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公開番号2023161170
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-07
出願番号2022071353
出願日2022-04-25
発明の名称衝撃吸収材料
出願人山本産業株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 27/00 20060101AFI20231030BHJP(積層体)
要約【課題】優れた衝撃音低減性を有する衝撃吸収材料を提供する。
【解決手段】衝撃吸収材料100は、表面層1と、表面層1の下に設けられた緩衝材層4と、緩衝材層4の下に設けられた高分子樹脂層5と、高分子樹脂層5の下に設けられた緩衝材層6とを備える。緩衝材層4および緩衝材層6の各々は、互いに交絡した複数の有機繊維、およびウレタンのうち少なくともいずれか一方を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表面層と、
前記表面層の下に設けられた上部緩衝材層と、
前記上部緩衝材層の下に設けられた下部高分子樹脂層と、
前記下部高分子樹脂層の下に設けられた下部緩衝材層とを備え、
前記上部緩衝材層および下部緩衝材層の各々は、互いに交絡した複数の有機繊維、およびウレタンのうち少なくともいずれか一方を含む、衝撃吸収材料。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記表面層の下に設けられた上部高分子樹脂層と、
前記上部高分子樹脂層の下であって前記上部緩衝材層の上に設けられた補強材層とをさらに備えた、請求項1に記載の衝撃吸収材料。
【請求項3】
前記上部緩衝材層および下部緩衝材層の各々は、
互いに交絡した複数の有機繊維と、
前記複数の有機繊維同士の間を融着する融着材とを含む、請求項1に記載の衝撃吸収材料。
【請求項4】
前記上部緩衝材層は、0.081g/cm
3
以上0.100g/cm
3
以下の密度を有し、6.5mm以上の厚さを有する、請求項3に記載の衝撃吸収材料。
【請求項5】
前記下部緩衝材層の下面に融着された樹脂よりなる滑り止め層をさらに備えた、請求項3に記載の衝撃吸収材料。
【請求項6】
平面的に見た場合に、前記滑り止め層の少なくとも一部は、前記下部緩衝材層の下面にドット状に設けられる、請求項5に記載の衝撃吸収材料。
【請求項7】
前記上部緩衝材層の厚さは、前記下部緩衝材層の厚さよりも大きい、請求項1に記載の衝撃吸収材料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衝撃吸収材料に関する。より特定的には、本発明は、繊維質材料よりなる表面層を備えた衝撃吸収材料に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
集合住宅の普及により、隣接する部屋へ伝わる衝撃や衝撃音を抑止しうる衝撃吸収材料へのニーズが高まっている。従来の衝撃吸収材料として、たとえば下記特許文献1には、優れた遮音性を有する繊維床タイルが開示されている。下記特許文献1の繊維床タイルは、繊維質材料により構成された繊維表面層と、高分子樹脂裏打ち層と、無機質または有機質繊維からなる織布または不織布からなる補強材裏打ち層と、融着繊維含有繊維質裏打ち層と、高分子樹脂裏打ち層とが順次積層されたものである。融着繊維含有繊維質裏打ち層は、3mm以上の厚みおよび0.05g/cm
3
~0.08g/cm
3
の密度を有する繊維質不織布であって、融着性繊維によって各繊維同士が融着補強された層である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2976866号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の繊維床タイルには、衝撃音低減性が低いという問題があった。すなわち、特許文献1の繊維床タイルの衝撃音低減性を高める方法としては、衝撃を吸収する層である融着繊維含有繊維質裏打ち層を厚くする方法が考えられる。しかし、融着繊維含有繊維質裏打ち層が厚くなると、融着繊維含有繊維質裏打ち層の剥離強度が低下する。このため、融着繊維含有繊維質裏打ち層に荷重が加わると、融着繊維含有繊維質裏打ち層が破損やすくなっていた。
【0005】
加えて、融着繊維含有繊維質裏打ち層が厚くなると、融着繊維含有繊維質裏打ち層の弾力性が低下する。このため、融着繊維含有繊維質裏打ち層に荷重が加わると、繊維床タイルがぐらつき、繊維床タイルの安定性が損なわれていた。
【0006】
これらの理由から、融着繊維含有繊維質裏打ち層を厚くすることはできず、特許文献1の繊維床タイルの衝撃音低減性を高めることはできなかった。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、優れた衝撃音低減性を有する衝撃吸収材料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一の局面に従う衝撃吸収材料は、表面層と、表面層の下に設けられた上部緩衝材層と、上部緩衝材層の下に設けられた下部高分子樹脂層と、下部高分子樹脂層の下に設けられた下部緩衝材層とを備え、上部緩衝材層および下部緩衝材層の各々は、互いに交絡した複数の有機繊維、およびウレタンのうち少なくともいずれか一方を含む。
【0009】
上記衝撃吸収材料において好ましくは、表面層の下に設けられた上部高分子樹脂層と、上部高分子樹脂層の下であって上部緩衝材層の上に設けられた補強材層とをさらに備える。
【0010】
上記衝撃吸収材料において好ましくは、上部緩衝材層および下部緩衝材層の各々は、互いに交絡した複数の有機繊維と、複数の有機繊維同士の間を融着する融着材とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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