TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024006460
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022107333
出願日2022-07-01
発明の名称導電性フィルム
出願人グンゼ株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 27/18 20060101AFI20240110BHJP(積層体)
要約【課題】導電性フィラーを含む導電性フィルムであって、引張破断伸度及び引裂強さの両方の観点で十分な特性を有する導電性フィルムを提供する。
【解決手段】導電性フィルムは、第1層と、第2層と、中間層とを備える。中間層は、第1層と第2層との間に形成されている。第1層及び第2層の各々は、第1樹脂と導電性フィラーとを含む。中間層は、第2樹脂と導電性フィラーとを含む。中間層の引張破断伸度を第1層の引張破断伸度で除した結果は1よりも大きい。中間層の引張破断伸度を第2層の引張破断伸度で除した結果は1よりも大きい。導電性フィルムの厚みに対する中間層の厚みの比率は、0.2よりも大きく、0.7よりも小さい。導電性フィルムの体積抵抗率は40Ω・cm以下である。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
導電性フィルムであって、
第1層と、
第2層と、
前記第1層と前記第2層との間に形成された中間層とを備え、
前記第1層及び前記第2層の各々は、第1樹脂と導電性フィラーとを含み、
前記中間層は、第2樹脂と前記導電性フィラーとを含み、
前記中間層の引張破断伸度を前記第1層の引張破断伸度で除した結果は1よりも大きく、
前記中間層の引張破断伸度を前記第2層の引張破断伸度で除した結果は1よりも大きく、
前記導電性フィルムの厚みに対する前記中間層の厚みの比率は、0.2よりも大きく、0.7よりも小さく、
前記導電性フィルムの体積抵抗率は40Ω・cm以下である、導電性フィルム。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記導電性フィラーは、導電性炭素フィラーを含む、請求項1に記載の導電性フィルム。
【請求項3】
前記第1樹脂及び前記第2樹脂は、オレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂又はそれらのエラストマーから選ばれる少なくとも1つを含む、請求項1又は請求項2に記載の導電性フィルム。
【請求項4】
前記第2樹脂は、LDPE(Low Density Polyethylene)、LLDPE(Linear Low Density Polyethylene)又はエラストマーである、請求項1又は請求項2に記載の導電性フィルム。
【請求項5】
前記中間層における導電性フィラーの濃度は、前記第1層及び前記第2層の各々における導電性フィラーの濃度よりも低い、請求項1又は請求項2に記載の導電性フィルム。
【請求項6】
前記中間層において、前記中間層を構成する組成物全体に占める前記第2樹脂の含有量の割合は、5wt%以上である、請求項1又は請求項2に記載の導電性フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、導電性フィルムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特開2019-179732号公報(特許文献1)は、導電性フィルムを開示する。この導電性フィルムは、結晶性オレフィン系樹脂と、熱可塑性エラストマーと、導電性フィラーとを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-179732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示されるような導電性フィルムにおいて、導電性フィラーの添加量が増加すると、導電性は高まる。しかしながら、導電性フィラーの添加量が増加すると、導電性フィルムが脆くなる。例えば、導電性フィルムの引張破断伸度及び引裂強さの少なくとも一方が低下する。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、導電性フィラーを含む導電性フィルムであって、引張破断伸度及び引裂強さの両方の観点で十分な特性を有する導電性フィルムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に従う導電性フィルムは、第1層と、第2層と、中間層とを備える。中間層は、第1層と第2層との間に形成されている。第1層及び第2層の各々は、第1樹脂と導電性フィラーとを含む。中間層は、第2樹脂と導電性フィラーとを含む。中間層の引張破断伸度を第1層の引張破断伸度で除した結果は1よりも大きい。中間層の引張破断伸度を第2層の引張破断伸度で除した結果は1よりも大きい。導電性フィルムの厚みに対する中間層の厚みの比率は、0.2よりも大きく、0.7よりも小さい。導電性フィルムの体積抵抗率は40Ω・cm以下である。
【0007】
この導電性フィルムにおいては、中間層の引張破断伸度を第1層の引張破断伸度で除した結果が1よりも大きく、中間層の引張破断伸度を第2層の引張破断伸度で除した結果が1よりも大きいため、中間層によって十分な引張破断伸度が確保されており、第1層及び第2層によって十分な引裂強さが確保されている。特に、導電性フィルム全体の厚みに対する中間層の厚みの比率が、0.2よりも大きく、0.7よりも小さいため、導電性フィルムにおいては、引張破断伸度及び引裂強さの両方の観点で、十分な特性が確保されている。また、導電性フィルムの体積抵抗率が40Ω・cm以下であるため、十分な導電性が確保されている。すなわち、この導電性フィルムによれば、十分な導電性を確保しつつ、引張破断伸度及び引裂き強さの両方を確保することができる。
【0008】
上記導電性フィルムにおいて、導電性フィラーは、導電性炭素フィラーを含んでいてもよい。
【0009】
上記導電性フィルムにおいて、第1樹脂及び第2樹脂は、オレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂又はそれらのエラストマーから選ばれる少なくとも1つを含む、請求項1又は請求項2に記載の導電性フィルム。
【0010】
上記導電性フィルムにおいて、第2樹脂は、LDPE(Low Density Polyethylene)、LLDPE(Linear Low Density Polyethylene)又はエラストマーであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

グンゼ株式会社
帯電防止フィルム
3日前
グンゼ株式会社
帯電防止フィルム
3日前
グンゼ株式会社
熱収縮性筒状ラベル及びラベル付き容器
16日前
東レ株式会社
積層体
7か月前
東ソー株式会社
積層体
6か月前
ユニチカ株式会社
シート
7か月前
東レ株式会社
積層不織布
6か月前
東レ株式会社
積層フィルム
23日前
東レ株式会社
積層フィルム
6か月前
東レ株式会社
積層フィルム
4か月前
個人
生地
1か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
1か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
2か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
2か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
18日前
セーレン株式会社
導電性編物
11日前
東ソー株式会社
多層フィルム
3か月前
東ソー株式会社
易開封性積層体
6か月前
東ソー株式会社
易開封性積層体
6か月前
平岡織染株式会社
複合体シート
6か月前
東レ株式会社
多層積層フィルム
6か月前
三菱製紙株式会社
離型フィルム
6か月前
株式会社 スワコー
光学フィルム
5日前
三菱製紙株式会社
セロハン積層体
8か月前
三菱製紙株式会社
シートパレット
7か月前
理研ビタミン株式会社
積層フィルム
5か月前
三菱ケミカル株式会社
硬化性重合体
6か月前
東洋紡株式会社
包装用積層フィルム
17日前
ダイハツ工業株式会社
表皮材
6か月前
星和電機株式会社
遮熱シート
8か月前
株式会社精工技研
撥水面構造
7か月前
東レ株式会社
繊維強化樹脂接合構造体
6か月前
帝人株式会社
積層体の製造方法
3か月前
凸版印刷株式会社
積層体及び包装材料
7か月前
日本バイリーン株式会社
通気性シート
6か月前
凸版印刷株式会社
化粧板
6か月前
続きを見る