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公開番号2024019734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-09
出願番号2024000299,2022537784
出願日2024-01-04,2021-06-29
発明の名称ビデオコーディングのための方法および装置
出願人テンセント・アメリカ・エルエルシー
代理人個人,個人
主分類H04N 19/593 20140101AFI20240202BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ビデオコーディングのための方法および装置を提供する。
【解決手段】本開示の態様は、ビデオエンコーディング/デコーディングのための方法、装置および非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。装置は、コーディングされたビデオシーケンスの一部である現在ピクチャ内の現在ブロックの予測情報をデコードする処理回路を備える。予測情報は、現在ブロックについての複数のイントラ予測方向のうちの1つを示す。処理回路は、予測情報に示された複数のイントラ予測方向のうちの1つに基づいて、複数の参照ラインのサブセットを決定する。処理回路は、複数の参照ラインの決定されたサブセットに基づいて、現在ブロックのイントラ予測を実行する。処理回路は、現在ブロックのイントラ予測に基づいて、現在ブロックを再構成する。
【選択図】図20
特許請求の範囲【請求項1】
デコーダにおけるビデオデコードの方法であって、
コーディングされたビデオシーケンスの一部である現在ピクチャ内の現在ブロックの予測情報をデコードするステップであって、前記予測情報は前記現在ブロックについての複数のイントラ予測方向のうちの1つを示す、ステップと、
前記予測情報に示される前記複数のイントラ予測方向のうちの前記1つに基づいて、複数の参照ラインのサブセットを決定するステップと、
前記複数の参照ラインの前記決定されたサブセットに基づいて、前記現在ブロックのイントラ予測を実行するステップと、
前記現在ブロックの前記イントラ予測に基づいて、前記現在ブロックを再構成するステップとを含む、方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記複数の参照ラインの前記決定されたサブセット内の前記参照ラインの数は、1よりも大きい、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数の参照ラインのうちの第1の参照ラインに関連付けられた前記イントラ予測方向は、前記複数の参照ラインのうちの第2の参照ラインに関連付けられた前記イントラ予測方向とは異なる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数のイントラ予測方向は、前記複数の参照ラインのうちの第1の参照ラインに関連付けられ、前記複数のイントラ予測方向のサブセットは、前記複数の参照ラインのうちの第2の参照ラインに関連付けられる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
決定する前記ステップは、前記現在ブロックの各サンプルについて、前記イントラ予測方向のうちの前記1つとそれぞれの前記サンプルの位置とに基づいて、前記複数の参照ラインの前記サブセットのうちの1つを決定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記予測情報は、前記複数の参照ラインに基づいて前記現在ブロックについて前記イントラ予測が実行されるべきかどうかを示すシンタックス要素を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記現在ブロックは、前記現在ブロックを含むコーディングツリーユニットの上部境界に隣接して配置されない、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記複数のイントラ予測方向のうちの前記1つに関連付けられた予測角度のタンジェント値およびコタンジェント値のうちの1つは整数である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
決定する前記ステップは、前記現在ブロックのサンプルの各行について、前記複数の参照ラインの前記サブセットのうちの1つの参照ラインインデックスを、前記イントラ予測方向のうちの前記1つに関連付けられた予測角度のタンジェント値と、前記現在ブロックのサンプルのそれぞれの前記行の行番号とに基づいて決定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
コーディングされたビデオシーケンスの一部である現在ピクチャ内の現在ブロックの予測情報をデコードし、前記予測情報は前記現在ブロックについての複数のイントラ予測方向のうちの1つを示し、
前記予測情報に示される前記複数のイントラ予測方向のうちの前記1つに基づいて、複数の参照ラインのサブセットを決定し、
前記複数の参照ラインの前記決定されたサブセットに基づいて、前記現在ブロックのイントラ予測を実行し、
前記現在ブロックの前記イントラ予測に基づいて、前記現在ブロックを再構成する
ように構成される処理回路を備える、装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年6月28日に出願された米国特許出願第17/360,803号「METHOD AND APPARATUS FOR VIDEO CODING」に基づく優先権の利益を主張し、上記特許出願は、2020年9月24日に出願された米国仮出願第63/082,806号「INTERPOLATION-FREE DIRECTIONAL INTRA PREDICTION」に基づく優先権の利益を主張する。先行出願の開示全体は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,500 文字)【0002】
