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公開番号2023180050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-20
出願番号2022093111
出願日2022-06-08
発明の名称生体ガス検出装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類B62D 1/06 20060101AFI20231213BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】運転者の皮膚から排出される生体ガスに含まれる特定成分を安定して検出できて、運転者の状態を、誤検知を抑制して的確に検知可能な生体ガス検出装置を提供すること。
【解決手段】運転者から排出される生体ガスに含まれる特定成分を検出可能な生体ガス検出装置S。運転時に把持するハンドル1に搭載される。運転者の皮膚から排出される生体ガス中の特定成分を皮膚と非接触の状態で検出可能なガス検知センサ10と、作動時に皮膚に赤色光を照射可能な発光部15と、を備える。ガス検知センサと発光部とが、ハンドルにおける運転者の把持する把持部4において、運転者の手によって同時に覆い可能な領域に、配設されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載されて、運転者から排出される生体ガスに含まれる特定成分を検出可能な生体ガス検出装置であって、
運転時に把持するハンドルに搭載されるとともに、
前記運転者の皮膚から排出される前記生体ガス中の前記特定成分を、前記皮膚と非接触の状態で検出可能なガス検知センサと、
作動時に前記皮膚に赤色光を照射可能な発光部と、
を備える構成とされ、
前記ガス検知センサと前記発光部とが、前記ハンドルにおける前記運転者の把持する把持部において、前記運転者の手によって同時に覆い可能な領域に、配設されていることを特徴とする生体ガス検出装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記ガス検知センサが、前記把持部を表面から凹ませるように形成される凹部内に、配設されていることを特徴とする請求項1に記載の生体ガス検出装置。
【請求項3】
前記把持部が、環状とされており、
前記ガス検知センサが、前記把持部において、前記運転者側となる上面側であって、前記手における拇指球付近の領域に覆われる位置に、配置され、
前記発光部が、前記把持部において、前記運転者から離隔した離隔面側であって、前記手において親指を除いた指によって覆われる位置に、配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の生体ガス検出装置。
【請求項4】
前記発光部が、前記把持部の回転操作方向に略沿うようにして、3個若しくは4個並設される赤色LEDを備える構成とされていることを特徴とする請求項3に記載の生体ガス検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されて、運転者から排出される生体ガスに含まれる特定成分(アルコール成分等)を検出可能なガス検出装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、運転者から排出されるアルコール成分等を検出可能な装置としては、運転者の汗に含まれるアルコール成分を検出して、飲酒状態を検知する構成の飲酒状態検知装置があった(例えば、特許文献1参照)。この従来の飲酒状態検知装置では、ハンドルを把持した人(運転者)の汗に含まれるアルコール成分の濃度を検出して人の飲酒状態を検知する構成であり、運転者の発汗を促進させるために、発熱体を併設させていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-73422公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、汗の排出量は、個人差が大きく、例えば、乾燥肌の人や体温の低い人等は、発熱体を並設させる構成としていても、十分な発汗量を確保できない場合もあった。人の皮膚から排出される生体ガスは、汗と比較して、排出量の個人差が少ないことから、発明者らはこのような点に鑑み、皮膚から排出される生体ガスに着目して、本発明に至った。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、運転者の皮膚から排出される生体ガスに含まれる特定成分を安定して検出できて、運転者の状態を、誤検知を抑制して的確に検知可能な生体ガス検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る生体ガス検出装置は、車両に搭載されて、運転者から排出される生体ガスに含まれる特定成分を検出可能な生体ガス検出装置であって、
運転時に把持するハンドルに搭載されるとともに、
運転者の皮膚から排出される生体ガス中の特定成分を、皮膚と非接触の状態で検出可能なガス検知センサと、
作動時に皮膚に赤色光を照射可能な発光部と、
を備える構成とされ、
ガス検知センサと発光部とが、ハンドルにおける運転者の把持する把持部において、運転者の手によって同時に覆い可能な領域に、配設されていることを特徴とする。
【0007】
本発明の生体ガス検出装置では、ハンドルの把持部を把持している運転者の手(皮膚)から排出される生体ガスに含まれる特定成分を、ガス検知センサによって、皮膚と非接触の状態で検知する構成であり、また、作動時に皮膚に赤色光を照射可能な発光部が、把持部の把持時に、ガス検知センサと同時に覆い可能な領域に、配設されている。このような発光部による赤色光の照射は、皮膚における被照射領域の血行を促進させる効果があることから、本発明の生体ガス検出装置では、発光部による赤色光の照射により、被照射領域の近傍、すなわち、把持部を把持している手の血管を流れる血流量を増大させることができ、このような血流量の増大によって、手から排出される生体ガスの排出量も安定させることができる。その結果、運転者の手から排出される生体ガスに含まれる特定成分を、的確に検出することができる。
【0008】
したがって、本発明の生体ガス検出装置では、運転者の皮膚から排出される生体ガスに含まれる特定成分を安定して検出できて、運転者の状態を、誤検知を抑制して的確に検知することができる。
【0009】
また、本発明の生体ガス検出装置において、ガス検知センサを、把持部を表面から凹ませるように形成される凹部内に、配設させる構成とすれば、ガス検知センサを、安定して、運転者の手と非接触状態とすることができ、また、凹部内に運転者の皮膚から排出される生体ガスを貯留させることができることから、一層確実に、生体ガス内の特定成分を検出可能となって、好ましい。
【0010】
さらに、上記構成の生体ガス検出装置において、把持部を、環状として、
ガス検知センサを、把持部において、運転者側となる上面側であって、手における拇指球付近の領域に覆われる位置に、配置させ、
発光部を、把持部において、運転者から離隔した離隔面側であって、手において親指を除いた指によって覆われる位置に、配置させる構成とすることが、好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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