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公開番号2024027828
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130961
出願日2022-08-19
発明の名称表示装置
出願人株式会社ブイキューブ
代理人個人,個人
主分類H04N 5/74 20060101AFI20240222BHJP(電気通信技術)
要約【課題】防音空間に疑似3次元空間を表現することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】あらかじめ設定された表示範囲に映像を表示する表示装置であって、制御部と、複数の撮影映像から生成された連結映像を視覚可能な形式で出力する映像形成部とを有し、表示範囲は、ユーザが入ることができる立方体又は直方体の防音空間を形成する筐体32を備えた防音室に設けられ、制御部は、ユーザを囲む筐体の内壁面のうち、連続する3つの側壁面(被投写面SCL,SCF,SCR)を表示範囲として、連結映像から表示範囲に対応する切り出し映像を生成し、映像形成部に対して切り出し映像の出力指令を与える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
あらかじめ設定された表示範囲に映像を表示する表示装置であって、
制御部と、複数の撮影映像から生成された連結映像を視覚可能な形式で出力する映像形成部とを有し、
前記表示範囲は、ユーザが入ることができる立方体又は直方体の防音空間を形成する筐体を備えた防音室に設けられ、
前記制御部は、前記ユーザを囲む前記筐体の内壁面のうち、連続する3つの側壁面を表示範囲として、前記連結映像から前記表示範囲に対応する切り出し映像を生成し、前記映像形成部に対して前記切り出し映像の出力指令を与えることを特徴とする表示装置。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記ユーザの操作を受けて表示の視点変更が可能なコントローラと、前記ユーザの頭部の位置を検出する検出部とを備え、
前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づいて前記表示の視点を補正することを特徴とする請求項1記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関し、詳しくは、空間における全方向の映像を表示する表示装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
上下左右360度を1つの空間画像として撮像できる全天球カメラが開発されている。例えば、ヘッドマウントディスプレイ(HMDとも記す)に全天球画像の一部を表示させ、ユーザの頭の動きに合わせて表示画面の範囲を変化させると、ユーザはあたかも、表示された画像の空間内に入り込んだような感覚を得ることができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、近年では、各企業におけるテレワークへの関心の高まりを受けて、テレワーカを対象とする防音室が開発されている。こうした防音室は、IoT化(家具とネットワークの接続)が図られ、防音室を利用するユーザは、室内に設置されたテレビ会議用端末を用いて、テレビ会議機能を有する外部機器を利用するユーザとの間でテレビ会議を行うことができる(例えば、特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-55173号公報
特開2019-28995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
全天球画像をHMDで見る場合、没入感の高い視聴体験が得られるが、その表示は両目で有効な視野角(約120度)に依存して限定され、図24に示すように、実際に表示している領域(HMD表示範囲)は広くはない。そこで、自然に見渡せる映像を防音空間に再現できると便宜であり、その場合、HMDの準備や装着のわずらわしさからも解消される。しかしながら、従来、防音室の分野では、室内に3次元空間映像を作るという発想がなく、仕事や勉強などに好適な籠り感を重視する考えはあっても、逆に外と空間的一体感を醸成する点に関してはなんら考慮されていなかった。
【0006】
そこで本発明は、防音空間に疑似3次元空間を表現することが可能な表示装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の表示装置は、あらかじめ設定された表示範囲に映像を表示する表示装置であって、制御部と、複数の撮影映像から生成された連結映像を視覚可能な形式で出力する映像形成部とを有し、前記表示範囲は、ユーザが入ることができる立方体又は直方体の防音空間を形成する筐体を備えた防音室に設けられ、前記制御部は、前記ユーザを囲む前記筐体の内壁面のうち、連続する3つの側壁面を表示範囲として、前記連結映像から前記表示範囲に対応する切り出し映像を生成し、前記映像形成部に対して前記切り出し映像の出力指令を与えることを特徴としている。
【0008】
また、前記ユーザの操作を受けて表示の視点変更が可能なコントローラと、前記ユーザの頭部の位置を検出する検出部とを備え、前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づいて前記表示の視点を補正することを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の表示装置によれば、立方体又は直方体の防音空間を形成する筐体内壁面のうち、連続する3つの側壁面を表示範囲として設定し、連結映像から表示範囲に対応する切り出し映像を生成するので、同時に表示させる表示領域をユーザの視野角よりも大きくすることが可能となり、防音空間に表現された疑似3次元空間として、外と空間的一体感の醸成を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1形態例を示す表示装置の構成図である。
同じく連結映像を示す概略図である。
同じく連結映像をキューブマップに変換した場合の一例を示す説明図である。
同じくキューブにおける表示対象を示す説明図である。
同じく切り出し映像を被投写面に投写した場合の一例を示す説明図である。
同じく防音室の外観を示す斜視図である。
同じく正面図である。
同じく平面断面図である。
同じく正面断面図である。
表示システムの概要を説明するための図である。
同じく防音室内に表示した映像の一例(観光地の風景)を示す図である。
同じく防音室内に表示した映像の一例(モデルルーム)を示す図である。
同じく防音室内に表示した映像の一例(ミーティングルーム)を示す図である。
本発明の第2形態例における防音室の平面断面図である。
同じく正面断面である。
本発明の第3形態例における防音室の平面断面図である。
同じく正面断面である。
本発明の第4形態例における防音室の平面断面図である。
同じく正面断面である。
本発明の第5形態例における表示システムの概要を説明するための図である。
同じく遠隔地にいるユーザ同士の間で防音室内の空間を共有した場合の一例を示すイメージ図である。
本発明の第6形態例における防音室内に表示した映像の一例(仮想空間のミーティングルーム)を示す図である。
同じく防音室内に表示した映像の一例(仮想空間のオフィスのエントランス)を示す図である。
従来技術としてHMDの特徴を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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