特許ウォッチ

公開番号2024027468
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130279
出願日2022-08-17
発明の名称画像表示装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G09F 9/00 20060101AFI20240222BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】外部ケースの防水機能を確保すること。
【解決手段】画像表示装置100は、表示素子11a,11bと、結像用の光学部材2a,2bと、回路基板MZと、表示素子11a,11bと光学部材2a,2bとを収納する光学ケースCAと、回路基板MZを下から支持する金属フレーム52a,52bと、光学ケースCAと金属フレーム52a,52bとを収納する外装ケース7と、を備え、金属フレーム52a,52bは、光学ケースCAの上側に配置され、外装ケース7は、上部ケースCV1と下部ケースCV2とを有し、上部ケースCV1と下部ケースCV2との第1対向部FC1に第1シール部材SW1を有する。
【選択図】図20
特許請求の範囲【請求項１】
表示素子と、
結像用の光学部材と、
回路基板と、
前記表示素子と前記光学部材とを収納する光学ケースと、
前記回路基板を下から支持する金属フレームと、
前記光学ケースと前記金属フレームとを収納する外装ケースと、
を備え、
前記金属フレームは、前記光学ケースの上側に配置され、
前記外装ケースは、上部ケースと下部ケースとを有し、前記上部ケースと前記下部ケースとの第１対向部に第１シール部材を有する画像表示装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記下部ケースは、中枠とロアーカバーとを有し、
前記中枠は、前記上部ケースと前記ロアーカバーとの間に配置され、
前記外装ケースは、前記上部ケースと前記中枠との前記第１対向部に前記第１シール部材を有し、
前記外装ケースは、前記ロアーカバーと前記中枠との第２対向部に第２シール部材を有する、請求項１に記載の画像表示装置。
【請求項３】
前記光学ケースは、封止されている、請求項１に記載の画像表示装置。
【請求項４】
前記金属フレームは、軸受部材によって前記外装ケースに対して回転可能に支持され、
前記下部ケースは、前記軸受部材を支持する支持部を有する、請求項３に記載の画像表示装置。
【請求項５】
前記光学ケースを介して前記金属フレームに支持されたコンバイナーを備え、
前記コンバイナーと前記下部ケースとの間において、一部が曲がる又は狭まった第１隙間を有し、
前記光学ケースと前記下部ケースとの間において、一部が曲がる又は狭まった第２隙間を有する、請求項１に記載の画像表示装置。
【請求項６】
前記第１隙間は、上端で狭まった屈曲部を有し、
前記第２隙間は、前記下部ケースの瞳位置側において前記光学ケースの外形に沿った屈曲部を有する、請求項５に記載の画像表示装置。
【請求項７】
前記光学ケースを介して前記金属フレームに支持されたコンバイナーと、
前記コンバイナーの外側に配置され、前記上部ケースに支持されたシェードと、を備え、
前記シェード、前記上部ケース、及び前記下部ケースのいずれかと、前記コンバイナーとの間において、第３シール部材を有する、請求項１に記載の画像表示装置。
【請求項８】
前記回路基板を上から覆うシールド部材を備える、請求項１に記載の画像表示装置。
【請求項９】
前記ロアーカバーは、金属で形成される、請求項２に記載の画像表示装置。
【請求項１０】
前記光学ケースに対応する右眼用の第１光学ケースと、
前記第１光学ケースと同じ構造を有する左眼用の第２光学ケースと、
前記金属フレームに対応する第１金属フレームと、
前記第２光学ケースを支持する第２金属フレームと、
前記第１金属フレームと前記第２金属フレームとを連結するジョイントと、を備え、
前記ジョイントは、上側をシールド部材で覆われ、下側を周辺シール部材で覆われている、請求項１に記載の画像表示装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、虚像の観察を可能にする画像表示装置に関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
