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公開番号
2024006089
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-01-17
出願番号
2022106656
出願日
2022-06-30
発明の名称
エルゴチオネインを含有する発酵物の製造方法及びエルゴチオネインの製造方法
出願人
宮崎県
,
ハウス食品グループ本社株式会社
代理人
個人
主分類
C12P
13/04 20060101AFI20240110BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】微生物発酵を利用してエルゴチオネインを含有する発酵物及びエルゴチオネインを製造する新たな方法を提供する。
【解決手段】本発明のエルゴチオネインを含有する発酵物の製造方法は、マメ科植物及びイネ科植物からなる群から選択される1以上の植物原料と、アミノ酸及びその塩からなる群から選択される1以上のアミノ酸原料と、麹菌とを含有する原料混合物中で前記麹菌を培養することにより、前記原料混合物を発酵させ、エルゴチオネインを含有する発酵物を得る工程を含む。本発明のエルゴチオネインの製造方法は、上記方法で得た前記培養物からエルゴチオネインを取得する工程を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
マメ科植物及びイネ科植物からなる群から選択される1以上の植物原料と、アミノ酸及びその塩からなる群から選択される1以上のアミノ酸原料と、麹菌とを含有する原料混合物中で前記麹菌を培養することにより、前記原料混合物を発酵させ、エルゴチオネインを含有する発酵物を得る工程
を含む、エルゴチオネインを含有する発酵物の製造方法。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記アミノ酸原料が、
システイン、ヒスチジン、シスチン及びγ-アミノ-n-酪酸並びにそれらの塩からなる群から選択される1以上を含有する、或いは、
オルニチン及びその塩から選択される1以上と、メチオニン及びその塩から選択される1以上とを含有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記植物原料が、ダイズ、イネ及びオオムギ並びにそれらの処理物からなる群から選択される1以上を含有する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記発酵物は、25ppm以上のエルゴチオネインを含有する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
マメ科植物及びイネ科植物からなる群から選択される1以上の植物原料と、アミノ酸及びその塩からなる群から選択される1以上のアミノ酸原料と、麹菌とを含有する原料混合物中で前記麹菌を培養することにより、前記原料混合物を発酵させ、エルゴチオネインを含有する発酵物を得る工程、及び、
前記発酵物からエルゴチオネインを取得する工程
を含む、エルゴチオネインの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エルゴチオネインを含有する発酵物の製造方法及びエルゴチオネインの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
エルゴチオネインは微生物により生産される含硫アミノ酸の1種である。植物や動物は、エルゴチオネインを独自に生産することができず、微生物から摂取したエルゴチオネインを生体内に蓄積する。
【0003】
エルゴチオネインは、抗酸化作用、美肌作用、脳機能改善作用等の人体にとって有益な生理機能を有することが知られている。
【0004】
特許文献1では、エルゴチオネイン生合成遺伝子を過剰発現させた、放線菌、腸内細菌、酵母等の微生物を培養し、菌体外に産生されたエルゴチオネインを取得することを特徴とするエルゴチオネインの製造方法が記載されている。
【0005】
特許文献2では、ヒスチジン及びシステインからエルゴチオネインを生成する反応に関与する、アスペルギルス属微生物に由来する酵素をコードする遺伝子を過剰発現する、形質転換アスペルギルス属微生物を培養して、エルゴチオネインを製造する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開WO2017/150304
国際公開WO2016/121285
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
エルゴチオネインを大量生産するための確立された方法は従来知られていない。
【0008】
そこで本明細書では、微生物発酵を利用してエルゴチオネインを含有する発酵物及びエルゴチオネインを製造する新たな方法を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本明細書では、微生物発酵を利用してエルゴチオネインを含有する発酵物及びエルゴチオネインを製造する新たな方法として以下の方法を開示する。
【0010】
(1)マメ科植物及びイネ科植物からなる群から選択される1以上の植物原料と、アミノ酸及びその塩からなる群から選択される1以上のアミノ酸原料と、麹菌とを含有する原料混合物中で前記麹菌を培養することにより、前記原料混合物を発酵させ、エルゴチオネインを含有する発酵物を得る工程
を含む、エルゴチオネインを含有する発酵物の製造方法。
(2)前記アミノ酸原料が、
システイン、ヒスチジン、シスチン及びγ-アミノ-n-酪酸並びにそれらの塩からなる群から選択される1以上を含有する、或いは、
オルニチン及びその塩から選択される1以上と、メチオニン及びその塩から選択される1以上とを含有する、
(1)に記載の方法。
(3)前記植物原料が、ダイズ、イネ及びオオムギ並びにそれらの処理物からなる群から選択される1以上を含有する、(1)又は(2)に記載の方法。
(4)前記発酵物は、25ppm以上のエルゴチオネインを含有する、(1)~(3)のいずれかに記載の方法。
(5)マメ科植物及びイネ科植物からなる群から選択される1以上の植物原料と、アミノ酸及びその塩からなる群から選択される1以上のアミノ酸原料と、麹菌とを含有する原料混合物中で前記麹菌を培養することにより、前記原料混合物を発酵させ、エルゴチオネインを含有する発酵物を得る工程、及び、
前記発酵物からエルゴチオネインを取得する工程
を含む、エルゴチオネインの製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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