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公開番号
2024139725
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2024037123
出願日
2024-03-11
発明の名称
電気車両の変速システムの制御方法
出願人
光陽工業股分有限公司
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60L
15/20 20060101AFI20241002BHJP(車両一般)
要約
【課題】電気車両の変速システムの制御方法を提供する。
【解決手段】電気車両の変速システムを制御するための制御方法であって、動力モータの回転速度に関連する情報を受信することと、動力モータの回転速度が第1条件及び第2条件におけるいずれか一者を満たすか否かを判断することであって、第1条件は、動力モータの回転速度が第1回転速度よりも高いという条件であり、第2条件は、動力モータの回転速度が第2回転速度よりも低いという条件であることと、制限条件を満たすか否かを判断することと、制限条件を満たしていると判断した場合、変速システムにギヤシフトを行なわせる制御をしないことと、制限条件を満たしていないとともに、前記動力モータの回転速度が第1条件及び第2条件におけるいずれか一者を満たしていると判断した場合、変速システムを制御して動力モータの回転速度に基づいてギヤシフトを行なうことと、を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
電気車両の変速システムを制御するための制御方法であって、
前記電気車両は、車両を推進する動力を提供するための動力モータと、前記動力モータと接続されている変速システムと、前記動力モータ及び前記変速システムと電気的に接続されている制御ユニットと、を備えており、
前記記制御方法は、
前記制御ユニットにより、前記動力モータの回転速度に関連する情報を受信することと、
前記制御ユニットにより、前記動力モータの前記回転速度が第1条件及び第2条件におけるいずれか一者を満たすか否かを判断することであって、前記第1条件は、前記動力モータの前記回転速度が第1回転速度よりも高いという条件であり、前記第2条件は、前記動力モータの前記回転速度が第2回転速度よりも低いという条件であることと、
前記制御ユニットにより、制限条件を満たすか否かを判断することと、
前記制御ユニットにより、前記制限条件を満たしていると判断した場合、前記変速システムにギヤシフトを行なわせる制御をしないことと、
前記制御ユニットにより、前記制限条件を満たしていないとともに、前記動力モータの前記回転速度が前記第1条件及び前記第2条件におけるいずれか一者を満たしていると判断した場合、前記変速システムを制御して前記動力モータの前記回転速度に基づいてギヤシフトを行なうことと、を含む、
ことを特徴とする電気車両の変速システムの制御方法。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記変速システムは、ギヤセットと、作動機構と、シフトドラムと、ギヤシフトモータと、を備えており、
前記ギヤセットは、前記動力モータと接続されて前記動力モータからの動力を伝達するためのものであり、
前記作動機構は、前記ギヤセットと接続されてギヤシフトを行なうためのものであり、
前記シフトドラムは、前記作動機構と接続されており、
前記ギヤシフトモータは、前記シフトドラムと接続されて前記シフトドラムの回転を駆動して、前記作動機構がギヤシフトを行なうことができるように構成されており、且つ前記制御ユニットと電気的に接続されており、
前記制御ユニットにより、前記変速システムにギヤシフトを行なわせる制御をしないことは、前記制御ユニットにより、前記ギヤシフトモータに前記シフトドラムの回転を行なわせる制御をしないことであり、
前記制御ユニットにより、前記変速システムを制御してギヤシフトを行なうことは、前記制御ユニットにより、前記ギヤシフトモータを前記シフトドラムが回転するように制御することである、
ことを特徴とする請求項1に記載の電気車両の変速システムの制御方法。
【請求項3】
前記電気車両は、前輪と、後輪と、を更に備えており、
前記制限条件は、前記前輪の回転速度がゼロであることである、ことを特徴とする請求項1に記載の電気車両の変速システムの制御方法。
【請求項4】
前記電気車両は、車体と、スタンドと、を更に備えており、
前記スタンドは、前記車体と連接されていて、地面に立てて前記車体を地面に支持している直立状態と、地面から離れている折り畳み状態と、の間に切り替えられるように構成されており、
前記制限条件は、前記スタンドが前記直立状態にあることである、
ことを特徴とする請求項1に記載の電気車両の変速システムの制御方法。
【請求項5】
前記電気車両は、検出手段を更に備えており、
前記検出手段は、前記制御ユニットと電気的に接続されており、前記スタンドが前記直立状態にあると、前記直立状態に関連する信号を生成して前記制御ユニットへ送信することができるように構成されており、
前記制御ユニットにより、前記スタンドが前記直立状態にある前記制限条件を満たすか否かを判断することは、前記制御ユニットにより、前記直立状態に関連する信号を受信したか否かを判断することである、
ことを特徴とする請求項4に記載の電気車両の変速システムの制御方法。
【請求項6】
前記制限条件は、前記動力モータの前記回転速度が第3回転速度よりも低いことである、
ことを特徴とする請求項1に記載の電気車両の変速システムの制御方法。
【請求項7】
前記第3回転速度は、3000rpmである、
ことを特徴とする請求項6に記載の電気車両の変速システムの制御方法。
【請求項8】
前記制御ユニットにより、前記変速システムにギヤシフトを行なわせる制御をしないことの後に、前記動力モータの前記回転速度が前記第3回転速度よりも高い第4回転速度を超えるように上がると、前記制御ユニットにより、前記変速システムがギヤシフトを行なうように制御すること、を更に含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の電気車両の変速システムの制御方法。
【請求項9】
前記第4回転速度は、4500rpmである、
ことを特徴とする請求項8に記載の電気車両の変速システムの制御方法。