画像表示装置として、フレーム部材に取り付けられたケース部材に収納される画像投射部及び制御部のうち、制御部が画像投射部に対して下方に配置されるものが公知となっている（特許文献１）。この装置では、制御部が、画像投射部と制御部との間に位置する内部ケースの第１リブによって周囲を囲まれ、さらに外部ケースによって覆われている。この装置では、外部ケースによって画像投射部及び制御部の防水を図り、内部ケースによって制御部の防水を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－１４７５２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記背景技術の装置では、内部ケースと外部ケースとの嵌合によって防水を図っているが、外部ケース等の締結が緩んだ場合、嵌合部分において防水機能が低下するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明の一側面における画像表示装置は、表示素子と、結像用の光学部材と、回路基板と、表示素子と光学部材とを収納する光学ケースと、回路基板を下から支持する金属フレームと、光学ケースと金属フレームとを収納する外装ケースと、を備え、金属フレームは、光学ケースの上側に配置され、外装ケースは、上部ケースと下部ケースとを有し、上部ケースと下部ケースとの第１対向部に第１シール部材を有する。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
実施形態の画像表示装置の装着状態を説明する外観斜視図である。
画像表示装置の正面図である。
画像表示装置の斜め後方からの斜視図である。
片側の表示装置の光学系的な内部構造を説明する側方断面図である。
画像表示装置の分解斜視図である。
光学装置について説明する斜視図である。
図６の光学装置からシールド部材を除いた状態を示す斜視図である。
一対の光学ユニットの斜視図である。
表示部を支持する金属フレームを説明する平面図及び斜視図である。
支持構造等の変形例を説明する斜視図である。
上カバーの平面図、中カバーの平面図、及び下カバーの平面図である。
光学装置の姿勢変化を説明する側面図である。
画像表示装置の裏面側の斜視図である。
バレル及びこれに保持された光学部材等の側方断面図である。
バレルの分解斜視図である。
表示ユニットを示す表側の斜視図、側断面図、及び裏側の斜視図である。
バレル前部の拡大断面図である。
光学ユニットの平面図である。
光学ユニットの正面図及び平面図である。
画像表示装置の内部構造を説明する側断面斜視図である。
画像表示装置の内部構造を説明する側断面斜視図である。
変形例の画像表示装置の断面構造を説明する側断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
以下、図１、２等を参照して、本発明に係る画像表示装置の一実施形態について説明する。
【０００８】
図１は、ヘッドマウントディスプレイ（以下、ＨＭＤとも称する。）２００の装着状態を説明する斜視図であり、図２は、ＨＭＤ２００の本体の正面図であり、図３は、ＨＭＤ２００の本体の後方かつ上方から見た斜視図である。ＨＭＤ２００は、これを装着する観察者又は装着者ＵＳに虚像としての映像を認識させる。図１等において、Ｘ、Ｙ、及びＺは、直交座標系であり、＋Ｘ方向は、ＨＭＤ２００又は画像表示装置１００を装着した観察者又は装着者ＵＳの両眼ＥＹの並ぶ横方向に対応し、＋Ｙ方向は、装着者ＵＳにとっての両眼ＥＹの並ぶ横方向に直交する上方向に相当し、＋Ｚ方向は、装着者ＵＳにとっての前方向又は正面方向に相当する。±Ｙ方向は、鉛直軸又は鉛直方向に平行になっている。
【０００９】
ＨＭＤ２００は、右眼用の第１表示装置１００Ａと、左眼用の第２表示装置１００Ｂと、表示装置１００Ａ，１００Ｂを支持するテンプル状の一対の支持装置１００Ｃと、情報端末であるユーザー端末９０とを備える。第１表示装置１００Ａは、単独で画像表示装置として機能し、上部に配置される第１表示駆動部１０２ａと、メガネレンズ状で眼前を覆う第１コンバイナー１０３ａと、コンバイナー１０３ａをその前方から覆う光透過カバー１０４ａとで構成される。第２表示装置１００Ｂも同様に、単独で画像表示装置として機能し、上部に配置される第２表示駆動部１０２ｂと、メガネレンズ状で眼前を覆う第２コンバイナー１０３ｂと、コンバイナー１０３ｂをその前方から覆う光透過カバー１０４ｂとで構成される。支持装置１００Ｃは、装着者ＵＳの頭部に装着される装着部材であり、外観上一体化されている表示駆動部１０２ａ，１０２ｂを介して一対のコンバイナー１０３ａ，１０３ｂの上端側と、一対の光透過カバー１０４ａ，１０４ｂの上端側とを支持している。本明細書において、第１コンバイナー１０３ａ及び第２コンバイナー１０３ｂの一方をコンバイナー１０３と呼ぶこともある。一対の表示駆動部１０２ａ，１０２ｂを組み合わせたものを駆動装置１０２と呼ぶ。一対の光透過カバー１０４ａ，１０４ｂを組み合わせたものをシェード１０４と呼ぶ。
【００１０】
第１表示装置１００Ａと第２表示装置１００Ｂとは、光学的に同一又は左右反転させたものであり、第２表示装置１００Ｂについては、詳細な説明を省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

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