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公開番号
2024032681
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-03-12
出願番号
2023137036
出願日
2023-08-25
発明の名称
車両、及びそのバッテリ・エネルギー・ステーションのバッテリ状態に基づく充電管理方法
出願人
光陽工業股分有限公司
代理人
弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20240305BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】車両の充電ステーションにおいて、電力網を正常に運用し続けるのと同時に、ユーザの需要を満たす充電管理方法を提供する。
【解決手段】複数のバッテリの格納と充電用の電子装置によって実行される車両及びそのバッテリ・エネルギー・ステーションのバッテリ状態に基づく充電管理方法であって、最初に、第1期間内の第1充電効率に従って、バッテリを充電する。第1期間中の第1充電効率は、固定される。次に、少なくとも1台の車両のバッテリ状態をこの車両から受信する。バッテリ・エネルギー・ステーションの処理ユニットは、バッテリ状態に従って、第1期間内に所定条件が満たされたかどうかを判定し、第1期間内に所定条件が満たされた場合、第1充電効率を調整し、調整後の第1充電効率でバッテリを充電する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のバッテリの格納と充電用の電子装置によって実行される、車両のバッテリ状態に基づく充電管理方法であって、
前記充電管理方法は、
第1期間内の第1充電効率に従って、前記バッテリを充電するステップであって、前記第1期間中、前記第1充電効率は固定されるステップと、
少なくとも1台の車両のバッテリ状態を前記車両から受信するステップと、
前記バッテリ状態に従って、前記第1期間中に所定条件が満たされたかどうかを判定するステップと、
前記第1期間中に前記所定条件が満たされた場合、前記第1充電効率を調整し、前記調整後の第1充電効率に従って、前記バッテリを充電するステップと、を含むことを特徴とする、
充電管理方法。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記バッテリ状態に従って、前記第1期間中に所定条件が満たされたかどうかを判定する前記ステップは、
前記少なくとも1台の車両のバッテリ電力レベルが閾値より低いかどうかを判定するステップと、
前記バッテリ電力レベルが前記閾値より低い場合、前記第1期間中に前記所定条件が満たされていることを確認するステップと、を含む、請求項1に記載の充電管理方法。
【請求項3】
前記バッテリ状態に従って、前記第1期間中に所定条件が満たされたかどうかを判定する前記ステップは、
ある期間にわたり、前記少なくとも1台の車両の前記バッテリ状態を前記車両から受信するステップと、
前記期間中、前記少なくとも1台の車両の前記バッテリ電力レベルが低下し続け、前記閾値を下回ったかどうかを判定するステップと、
前記期間中、前記少なくとも1台の車両の前記バッテリ電力レベルが低下し続け、前記閾値を下回った場合、前記第1期間中に前記所定条件が満たされていることを確認するステップと、を更に含む、請求項2に記載の充電管理方法。
【請求項4】
ある期間にわたり、前記少なくとも1台の車両の車両位置を前記車両から受信するステップと、前記車両位置に基づいて、前記少なくとも1台の車両が前記期間中に移動したかどうかを判定するステップと、前記少なくとも1台の車両が前記期間中に移動した場合、前記バッテリ状態に従って、前記第1期間内に前記所定条件が満たされたかどうかを判定するステップとを更に含む、請求項1に記載の充電管理方法。
【請求項5】
クラウドサーバが、ネットワークを通じて、少なくとも1台の車両の前記バッテリ状態と前記車両位置を受信するステップと、前記少なくとも1台の車両の前記車両位置に従って、前記第1期間中に前記所定条件を満たす前記電子装置を指定するステップであって、前記第1充電効率を調整するステップとを更に含み、前記電子装置は、前記車両位置の所定範囲内に位置している、請求項4に記載の充電管理方法。
【請求項6】
前記電子装置は、無線ネットワークを通じて、前記少なくとも1台の車両の前記バッテリ状態を前記車両から受信し、前記少なくとも1台の車両の前記車両位置は、前記電子装置の所定範囲内にある、請求項1に記載の充電管理方法。
【請求項7】
前記第1期間中に前記所定条件が満たされたかどうかを再度判定し、前記所定条件が満たされない場合、前記第1充電効率に従って、前記バッテリを再充電するステップも更に含む、請求項1に記載の充電管理方法。
【請求項8】
第2期間中、第2充電効率で前記バッテリを充電するステップであって、前記第1充電効率は前記第2充電効率と異なるステップも更に含み、前記第1期間中に前記所定条件が満たされると、調整後の前記第1充電効率は前記第2充電効率と等しくなる、請求項1に記載の充電管理方法。
【請求項9】
前記第1期間はオフピーク期間であり、前記第2期間はピーク期間であり、前記第2充電効率は前記第1充電効率よりも高い、請求項8に記載の充電管理方法。
【請求項10】
