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公開番号2024020755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-15
出願番号2022123179
出願日2022-08-02
発明の名称積層フィルム
出願人東レフィルム加工株式会社
代理人個人
主分類B32B 27/32 20060101AFI20240207BHJP(積層体)
要約【課題】本発明は、容器の蓋材などに使用する際、蓋材として開封時に蓋裂け等の発生がなく、簡単に開封できる積層フィルムを提供する。
【解決手段】ヒートシール層と少なくとも1層以上の支持層を有する積層フィルムであって、ヒートシール前の破断伸度A1、破断強度B1、および、ポリエチレンテレフタレートフィルムと重ねてシール温度200℃、シール圧力0.2MPa、シール時間1秒で、ヒートシールし、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムをはがした後の破断伸度A2、破断強度B2について、長手方向と幅方向いずれも、A1/A2が2.5以下、B1/B2が3.0以下である積層フィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ヒートシール層と少なくとも1層以上の支持層を有する積層フィルムであって、
ヒートシール前の破断伸度A1、破断強度B1、および、ポリエチレンテレフタレートフィルムと重ねてシール温度200℃、シール圧力0.2MPa、シール時間1秒で、ヒートシールし、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムをはがした後の破断伸度A2、破断強度B2について、
長手方向と幅方向いずれも、A1/A2が2.5以下、B1/B2が3.0以下である積層フィルム。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記ヒートシール層を、ポリプロピレンシートと140℃で1秒ヒートシールしたときのヒートシール度が10N/15mm以上である請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項3】
前記ヒートシール層を、ポリプロピレンシートと180℃で4秒ヒートシールしたときのヒートシール強度と、同温度で1秒ヒートシールしたときのピール強度が、いずれも20N/15mm以上28N/15mm以下の範囲で、それらの差が3.5N/15mm以下である請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項4】
前記ヒートシール層が、ポリエチレン系樹脂とポリプロピレン系樹脂を混合した樹脂組成物からなり、ポリエチレン系樹脂が51質量%~80質量%で、ポリプロピレン系樹脂が20質量%~49質量%である請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項5】
前記支持層が、直鎖状低密度ポリエチレンを50質量%以上含有する請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項6】
前記ヒートシール層のポリエチレン系樹脂が、直鎖状低密度ポリエチレンを50質量%以上含有し、ポリプロピレン系樹脂がシングルサイト触媒法のポリプロピレン系樹脂を20質量%以上含む請求項4または5に記載の積層フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、優れた開封性を有する積層フィルムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
包装体の本来の目的は内容物を保護することであって、輸送や陳列時の外力に抗して容易に開封されないという性能が重要である。一方で使用時に蓋裂けなどが発生せず正常に、簡単に開封できる易開封性が求められる。
【0003】
特に近年高齢者人口の増加や個食化が進み、利便性が良い容易に開封できる包装体への要望が高まってきた。易開封性の包装体としては、種々のものが提案されており、イージーピールと呼ばれる包装体は、開封性を付与したシーラントフィルムを用いるものであって、ゼリー、ヨーグルト、プリンなどのデザートや米飯、総菜などのカップ容器の蓋材、ハム、ベーコンなどの畜肉加工品のパックなどに広範囲に用いられている。
【0004】
シーラントフィルムの易開封性として、特定の比率でポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂を混合したヒートシール層からなる共押出多層フィルムが提案されている。(例えば特許文献1、2参照)
しかし、前記特許文献1、2で提案された共押出多層フィルムをシーラントフィルムとして使用した場合であっても、シール条件が変化した場合、開封強度が強くなり、適度な力で開封できなかったり、開封途中で蓋が裂けてしまったりする問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-95162号公報
特開2019-209541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、容器の蓋材などに使用する際、蓋材として打抜き性と開封時に蓋裂け等の発生がなく、簡単に開封できる積層フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は以下のとおりである。
【0008】
ヒートシール層と少なくとも1層以上の支持層を有する積層フィルムであって、ヒートシール前の破断伸度A1、破断強度B1、および、ポリエチレンテレフタレートフィルムと重ねてシール温度200℃、シール圧力0.2MPa、シール時間1秒で、ヒートシールし、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムをはがした後の破断伸度A2、破断強度B2について、長手方向と幅方向いずれも、A1/A2が2.5以下、B1/B2が3.0以下である積層フィルムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の積層フィルムは、蓋材として開封時に蓋裂け等の発生がなく正常に開封でき、また適度な力で容易に開封することができる。さらに二軸延伸ポリアミドフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルム、印刷紙、金属箔などから選ばれる少なくとも1層を前記積層フィルムの支持層側に積層することで、蓋材として開封時の蓋裂け発生がなく正常に開封できる包装体を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の積層フィルムについて具体的に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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