【請求項10】
前記電気車両は、アクセルコントローラと、アクセルポジションセンサと、を更に備えており、
前記アクセルポジションセンサは、前記アクセルコントローラの位置を検出し、前記アクセルコントローラの位置に基づいてアクセル信号を生成して前記制御ユニットへ送信するためのものであり、
前記アクセル信号は、前記動力モータによるトルクの期待値を示す信号であり、
前記制御方法は、前記動力モータの前記回転速度に基づいてトルク閾値を生成することを更に含み、
前記制限条件は、前記アクセル信号により示される前記トルクの期待値が前記トルク閾値よりも低いことである、
ことを特徴とする請求項1に記載の電気車両の変速システムの制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する制御方法に関し、具体的には、電気車両の変速システムを制御する方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1(台湾特許出願公開第202302408号明細書)に記載された従来の変速機構1は、図1に示されるように、駆動電源(図示せず)と接続されている入力軸10と、入力軸10を取り囲むように配置されている第1入力ギヤ11と、第1入力ギヤ11に近接しているとともに入力軸10を取り囲むように配置されている第2入力ギヤ12と、径方向に沿って入力軸10と間隔をあけるように配置されている出力軸13と、出力軸13を取り囲んでいるとともに第1入力ギヤ11と着脱可能に噛み合うことができるように配置されている第1出力ギヤ14と、出力軸13を取り囲んでいるとともに第2入力ギヤ12と着脱可能に噛み合うことができるように配置されている第2出力ギヤ15と、出力軸13と連接している一方向クラッチ17と、入力軸10と連接しているクラッチプレッシャープレート18と、入力軸10の軸方向においてクラッチプレッシャープレート18に当接するように配置されている当接機構19と、を備えている。
【0003】
当接機構19の作動によって、入力軸10により導入された動力は、クラッチプレッシャープレート18が係合状態または解除状態になることを制御することに用いられ得る。これによって、従来の変速機構1は、第1入力ギヤ11が第1出力ギヤ14と噛み合っている第1ギヤ位置と、第2入力ギヤ12が第2出力ギヤ15と噛み合っている第2ギヤ位置と、の間で切り替えられ得る。
【0004】
第1ギヤ位置においては、入力軸10により導入された動力が、第1入力ギヤ11及び第1出力ギヤ14を経由して出力軸13に伝達されて出力され得る。この際に、第2入力ギヤ12は入力軸10と共に回転するが、他のギヤと噛み合っていないので、動力は出力されることはない。一方、第2ギヤ位置においては、クラッチプレッシャープレート18の作動によって、入力軸10により導入された動力は、第2入力ギヤ12及び第2出力ギヤ15を経由して出力軸13に伝達され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
台湾特許出願公開第202302408号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のように従来の変速機構は一方向クラッチ及びクラッチプレッシャープレートを備えているが、このようなクラッチ構成を有すると、変速機構に対して構成部品が多くて体積が大きいといった問題を招いてしまう。これによって、変速機構の小型化は困難となる。
【0007】
電気モータを動力源とする電気車両においては、クラッチが配置されていない変速装置によって、適切な時間においてギヤシフトを行なうために、モータの回転速度やトルク指令などのパラメータによりギヤシフトモータの作動を制御することができるが、例えば緊急ブレーキによる回転速度の急降下時や、加速後にアクセルを放した滑走時といったギヤシフトに向いていない状態においても、依然としてモータの回転速度やトルク指令がギヤシフトの実行条件を満たしてしまうことでギヤシフトが行われて、ギヤシフトショックが発生してしまうことがある。このギヤシフトショックは、電気車両に対して悪影響を及ぼすおそれがある。このため、このような従来技術は、改善する余地がある。
【0008】
よって、本発明は上記問題点に鑑みて、上記した少なくとも1つの欠点を解決することができる電気車両の変速システムの制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための手段として、本発明は、電気車両の変速システムを制御するための制御方法であって、
前記電気車両は、車両を推進する動力を提供するための動力モータと、前記動力モータと接続されている変速システムと、前記動力モータ及び前記変速システムと電気的に接続されている制御ユニットと、を備えており、
前記制御方法は、
前記制御ユニットにより、前記動力モータの回転速度に関連する情報を受信することと、
前記制御ユニットにより、前記動力モータの前記回転速度が第1条件及び第2条件におけるいずれか一者を満たすか否かを判断することであって、前記第1条件は、前記動力モータの前記回転速度が第1回転速度よりも高いという条件であり、前記第2条件は、前記動力モータの前記回転速度が第2回転速度よりも低いという条件であることと、
前記制御ユニットにより、制限条件を満たすか否かを判断することと、
前記制御ユニットにより、前記制限条件を満たしていると判断した場合、前記変速システムにギヤシフトを行なわせる制御をしないことと、
前記制御ユニットにより、前記制限条件を満たしていないとともに、前記動力モータの前記回転速度が前記第1条件及び前記第2条件におけるいずれか一者を満たしていると判断した場合、前記変速システムを制御して前記動力モータの前記回転速度に基づいてギヤシフトを行なうことと、を含む、ことを特徴とする電気車両の変速システムの制御方法を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る電気車両の変速システムの制御方法によれば、ギヤシフトを行なっている際に、機械部品間の衝撃による騒音やギヤシフトショックなどの使用者に不快感を与えることを防止又は低減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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