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公開番号2024018805
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022122359
出願日2022-07-29
発明の名称スプリット鋼管切除装置
出願人京葉瓦斯株式会社,新和産業株式会社
代理人個人
主分類B23D 21/00 20060101AFI20240201BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】地中に埋設された古いガス鋼管等を、埋設状態のまま切断し残存したスプリット鋼管を、ポリエチレン管の本管から分岐管を取り出すために部分的に切除する装置に関する。
【解決手段】開閉可能なヒンジ部を外面に突出するように有してスプリット鋼管に外嵌される2分割された円筒体であって、該円筒体の軸線方向に沿って左右離間した位置に形成された一対のガイドレール部と、各ガイドレール部に沿って円筒体に穿設される長孔と、該長孔にそれぞれ設けられて先端が該長孔から円筒体の中央に向かって貫挿されると共に前記長孔の長さ方向に沿って摺動可能に配置され、前記長孔の所望位置でネジ止めされてスプリット鋼管の切り裂き部の幅方向と長さ方向の左右の両端を切り裂き部の内側から拘束する前後一対の拘束杆とからなることを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
開閉可能なヒンジ部を外面に突出するように有してスプリット鋼管に外嵌される2分割された円筒体であって、
該円筒体の軸線方向に沿って左右離間した位置に形成されたに一対のガイドレール部と、
各ガイドレール部に沿って円筒体に穿設される長孔と、
該長孔にそれぞれ設けられて先端が該長孔から円筒体の中央に向かって貫挿されると共に前記長孔の長さ方向に沿って摺動可能に配置され、前記長孔の所望位置でネジ止めされてスプリット鋼管の切り裂き部の幅方向と長さ方向の左右の両端を切り裂き部の内側から拘束する前後一対の拘束杆とからなるスプリット鋼管固定工具と、
該スプリット鋼管固定工具のガイドレール部に沿って取り付けられて、円筒体の軸線を中心に回転する管周走行ユニットと、
該管周走行ユニットに取り付けられて、円筒体から外方へ伸びるスプリット鋼管を切断する切削ユニットとからなることを特徴とするスプリット鋼管切除装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
スプリット鋼管固定工具は、円筒体の軸線に沿って左右の端面にフランジを有し、
前記各フランジと該フランジに近接したヒンジ部と拘束杆の突出部分とにより所定幅のガイドレール部とが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスプリット鋼管切除装置。
【請求項3】
スプリット鋼管固定工具が,
開閉可能なヒンジ部を外面に突出するように有してスプリット鋼管に外嵌される円筒体であって、該円筒体の軸線に沿って左右の端面にフランジを有し、
該フランジと同心状で所定の間隔を隔てて円筒体に穿設される左右一対の長孔と、
該長孔毎にそれぞれ設けられて先端が該長孔から円筒体の中央に向かって貫挿されると共に前記長孔の長さ方向に沿って摺動可能に配置され、前記長孔の所望位置でネジ止めされる拘束杆とからなると共に、
前記各フランジと該フランジに近接したヒンジ部と長孔から外方へ突出する拘束杆とにより形成された所定幅のガイドレール部とが形成されており、
前記円筒体の軸線の長手方向の左右両端であって、各端部で前記軸線を中心とした周方向の前後に設けた4つの拘束杆でスプリット鋼管の切り裂き部の幅方向と長さ方向の左右の両端を切り裂き部の内側から拘束してなることを特徴とする請求項1または2に記載のスプリット鋼管切除装置。
【請求項4】
円筒部に沿って左右両端が切除されたスプリット鋼管は、プーラー装置で本管から引き剥がすことを特徴とする請求項1に記載のスプリット鋼管切除装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地中に埋設された古いガス鋼管等を、埋設状態のまま断面C状に切断した状態で残存したスプリット鋼管を、ポリエチレン管の本管(PE管)から分岐管を取り出すために部分的に切除する装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特開平10-230409号の縦割り管の切断工具では、円筒状体の中央に周方向に延びる切欠部を備え、この切欠部を切断部に向けて縦割り管をクランプするための分割式のガイドと、このガイドの外周に沿って回転される本体にガイドの切欠部から内部に進入して縦割り管の切断部を切断する切断刃を設けた工具本体とからなることを特徴とする縦割り管の切断工具が提案されている。
