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公開番号
2024152673
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2024063225
出願日
2024-04-10
発明の名称
補助動力付き車両発電制御システム
出願人
光陽工業股分有限公司
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
B60W
20/10 20160101AFI20241018BHJP(車両一般)
要約
【課題】エンジンの馬力を高めるための補助動力モードを提供することができる発電制御システムに関する。
【解決手段】車両発電制御システムは、エンジンと、エンジンに接続されたスタータ兼発電機(ISG)と、バッテリーと、スロットルセンサと、RPMセンサと、制御装置とを含み、制御装置は、スロットルセンサによって検出されたスロットル開度信号およびRPMセンサによって検出されたエンジン速度信号を受け取る。エンジンが始動された後、制御装置が、車両が補助動力モードに該当すると判定した場合、制御装置は、電圧調整機構を実行してバッテリーの目標電圧を決定し、エンジンの加速馬力を高めるために目標電圧に従ってエンジンに補助動力を供給する。逆に、制御装置が、車両が補助動力モードに該当しないと判定した場合、制御装置は、スタータ兼発電機が発電してバッテリーを再充電するために再充電モードを行うように制御する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンと、
前記エンジンに接続されたスタータ兼発電機(ISG)と、
前記スタータ兼発電機に電気的に接続されたバッテリーと、
車両のスロットル開度を検出し、スロットル開度信号を生成するスロットルセンサと、
前記エンジンの回転速度を検出し、エンジン速度信号を生成する毎分回転数(RPM)センサと、
前記スロットルセンサによって検出された前記スロットル開度信号を受信し、前記RPMセンサによって検出された前記エンジン速度信号を受信する、前記スロットルセンサおよび前記RPMセンサに接続された制御装置と
を含む、補助動力付き車両発電制御システムであって、
前記エンジンが前記スタータ兼発電機によって始動された後に、前記制御装置が、前記車両が補助動力モードに該当すると判定した場合、前記制御装置が、前記バッテリーの目標電圧を決定するために電圧調整機構を実行し、前記制御装置が、前記車両が前記補助動力モードに適合しないと判定した場合、前記制御装置が、再充電モードを行うように前記スタータ兼発電機を制御し、前記スタータ兼発電機が、再充電電流を生成するために発電し、前記制御装置が、充電のために前記バッテリーに前記再充電電流を送る、補助動力付き車両発電制御システム。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
エンジンと、
前記エンジンに接続されたスタータ兼発電機(ISG)と、
前記スタータ兼発電機に電気的に接続されたバッテリーと、
車両のスロットル開度を検出し、スロットル開度信号を生成するスロットルセンサと、
前記エンジンの回転速度を検出し、エンジン速度信号を生成するRPMセンサと、
前記スロットルセンサによって検出された前記スロットル開度信号および前記RPMセンサによって検出された前記エンジン速度信号を受信する、前記スロットルセンサおよび前記RPMセンサに接続された制御装置と
を含む、補助動力付き車両発電制御システムであって、
前記エンジンが前記スタータ兼発電機によって始動された後に、前記制御装置が、前記車両が補助動力モードに該当すると判定した場合、前記制御装置が前記バッテリーの目標電圧を決定して、前記バッテリーに正電流である出力電流を出力させ、前記制御装置が、前記スタータ兼発電機に前記出力電流を送るように前記バッテリーを制御し、前記制御装置が、前記車両が前記補助動力モードに適合しないと判定した場合、前記制御装置が、再充電モードを行うように前記スタータ兼発電機を制御し、前記スタータ兼発電機が、負電流である再充電電流を生成するために発電し、前記制御装置が、前記スタータ兼発電機に前記出力電流を送り、前記スタータ兼発電機が、負電流である再充電電流を生成するために発電し、前記制御装置が、充電のために前記バッテリーに前記再充電電流を送る、補助動力付き車両発電制御システム。
【請求項3】
前記制御装置が、
a.前記エンジンの連続運転時間が第1の事前設定時間よりも大きいこと、
b.前記バッテリーの再充電電流が事前設定電流よりも大きいこと、および
c.前記バッテリーの実際の電圧と前記目標電圧との差が事前設定電圧差よりも小さいこと
を判定し、
前記条件a、b、およびcがすべて満たされており、第2の事前設定時間の間維持された場合、前記制御装置が、前記車両が前記補助動力モードに該当すると判定する、請求項1または2に記載の補助動力付き車両発電制御システム。
【請求項4】
前記制御装置が、前記車両が前記再充電モードに該当すると判定した場合、前記制御装置が、前記バッテリーの前記目標電圧をテーブルルックアップによって再充電目標電圧に設定し、前記再充電目標電圧が前記バッテリーの全負荷電圧よりも大きい、
請求項1または2に記載の補助動力付き車両発電制御システム。
【請求項5】
前記車両が前記補助動力モードに該当し、前記制御装置が前記バッテリーの前記目標電圧を前記バッテリーの全負荷電圧よりも小さくなるように設定した場合、前記スタータ兼発電機が前記エンジンに補助動力を供給する、請求項1または2に記載の補助動力付き車両発電制御システム。
【請求項6】
前記制御装置が、前記車両が補助動力モードに該当すると判定した場合、前記制御装置が、前記スロットル開度信号および前記エンジン速度信号に基づいて、前記車両が加速中であるかどうかをさらに判定し、前記制御装置が、前記車両が加速中であると判定した場合、前記制御装置が、前記バッテリーの前記目標電圧をテーブルルックアップによって加速目標電圧に設定する、請求項1または2に記載の補助動力付き車両発電制御システム。