バッテリ・エネルギー・ステーションであって、複数のバッテリを含む、バッテリ・ストレージ・システムと、エネルギーモジュールと、前記バッテリ・ストレージ・システム及び前記エネルギーモジュールに結合する処理ユニットとを含み、前記エネルギーモジュールを使用して、第1期間中、第1充電効率に従って前記バッテリを充電し、前記第1期間中、前記第1充電効率は固定され、前記処理ユニットは、少なくとも1台の車両のバッテリ状態を前記車両から受信し、前記バッテリ状態に従って、前記第1期間内の所定条件が満たされているかどうかを判定し、前記第1期間内に前記所定条件が満たされた場合、前記処理ユニットが、前記第1充電効率を調整し、前記エネルギーモジュールを使用して、前記調整後の第1充電効率に従って、前記バッテリを充電する、バッテリ・エネルギー・ステーション。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリ・エネルギー・ステーション、及び充電管理方法に関し、詳しくは、車両、並びに車両のバッテリ状態を収集し、車両のバッテリ状態に基づいて、充電効率を柔軟に調整してバッテリを充電する、車両のバッテリ・エネルギー・ステーションのバッテリ状態に基づく充電管理方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境保護への意識が高まり、電気自動車技術が進歩する中、化石燃料を動力源とする従来の自動車に代わる、電気を動力源とする電気自動車の開発が、自動車分野で徐々に重要な目標となっており、これにより、電気自動車の人気はますます高まっている。電気自動車の走行距離を伸ばして、電気自動車の利用意欲を高めるため、多くの国、又は都市では、充電ステーション、及びバッテリ・エネルギー・ステーションを公共の場所に設置し、電気自動車、及び/又は電動オートバイ向けに充電、又はバッテリ交換を提供することで、電気自動車をもっと便利に利用しやすくする構想を立て始めている。
【0003】
電気自動車の普及に伴って、電力需要も増加することとなる。既存の発電所、及び電力網の刷新には、莫大な費用と時間がかかるため、産業、家庭、公共等、電力を消費する様々な分野を絶え間なく充足させるというニーズは、既存の電力網に甚大な負担をかけ、ひいては、停電のリスクを高めることになる。電力網の危機を受けて、発電所、並びに、充電ステーション/バッテリ・エネルギー・ステーションの所有者等の消費者は、電力網での電力消費を管理するために、電力デマンドレスポンス等のエネルギー規制協定で協調することができる。
【0004】
一方、電気事業者によっては、ピーク時とオフピーク時の充電、又はバッテリ需要が異なる場合がある。例えば、電動オートバイのバッテリ需要は、ピーク中の方がオフピーク中よりも高い。ピーク時間中には、バッテリ・エネルギー・ステーションは、バッテリを最短でフル充電するために、バッテリを高速で充電する必要がある。しかし、オフピーク時間中、つまり、バッテリ需要が高くない場合、バッテリ・エネルギー・ステーションは、代わりにバッテリを低速で充電して、コストを節約することができる。電力網を正常に運用し続けるのと同時に、ユーザの需要をいかに満たすかは、同業界にとって解決すべき喫緊の課題である。
【0005】
先行技術1として、関連技術の特許文献1では、「An adapter power supply identification system and a charging method thereof」を開示している。このシステムは、少なくとも1つの充電アダプタデバイス、1つの充電プラグ、並びに少なくとも1つのサーバを含み、充電されるべき電気自動車デバイス、又は他の電子デバイスの所有者を必ず認証してから、充電する。しかし、先行技術1では、充電ステーションを設置する必要はなく、どの店舗からでも充電サービスを受けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
台湾特許付与第1652877B号
【発明の概要】
【0007】
上記を鑑みて、本発明では、車両、及びそのバッテリ・エネルギー・ステーションのバッテリ状態に基づく充電管理方法を提供する。
【0008】
本発明の一実施形態に係るバッテリ・エネルギー・ステーションは、複数のバッテリ、エネルギーモジュール、及び処理ユニットを含むバッテリ・ストレージ・システムを備える。処理ユニットは、バッテリ・ストレージ・システム、及びエネルギーモジュールに結合し、エネルギーモジュールを使用して、第1期間中の第1充電効率に従ってバッテリを充電し、第1期間内の第1充電効率は固定されている。処理ユニットは、少なくとも1台の車両からバッテリ状態を受信し、バッテリ状態に従って、第1期間内に所定条件が満たされるかどうかを判定する。第1期間内に所定条件が満たされた場合、処理ユニットが、第1充電効率を調整し、エネルギーモジュールを使用して、調整後の第1充電効率に従って、バッテリを充電する。
【0009】
車両のバッテリ状態に基づく充電管理方法という、本発明の一実施形態は、複数のバッテリの格納と充電で使用される、電子装置によって実行される。最初に、第1期間内の第1充電効率に従って、バッテリを充電し、第1期間中の第1充電効率は固定される。次に、少なくとも1台の車両のバッテリ状態をこの車両から受信し、バッテリ状態に従って、第1期間中に所定条件が満たされたかどうかを判定する。第1期間中に所定条件が満たされた場合、第1充電効率を調整し、調整後の第1充電効率に従って、バッテリを充電する。
【0010】
幾つかの実施形態において、バッテリ状態に従って、第1期間中に所定条件が満たされたかどうかを判定することは、車両のバッテリの電力レベルが閾値より低いかどうかを判定することで実行される。バッテリ電力レベルが閾値より低い場合、第1期間中に所定条件が満たされていることを確認する。
(【0011】以降は省略されています)
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