しかし、切欠部を備えたガイドと、前記切欠部から内部に進入して切断部を切断する切断刃を備えた工具本体とでは切欠部の範囲内で切断刃による切断が行われるにすぎず、スプリット鋼管中の一定範囲の全周を切断することができない欠点がある。
また、スプリット鋼管の切り裂き端部が波状に切り裂かれている場合には、位置決め用突起では、正確にスプリット鋼管を位置決めすることができない。
【0003】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-230409号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明が解決しようとする問題点は、パイプスプリッター工法により更新され施工されたポリエチレン管から分岐する際に、スプリットされた外側の鋼管を切断して除去する装置およびその作業手順に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1の発明では、
開閉可能なヒンジ部を外面に突出するように有してスプリット鋼管に外嵌される2分割された円筒体であって、
該円筒体の軸線方向に沿って左右離間した位置に形成されたに一対のガイドレール部と、
各ガイドレール部に沿って円筒体に穿設される長孔と、
該長孔にそれぞれ設けられて先端が該長孔から円筒体の中央に向かって貫挿されると共に前記長孔の長さ方向に沿って摺動可能に配置され、前記長孔の所望位置でネジ止めされてスプリット鋼管の切り裂き部の幅方向と長さ方向の左右の両端を切り裂き部の内側から拘束する前後一対の拘束杆とからなるスプリット鋼管固定工具と、
該スプリット鋼管固定工具のガイドレール部に沿って取り付けられて、円筒体の軸線を中心に回転する管周走行ユニットと、
該管周走行ユニットに取り付けられて、円筒体から外方へ伸びるスプリット鋼管を切断する切削ユニットとからなることを特徴とする。
請求項2の発明では、
スプリット鋼管固定工具は、円筒体の軸線に沿って左右の端面にフランジを有し、
前記各フランジと該フランジに近接したヒンジ部と拘束杆の突出部分とにより所定幅のガイドレール部とが形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明では、
スプリット鋼管固定工具が,
開閉可能なヒンジ部を外面に突出するように有してスプリット鋼管に外嵌される円筒体であって、該円筒体の軸線に沿って左右の端面にフランジを有し、
該フランジと同心状で所定の間隔を隔てて円筒体に穿設される左右一対の長孔と、
該長孔毎にそれぞれ設けられて先端が該長孔から円筒体の中央に向かって貫挿されると共に前記長孔の長さ方向に沿って摺動可能に配置され、前記長孔の所望位置でネジ止めされる拘束杆とからなると共に、
前記各フランジと該フランジに近接したヒンジ部と長孔から外方へ突出する拘束杆とにより形成された所定幅のガイドレール部とが形成されており、
前記円筒体の軸線の長手方向の左右両端であって、各端部で前記軸線を中心とした周方向の前後に設けた4つの拘束杆でスプリット鋼管の切り裂き部の幅方向と長さ方向の左右の両端を切り裂き部の内側から拘束してなることを特徴とする。
請求項4の発明では、
円筒部に沿って左右両端が切除されたスプリット鋼管は、プーラー装置で本管から引き剥がすことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明は、ポリエチレンの本管から分岐取り出し工事を行う際に、スプリット鋼管を分岐部分に対応する個所を切除する際に、スプリット鋼管固定工具を用いることで、スプリット鋼管固定工具の円筒体に管周走行ユニットを取り付け、前記円筒体から外方へ伸びるスプリット鋼管を円筒体の前後で切断することで、容易に切除作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
スプリット鋼管固定工具の斜視図である。
同側面図である。
スプリット鋼管の切り裂き部を拘束して位置決めした状態の説明図である。
同側面図である。
スプリット鋼管固定に一例を示す工具管周走行ユニットを取り付けた状態の側面図である。
工具管周走行ユニットに切削ユニットの一例を装着した状態の説明図である。
プーラーでスプリット鋼管の一部を?離する一例を示す説明図である。
本管の分岐部分を覆うスプリット鋼管を切除した状態の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下にこの発明のスプリット鋼管切除装置の好適実施例について図面を参照しながら説明する。
【実施例】
【0010】
スプリット鋼管切除装置100は、スプリット鋼管固定工具1と、管周走行ユニット20と切削ユニット30とからなり、スプリット鋼管固定工具1の円筒部に沿って左右両端が切除されたスプリット鋼管は、プーラー装置40でPE管からなる本管P2から引き剥がすことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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