本開示は、概してビデオコーディングに関する実施形態を説明する。
【背景技術】
【0003】
本明細書で提供される背景技術の説明は、本開示の文脈を一般的に提示することを目的としている。この背景技術の欄に記載されている限りにおいて、本明細書に記載されている発明者らの研究、ならびに出願時に先行技術として認められない可能性がある説明の態様は、本開示に対する先行技術として明示的にも暗示的にも認められない。
【0004】
ビデオコーディングおよびデコーディングは、動き補償を伴うピクチャ間予測を用いて行われ得る。非圧縮デジタルビデオは、一連のピクチャを含むことができ、各ピクチャは、例えば1920×1080のルマサンプルおよび関連する色差サンプルの空間次元を有する。一連のピクチャは、例えば、1秒毎に60ピクチャ、または60Hzの固定または可変のピクチャレート(非公式にはフレームレートとしても知られている)を有することができる。非圧縮ビデオは、かなりのビットレート要件を有する。例えば、サンプルあたり8ビットの1080p60 4:2:0ビデオ(60Hzのフレームレートで1920×1080のルマサンプル解像度)は、1.5Gbit/sに近い帯域幅を必要とする。そのようなビデオの1時間は、600GByteを超える記憶領域を必要とする。
【0005】
ビデオコーディングおよびデコーディングの目的の1つは、圧縮による入力ビデオ信号の冗長性の低減であり得る。圧縮は、前述の帯域幅または記憶領域要件を、場合によっては2桁以上低減するのに役立ち得る。可逆圧縮および非可逆圧縮の両方、ならびにそれらの組み合わせを採用し得る。可逆圧縮とは、圧縮された元信号から、元信号の正確なコピーを再構成することができる技術を指す。非可逆圧縮を使用する場合、再構成された信号は元信号と同一ではない可能性があるが、元信号と再構成された信号との間の歪みは十分小さいので、再構成された信号を意図された用途に使用できる。ビデオの場合、非可逆圧縮が広く採用されている。許容される歪みの量は用途に依存し、例えば、一定の消費者ストリーミング用途のユーザは、テレビ配信用途のユーザよりも高い歪みを許容し得る。達成可能な圧縮率は、許容可能な/耐えられる歪みが高いほど、より高い圧縮率が得られるということを反映できる。
【0006】
ビデオエンコーダおよびデコーダは、例えば、動き補償、変換、量子化、およびエントロピーコーディングを含む、いくつかの広範なカテゴリからの技術を利用し得る。
【0007】
ビデオコーデック技術は、イントラコーディングとして知られる技術を含み得る。イントラコーディングでは、サンプル値は、サンプルまたは以前に再構成された参照ピクチャからの他のデータを参照せずに表される。いくつかのビデオコーデックでは、ピクチャは、サンプルのブロックへと空間的に細分される。サンプルのすべてのブロックがイントラモードでコーディングされる場合、そのピクチャは、イントラピクチャであり得る。イントラピクチャと、独立したデコーダリフレッシュピクチャといったそれらの派生物は、デコーダ状態をリセットするために使用され得、したがって、コーディングされたビデオビットストリームおよびビデオセッションの中の最初のピクチャとして、または静止画像として使用され得る。イントラブロックのサンプルは、変換を受けることができ、変換係数は、エントロピーコーディングの前に量子化され得る。イントラ予測は、変換前領域におけるサンプル値を最小化する技術であり得る。場合によっては、変換後のDC値が小さいほど、およびAC係数が小さいほど、エントロピーコーディング後のブロックを表すための所与の量子化ステップサイズで必要とされるビットが少なくなる。
【0008】
例えばMPEG-2世代のコーディング技術から知られているような従来のイントラコーディングは、イントラ予測を使用しない。しかしながら、いくつかのより新しいビデオ圧縮技術は、例えば、空間的に近傍の、および、デコード順で先行するデータブロックのエンコードおよび/またはデコード中に取得された周囲のサンプルデータおよび/またはメタデータから試みる技術を含む。以下、そのような技術を「イントラ予測」技術と称する。少なくともいくつかの場合において、イントラ予測は、参照ピクチャからではなく、再構成中の現在ピクチャからの参照データのみを使用することに留意されたい。
【0009】
イントラ予測には、多くの異なる形があり得る。そのような技術のうちの2つ以上が所与のビデオコーディング技術において使用され得る場合、使用される技術は、イントラ予測モードでコーディングされ得る。ある場合には、モードはサブモードおよび/またはパラメータを有することができ、それらは個別にコーディングされるかまたはモードのコードワードに含まれ得る。所与のモード、サブモード、および/またはパラメータの組み合わせにどのコードワードを使用するかは、イントラ予測を介したコーディング効率向上に影響を与える可能性があり、コードワードをビットストリームに変換するために使用されるエントロピーコーディング技術も影響を与える可能性がある。
【0010】
イントラ予測の一定のモードは、H.264で導入され、H.265で改良され、共同探索モデル(JEM)、多用途ビデオコーディング(VVC)、およびベンチマークセット(BMS)などの新しいコーディング技術でさらに改良された。予測子ブロックは、既に利用可能なサンプルに属する近傍サンプル値を使用して形成され得る。近傍サンプルのサンプル値は、方向に従って予測子ブロックへとコピーされる。使用される方向への参照は、ビットストリームにコーディングされ得るか、またはそれ自体が予測され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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