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公開番号2024013164
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-31
出願番号2022115150
出願日2022-07-19
発明の名称移動支援装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類G09B 21/00 20060101AFI20240124BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】白杖を用いるユーザが使用する移動支援装置について、ユーザの手と白杖との関係に基づいて適切に移動支援に係る通知を行えるものとすること。
【解決手段】移動支援装置10は、白杖Sを使用するユーザに使用され、撮像装置22を備えた端末20と、撮像装置22から取得した撮像画像に基づく処理を実行する処理部30と、処理部30による処理の結果に基づいてユーザの移動を支援する移動支援通知を行う通知部40と、を備えている。移動支援装置10は、処理部30が、処理の一部又は全部として、撮像画像に基づいて白杖S及びユーザの手Hの位置関係に係る情報を位置関係情報として取得する位置関係取得処理を行い、位置関係情報に基づく通知を、移動支援通知として実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
白杖を使用するユーザに使用され、撮像装置を備えた端末と、
前記撮像装置から取得した撮像画像に基づく処理を実行する処理部と、
前記処理部による前記処理の結果に基づいて前記ユーザの移動を支援する移動支援通知を行う通知部と、
を備えており、
前記処理部が、前記処理の一部又は全部として、前記撮像画像に基づいて前記白杖及び前記ユーザの手の位置関係に係る情報を位置関係情報として取得する位置関係取得処理を行い、
前記位置関係情報に基づく通知を、前記移動支援通知として実行すること、を特徴とする移動支援装置。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記処理部が、前記位置関係取得処理により取得された前記白杖及び前記ユーザの手の距離を前記位置関係情報として導出可能なものであり、
前記距離の大きさに基づいて、前記通知部により前記移動支援通知を実行すること、を特徴とする請求項1に記載の移動支援装置。
【請求項3】
前記端末が、首又は肩に装着可能なウエアラブル端末、又は眼鏡型のウエアラブル端末であること、を特徴とする請求項1又は2に記載の移動支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、移動支援装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されている音声案内装置付白杖のような移動支援装置が提供されている。特許文献1の音声案内装置付白杖は、白杖の先端部が、点字ブロックの任意の部分に接することで、カメラが、点字ブロックのコード化された点状突起を撮影し、画像データが制御部に送られるものとされている。また、特許文献1の音声案内装置付白杖においては、制御部が画像データと対応する音声データに変換してスピーカーに伝送し、スピーカーで音声データが音声に変換され、例えば、警告情報としての階段です、という音声が伝達されるものとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3208458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されている音声案内装置付白杖のような移動支援装置においては、点字ブロックのコード化された点状突起を備えた点字ブロックが存在していることを前提として利用可能なものである。そのため、特許文献1に記載されている音声案内装置付白杖は、コード化された点状突起を備えた点字ブロックが設けられていない場所においては用をなさないという問題がある。
【0005】
ここで、白杖は視覚障がい者が周囲の物体を触擦して障害物などを確認する歩行補助具であるところ、本発明者らは、白杖だけでは得られない障害物の識別を行うための補助的機能を担う移動支援装置の提供について検討を行った。本発明者らが鋭意検討した結果、音声などでユーザの移動を支援するための通知を行えるものとすれば、ユーザの移動に係る安全性の向上に貢献できるとの知見に至った。その反面、移動支援装置が白杖を用いるユーザが使用するといった前提条件のもとで効果を発揮するものである以上、ユーザの手元から白杖が離れた、前提条件に反した状態で移動支援装置が使用されてしまうと、移動支援装置による効果を十分に発揮できないばかりか、想定に反した予期し得ない事態になりかねない。
【0006】
そこで本発明は、白杖を用いるユーザが使用する移動支援装置について、ユーザの手と白杖との関係に基づいて適切に移動支援に係る通知を行える移動支援装置の実現を目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上述した課題を解決すべく提供される本発明の移動支援装置は、白杖を使用するユーザに使用され、撮像装置を備えた端末と、前記撮像装置から取得した撮像画像に基づく処理を実行する処理部と、前記処理部による前記処理の結果に基づいて前記ユーザの移動を支援する移動支援通知を行う通知部と、を備えており、前記処理部が、前記処理の一部又は全部として、前記撮像画像に基づいて前記白杖及び前記ユーザの手の位置関係に係る情報を位置関係情報として取得する位置関係取得処理を行い、前記位置関係情報に基づく通知を、前記移動支援通知として実行すること、を特徴とするものである。
【0008】
本発明の移動支援装置は、端末が備える撮像装置から取得した撮像画像に基づいて、処理部が位置関係取得処理を実行することにより、白杖及びユーザの手の位置関係を取得することができる。また、本発明の移動支援装置は、位置関係取得処理の結果に基づいて通知部が移動支援通知を行うことにより、ユーザの移動を支援することができる。従って、本発明の移動支援装置は、ユーザの手と白杖との関係に基づいて適切に移動支援に係る通知を行うことができる。
【0009】
(2)本発明の移動支援装置は、前記処理部が、前記位置関係取得処理により取得された前記白杖及び前記ユーザの手の距離を前記位置関係情報として導出可能なものであり、前記距離の大きさに基づいて、前記通知部により前記移動支援通知を実行すること、を特徴とするものであると良い。
【0010】
本発明の移動支援装置は、処理部における位置関係取得処理によって位置関係情報として導出された白杖及びユーザの手の距離の大きさに基づいて適切な移動支援通知を実行することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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