【請求項7】
前記制御装置が、ベース時間と時間率とを乗算することによって前記加速目標電圧の実行持続時間を算出し、前記ベース時間と前記時間率とがテーブルルックアップによってそれぞれ決定される、請求項6に記載の補助動力付き車両発電制御システム。
【請求項8】
前記制御装置が、電子制御ユニットおよびISGコントローラを含み、前記車両が前記補助動力モードに該当する場合、前記電子制御ユニットが、前記スロットル開度信号および前記エンジン速度信号に従って、前記車両が加速中であるかどうかをさらに判定し、前記電子制御ユニットが、前記車両が加速中であると判定した場合、前記電子制御ユニットが前記ISGコントローラに加速フラグ信号を送信し、前記ISGコントローラが前記バッテリーの前記目標電圧をテーブルルックアップによって加速目標電圧に設定する、請求項6に記載の補助動力付き車両発電制御システム。
【請求項9】
前記車両が前記補助動力モードに該当し、かつ前記スロットル開度が開度の範囲に維持されており、前記エンジン速度信号が回転速度の範囲内に維持されている場合、第3の事前設定時間の持続時間にわたって、前記制御装置が、前記車両がクルージング中であると判定し、前記バッテリーの前記目標電圧をテーブルルックアップによってクルーズ目標電圧に設定する、
請求項1または2に記載の補助動力付き車両発電制御システム。
【請求項10】
前記制御装置が、電子制御ユニットおよびISGコントローラを含み、前記電子制御ユニットが、前記スロットル開度信号および前記エンジン速度信号に基づいて、前記車両がクルージングしていると判定した場合、前記電子制御ユニットが前記ISGコントローラにクルーズフラグ信号を送信し、前記ISGコントローラが前記バッテリーの前記目標電圧を前記クルーズ目標電圧に設定する、請求項9に記載の補助動力付き車両発電制御システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
<関連出願の相互参照>
続きを表示(約 1,700 文字)
【0002】
本出願は、2023年4月14日に台湾で出願された特許出願第112114131号の優先権を主張し、この出願はその全体が参照により本出願に組み込まれる。
【0003】
1.発明の分野
本発明は、車両発電制御システムに関し、特に、エンジンの馬力を高めるための補助動力モードを提供することができる発電制御システムに関する。
【背景技術】
【0004】
2.先行技術の説明
台湾特許第I762796号の発明は、加速モード、クルーズモード、アイドルモード、および減速モードを含む様々な発電モードを提供し、前記様々な発電モードの各々に対して固定発電目標値をそれぞれ策定する「インテリジェント発電制御システム」を開示している。
【0005】
先行技術特許の加速モードを例にとると、発電目標値は12Vに固定されており、適切に調整することができず、したがって、エンジンの馬力の向上には限界があり、先行技術特許は、車両のバッテリー状態や運転状態に応じた発電効果を提供することができない。
【0006】
さらに、先行技術特許における前記様々な発電モードに対して設定された発電目標値は、バッテリーの全負荷電圧よりも大きいため、バッテリーは常に負電流を示し、違いは、前記様々な発電モードの下での負電流の大きさのみである。しかしながら、バッテリーは、車両が特定の加速ニーズを有するときにエンジンの加速馬力を高めるための補助動力を能動的に提供することができない。
【0007】
一方、先行技術特許は、バッテリーの再充電を高速化するために「減速モード」で設計されていた。しかしながら、減速モードの判断は、スロットル開度がアイドルエンジン速度でのスロットル開度に等しいこと、エンジンの回転速度がアイドルエンジン速度よりも大きいこと、車速が閾値速度よりも大きいこと、およびブレーキがオンであることを含む、いくつかの条件を伴う。上記の条件がすべて満たされている場合にのみ、車両が減速モードにあると判定することができる。したがって、先行技術特許は、車両が減速モードに入るか否かを決定するために、車速、ブレーキ状態、および他の変数を具体的に参照する必要がある。したがって、車速、ブレーキ状態、および他の変数を受け取る必要なしに、バッテリー再充電を高速化する効果をどのようにして達成するかが、業界が解決したい問題である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
台湾特許第I762796号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、現在のバッテリーが固定目標電圧値を設定するだけであり、補助動力モード下で発電制御を提供することができないという問題を解決するために、補助動力付き車両発電制御システムを開示する。
【0010】
本発明の補助動力付き車両発電制御システムは、
エンジンと、
エンジンに接続されたスタータ兼発電機(ISG)と、
スタータ兼発電機に電気的に接続されたバッテリーと、
車両のスロットル開度を検出し、スロットル開度信号を生成するスロットルセンサと、
エンジンの回転速度を検出し、エンジン速度信号を生成する毎分回転数(RPM)センサと、
スロットルセンサによって検出されたスロットル開度信号を受信し、RPMセンサによって検出されたエンジン速度信号を受信する、スロットルセンサおよびRPMセンサに接続された制御装置と
を含み、
エンジンがスタータ兼発電機によって始動された後に、制御装置が、車両が補助動力モードに該当すると判定した場合、制御装置は、バッテリーの目標電圧を決定するために電圧調整機構を実行し、制御装置が、車両が補助動力モードに適合しないと判定した場合、制御装置は、再充電モードを行うようにスタータ兼発電機を制御し、スタータ兼発電機は、再充電電流を生成するために発電し、制御装置は、充電のためにバッテリーに再充電電流を送る。
(【0011】以降は省略されています)
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