取り付けられた加速度センサでロッドに連結された車体或いは台車の加速度を検知し、信号線を通じてシリンダ装置を制御するコントローラへ検知した加速度を入力する。コントローラは、加速度を取り込んで、シリンダ装置の減衰力或いは推力が車体および台車の振動の抑制に適切となるように制御する(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-188960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
シリンダ装置では、屋外で利用される場合、ロッドを保護するためにロッドの外周を覆うダストブーツが取り付けられることがある。ダストブーツを備えるシリンダ装置は、ダストブーツの取り付けを可能とするためにロッドの先端側に設けられた円盤状のブーツ保持部材を備えており、ダストブーツのロッド側端はブーツ保持部材の外周に緊縛されて定着される。
【0006】
そして、このようなにダストブーツを備えたシリンダ装置では、加速度センサがダストブーツの邪魔にならないようにブーツ保持部材の外周に設置されている。ところが、加速度センサがブーツ保持部材の外周に設置されると、加速度センサがシリンダ装置の径方向へ突出する関係で、鉄道車両の車体と台車との間といった狭小箇所にシリンダ装置を設置しなくてはならない場合、加速度センサが設置対象への取り付けの邪魔になったり設置対象の部品等と干渉したりする場合がある。
【0007】
そこで、本発明は、センサを備えていても設置対象への搭載性の向上が可能なシリンダ装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の本発明のシリンダ装置は、筒状のアウターシェルと、アウターシェル内に軸方向へ移動可能に挿入されるロッドとを有する伸縮ユニットと、ロッドの先端に設けられるブラケットと、ロッドのブラケットよりもアウターシェル側に設けられて外周にロッドを覆う筒状のダストブーツが装着される円盤状のブーツ保持部と、ロッドに対してロッドの軸方向でブラケットとブーツ保持部との間であって、ロッドの径方向で少なくとも一部がブーツ保持部の外周よりも内側に配置されて取り付けられるセンサとを備えている。
【0009】
このように構成されたシリンダ装置によれば、センサのブーツ保持部の外周から径方向へ突出する突出量が小さくなるので、設置対象におけるシリンダ装置の設置箇所が狭小であってもセンサがシリンダ装置の設置の際に邪魔にならず、設置対象の部品等との干渉も防止できる。
【0010】
また、シリンダ装置では、ロッドに取り付けられてセンサの信号線を保持し、ロッドから離間する方向へ突出するステーを備えていてもよい。このように構成されたシリンダ装置では、センサの信号線がロッドから離間する方向へ突出するステーによってロッドから離間した位置で保持される。これにより、信号線の噛み込みが防止されるので、センサの信号線の劣化が防止される。
(【0011】以降は省略されています)

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