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公開番号2024035228
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2023142263
出願日2023-09-01
発明の名称断熱シート及び曲げ加工品
出願人株式会社KY7
代理人
主分類B32B 29/02 20060101AFI20240306BHJP(積層体)
要約【課題】紙系素材を少なくとも一部に用いて断熱性能に優れた断熱シートを提供する。
【解決手段】断熱シート1が、繊維を有する紙系素材から形成され、一方面側に複数の凸部9を有する第1のシート3と、前記第1のシートの前記凸部に向かい合う第2のシート4と、を備え、少なくとも一部の前記凸部は、基端部9Bを有し、且つ、前記紙系素材を構成する前記繊維の密度として定められる繊維密度が前記基端部における前記繊維密度よりも小さい低密度部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
繊維を有する紙系素材から形成され、一方面側に複数の凸部を有する第1のシートと、
前記第1のシートの前記凸部に向かい合う第2のシートと、を備え、
少なくとも一部の前記凸部は、基端部を有し、且つ、前記紙系素材を構成する前記繊維の密度として定められる繊維密度が前記基端部における前記繊維密度よりも小さい低密度部を有する、
断熱シート。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記凸部は、先端部を有し、
前記低密度部は、前記先端部と前記基端部との間に形成されている、
請求項1に記載の断熱シート。
【請求項3】
前記凸部は、先端部を有し、
前記先端部は、前記紙系素材を構成する複数の前記繊維が横断する、
請求項1に記載の断熱シート。
【請求項4】
前記第1のシートは、前記凸部とは逆面側に突出した複数の外向き凸部を有する、
請求項1に記載の断熱シート。
【請求項5】
少なくとも一部の前記外向き凸部は、前記低密度部を有する、
請求項4に記載の断熱シート。
【請求項6】
さらに前記第1のシートに向かい合う第3のシートを有し、
前記第1のシートが前記第3のシートと前記第2のシートに挟まれている、
請求項1に記載の断熱シート。
【請求項7】
前記凸部は、スリット部を有する、
請求項1に記載の断熱シート。
【請求項8】
前記スリット部が、前記低密度部に繋がっている、
請求項7に記載の断熱シート。
【請求項9】
前記凸部は、開口部を有する、
請求項1に記載の断熱シート。
【請求項10】
前記第1のシートは、一方面側に、複数の前記凸部としての第1の凸部と、少なくとも2つの前記第1の凸部を含む領域に形成された第2の凸部とを有する、
請求項1に記載の断熱シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、断熱シート及び曲げ加工品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
断熱シートは、容器などの包装用部材等をはじめ様々な曲げ加工品等の用途で用いられている。断熱シートは、利用分野の拡大に伴い、より断熱性能を向上させることが要請されている。
【0003】
断熱シートの材質としては、プラスチック素材や紙系素材等様々なものが存在しているが、廃棄後における環境に対する影響に鑑み、紙系素材が少なくとも一部に用いられることが望まれている。
【0004】
したがって、断熱シートには、紙系素材を少なくとも一部に用いて断熱性能を向上させることが要請されている。
【0005】
特許文献1には紙製断熱シートを用いた容器が提案されている。特許文献1に提案された容器では、紙製断熱シートの内面側に多数のドット状凸部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-238740号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に開示された容器に用いられる紙製断熱シートでは、断熱性能をより向上させる点で改良の余地がある。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、紙系素材を少なくとも一部に用いて断熱性能に優れた断熱シート及び曲げ加工品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、次の(1)から(12)にかかる発明を要旨とする。
(1)繊維を有する紙系素材から形成され、一方面側に複数の凸部を有する第1のシートと、
前記第1のシートの前記凸部に向かい合う第2のシートと、を備え、
少なくとも一部の前記凸部は、基端部を有し、且つ、前記紙系素材を構成する前記繊維の密度として定められる繊維密度が前記基端部における前記繊維密度よりも小さい低密度部を有する、
断熱シート。
(2)前記凸部は、先端部を有し、
前記低密度部は、前記先端部と前記基端部との間に形成されている、
上記(1)に記載の断熱シート。
(3)前記凸部は、先端部を有し、
前記先端部は、前記紙系素材を構成する複数の前記繊維が横断する、
上記(1)に記載の断熱シート。
(4)前記第1のシートは、前記凸部とは逆面側に突出した複数の外向き凸部を有する、
上記(1)に記載の断熱シート。
(5)少なくとも一部の前記外向き凸部は、前記低密度部を有する、
上記(4)に記載の断熱シート。
(6)さらに前記第1のシートに向かい合う第3のシートを有し、
前記第1のシートが前記第3のシートと前記第2のシートに挟まれている、
上記(1)に記載の断熱シート。
(7)前記凸部は、スリット部を有する、
上記(1)に記載の断熱シート。
(8)前記スリット部が、前記低密度部に繋がっている、
上記(7)に記載の断熱シート。
(9)前記凸部は、開口部を有する、
上記(1)に記載の断熱シート。
(10)前記第1のシートは、一方面側に、複数の前記凸部としての第1の凸部と、少なくとも2つの前記第1の凸部を含む領域に形成された第2の凸部とを有する、
上記(1)に記載の断熱シート。
(11)前記低密度部の少なくとも一部に接着剤が付着している、
上記(1)に記載の断熱シート。
請求項1に記載の断熱シート。
(12)前記凸部として、高凸部と、前記高凸部の高さよりも高さの低い低凸部を有する、
上記(1)に記載の断熱シート。
(13)上記(1)から(11)のいずれか1つに記載の前記断熱シートを用いた、
曲げ加工品。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、紙系素材を少なくとも一部に用いて断熱性に優れた断熱シートを得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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