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公開番号2023137849
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-29
出願番号2022044251
出願日2022-03-18
発明の名称積層体
出願人日東電工株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 5/18 20060101AFI20230922BHJP(積層体)
要約【課題】製造プロセスに起因して金属元素を含む残留物が生じても、誘電特性の観点から有利な積層体を提供する。
【解決手段】積層体1aは、誘電性多孔質層10と、導電層20とを備える。誘電性多孔質層10は有機ポリマーを含んでいる。導電層20は、誘電性多孔質層10の厚み方向において誘電性多孔質層10と並んでいる。誘電性多孔質層10における金属元素の含有量は、原子数基準で、0.0001%~1.0%の範囲にある。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
有機ポリマーを含む誘電性多孔質層と、
前記誘電性多孔質層の一方の主面に沿って配置されている導電層と、を備え、
前記誘電性多孔質層における金属元素の含有量は、原子数基準で、0.0001%~1.0%の範囲にある、
積層体。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記誘電性多孔質層は、15μm以下の平均孔径を有する、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記有機ポリマーは、液晶ポリマーである、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項4】
前記誘電性多孔質層は、10GHzにおいて2.2以下の比誘電率を有する、請求項1~3のいずれか項に記載の積層体。
【請求項5】
前記導電層は、第一導電層と、第二導電層とを含み、
前記誘電性多孔質層は、前記誘電性多孔質層の厚み方向において前記第一導電層と前記第二導電層との間に配置されている、
請求項1~4のいずれか1項に記載の積層体。
【請求項6】
前記第一導電層と前記第二導電層とを電気的に接続する導電部をさらに備えた、請求項5に記載の積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、多孔質のポリマーフィルムの少なくとも一方の面に導電層を設けた積層体が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ミリ波アンテナ用のシートとして有用な多孔質の低誘電性ポリマーフィルムが記載されており、この低誘電性ポリマーフィルムと導電層とを含む積層体が記載されている。低誘電性ポリマーフィルムにおいて、ポリマー材料からなるフィルムに微細な空孔が分散形成されている。低誘電性ポリマーフィルムは、所定の平均孔径の空孔を有し、所定の空孔率を有している。低誘電性ポリマーフィルムにおける多孔質の構造は独泡構造である。多孔質の低誘電性ポリマーフィルムは、ポリオキシエチレンジメチルエーテル等の多孔化剤をポリイミド前駆体中で不溶化させて、超臨界二酸化炭素を用いて多孔化剤を抽出した後にポリイミド前駆体をポリイミドに変換(イミド化)することによって作製されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-123851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術では、超臨界二酸化炭素を用いた多孔化剤の抽出を伴う多孔化がなされており、多孔化剤は金属元素を含んでいない。特許文献1では、多孔質の低誘電性ポリマーフィルムの製造において金属元素を含む残留物が生じることは想定されていない。
【0006】
そこで、本発明は、製造プロセスに起因して金属元素を含む残留物が生じても、誘電特性の観点から有利な積層体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
有機ポリマーを含む誘電性多孔質層と、
前記誘電性多孔質層の一方の主面に沿って配置されている金属層と、を備え、
前記誘電性多孔質層における金属元素の含有量は、原子数基準で、0.0001%~1.0%の範囲にある、
積層体を提供する。
【発明の効果】
【0008】
上記の積層体は、製造プロセスに起因して金属元素を含む残留物が生じても、誘電特性の観点から有利である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明に係る積層体の一例を示す断面図である。
図2Aは、本発明に係る積層体の別の一例を示す断面図である。
図2Bは、本発明に係る積層体のさらに別の一例を示す断面図である。
図2Cは、本発明に係る積層体のさらに別の一例を示す断面図である。
図3は、実施例に係る多孔質体の断面の走査型電子顕微鏡(SEM)写真である。
図4は、比較例に係る多孔質体の断面のSEM写真である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、下記の説明は、本発明を例示的に説明するものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるわけではない。
(【0011】以降は省略されています)

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