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公開番号2024033069
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022136452
出願日2022-08-30
発明の名称成形加飾用積層体
出願人artience株式会社
代理人
主分類B32B 27/18 20060101AFI20240306BHJP(積層体)
要約【課題】本発明は、加飾成形用途において、耐候性及び加工性に優れる積層体を提供することを課題とする。
【解決手段】
基材上に、表面保護層を有する成形加飾用積層体であって、前記表面保護層が、少なくとも第1表面保護層と第2表面保護層とを基材側からこの順に有し、前記第1表面保護層が、バインダー樹脂(A1)、ポリイソシアネート(B1)、及び、紫外線吸収剤(C1)を含む樹脂組成物からなり、前記第2表面保護層が、バインダー樹脂(A2)、ポリイソシアネート(B2)、及び、紫外線吸収剤(C2)を含む樹脂組成物からなり、前記バインダー樹脂(A2)が、シリコーン系アクリル樹脂(a2)を、バインダー樹脂(A2)の全質量中50質量%以上含有し、前記バインダー樹脂(A2)のガラス転移温度が50℃以上であり、前記バインダー樹脂(A1)のガラス転移温度が、バインダー樹脂(A2)のガラス転移温度よりも低い、成形加飾用積層体。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
基材上に、表面保護層を有する成形加飾用積層体であって、
前記表面保護層が、少なくとも第1表面保護層と第2表面保護層とを基材側からこの順に有し、
前記第1表面保護層が、バインダー樹脂(A1)、ポリイソシアネート(B1)、及び、紫外線吸収剤(C1)を含む樹脂組成物からなり、
前記第2表面保護層が、バインダー樹脂(A2)、ポリイソシアネート(B2)、及び、紫外線吸収剤(C2)を含む樹脂組成物からなり、
前記バインダー樹脂(A2)が、シリコーン系アクリル樹脂(a2)を、バインダー樹脂(A2)の全質量中50質量%以上含有し、
前記バインダー樹脂(A2)のガラス転移温度が50℃以上であり、
前記バインダー樹脂(A1)のガラス転移温度が、バインダー樹脂(A2)のガラス転移温度よりも低い、成形加飾用積層体。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
表面保護層の膜厚が、3~20μmである、請求項1に記載の成形加飾用積層体。
【請求項3】
第2表面保護層中のバインダー樹脂(A2)のガラス転移温度が、160℃以下である、請求項1又は2に記載の成形加飾用積層体。
【請求項4】
第2表面保護層中のシリコーン系アクリル樹脂(a2)の重量平均分子量が、50,000~200,000である、請求項1又は2に記載の成形加飾用積層体。
【請求項5】
第2表面保護層中のバインダー樹脂(A2)が有するOH基と、第2表面保護層中のポリイソシアネート(B2)が有するNCO基との当量比率が、NCO/OH =1.0~3.0である、請求項1又は2に記載の成形加飾用積層体。
【請求項6】
ポリイソシアネート(A1)、及び/又は、ポリイソシアネート(A2)が、脂肪族系ポリイソシアネートである、請求項1又は2に記載の成形加飾用積層体。
【請求項7】
紫外線吸収剤(B1)、及び/又は、紫外線吸収剤(B2)が、ヒドロキシフェニルトリアジン系の紫外線吸収剤を含む、請求項1又は2に記載の成形加飾用積層体。
【請求項8】
請求項1又は2記載の成形加飾用積層体を具備する、建材用シート。
【請求項9】
請求項1又は2記載の成形加飾用積層体を具備する、自動車内外装用シート又はフィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、成形加飾用積層体に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築物や自動車等車両の内外装部材等の最外装には、様々な外部因子からの保護を目的として表面保護層が設けられている。
【0003】
近年、建築物に使用される化粧シートは、内装用途だけでなく、屋外での使用が拡大しており、化粧シートの耐候性向上が求められている。さらに、化粧シートは二次加工を行うことから、柔軟性が必要であり、化粧シートを構成する表面保護層の耐候性及び加工性の両立が課題となっている。
【0004】
特許文献1には、耐候性を維持するとともに耐久性の低下を抑制することを目的とした化粧シートが報告されている。しかし、耐候性に改善の余地があった。
【0005】
また、特許文献2には、耐候性を向上させつつ、化粧シートを構成する層間での剥離や浮きの発生を提言する化粧シートが報告されている。しかし、柔軟性が十分ではなく、加工性に改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-59098号公報
特開2021-3835号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、加飾成形用途において、耐候性及び加工性に優れる積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは上記課題を鑑みて、鋭意検討を行った結果、以下に記載の成形加飾用積層体を用いることで当該課題を解決できることを見出し、本発明を成すに至った。
【0009】
すなわち本発明は、基材上に、表面保護層を有する成形加飾用積層体であって、
前記表面保護層が、少なくとも第1表面保護層と第2表面保護層とを基材側からこの順に有し、
前記第1表面保護層が、バインダー樹脂(A1)、ポリイソシアネート(B1)、及び、紫外線吸収剤(C1)を含む樹脂組成物からなり、
前記第2表面保護層が、バインダー樹脂(A2)、ポリイソシアネート(B2)、及び、紫外線吸収剤(C2)を含む樹脂組成物からなり、
前記バインダー樹脂(A2)が、シリコーン系アクリル樹脂(a2)を、バインダー樹脂(A2)の全質量中50質量%以上含有し、
前記バインダー樹脂(A2)のガラス転移温度が50℃以上であり、
前記バインダー樹脂(A1)のガラス転移温度が、バインダー樹脂(A2)のガラス転移温度よりも低い、成形加飾用積層体に関する。
【0010】
また本発明は、表面保護層の膜厚が、3~20μmである、上記の成形加飾用積層体に関する。
(【0011】以降は省略されています)

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