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公開番号2024062611
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170569
出願日2022-10-25
発明の名称乗物用空気清浄ユニット
出願人トヨタ紡織株式会社,豊田合成株式会社,昭和セラミックス株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類A61L 9/16 20060101AFI20240501BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】空気の清浄化効果が高く、薄型で放熱性に優れる乗物用空気清浄ユニットを提供する。
【解決手段】乗物に設けられた送風装置10の吸気口56から排気口53までの空気流路に設けられる乗物用空気清浄ユニット20であって、前記空気流路を流れる空気流をろ過し、少なくとも上流側に光触媒が担持されているフィルタ30と、前記フィルタ30の上流側に設けられ、前記フィルタ30に向けてUVAを照射するUVA光源32と、前記フィルタ30の下流側に設けられ、前記フィルタ30に向けてUVCを照射するUVC光源35と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
乗物に設けられた送風装置の吸気口から排気口までの空気流路に設けられる乗物用空気清浄ユニットであって、
前記空気流路を流れる空気流をろ過し、少なくとも上流側に光触媒が担持されているフィルタと、
前記フィルタの上流側に設けられ、前記フィルタに向けてUVAを照射するUVA光源と、
前記フィルタの下流側に設けられ、前記フィルタに向けてUVCを照射するUVC光源と、を備える、乗物用空気清浄ユニット。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記空気流路は乗物のボディと乗物用内装材との間に前記乗物用内装材に沿うように配置されており、
前記UVA光源および前記UVC光源は、前記ボディ側に取り付けられているとともに、前記乗物用内装材側に、前記UVA光源および前記UVC光源から照射された光を前記フィルタに向けて反射する反射部が設けられている請求項1に記載の乗物用空気清浄ユニット。
【請求項3】
前記フィルタのうち少なくとも下流側は帯電されている請求項1または請求項2に記載の乗物用空気清浄ユニット。
【請求項4】
前記フィルタのうち少なくとも下流側は、光透過性を有する材料により構成されている請求項1または請求項2に記載の乗物用空気清浄ユニット。
【請求項5】
前記フィルタはプリーツ加工されている請求項1または請求項2に記載の乗物用空気清浄ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、乗物用空気清浄ユニットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、酸化チタンに代表される光触媒を利用して空気を清浄化させる装置として、例えば特許文献1や特許文献2に記載のものが知られている。特許文献1に記載の空気用除菌フィルターユニットは、細菌捕集用フィルターの両側を光触媒フィルターで挟み込むサンドイッチ構造を有し、それぞれの光触媒フィルターの前面に設けられた光源から紫外線を照射することにより、除菌を図る構成とされている。
【0003】
また、特許文献2に記載の車載用触媒体は、光触媒作用を有する物質を含む構造体と、構造体へ紫外線を含む光を照射する照射手段と、蓄熱した熱を構造体の光触媒へ供給する蓄熱材と、構造体へ送風する送風手段と、が順に重畳された構成となっており、送風手段から送り出した気流を蓄熱材を介して照射手段および構造体へ供給することにより、車内の臭い成分や有害物質を除去分解する構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-284431号公報
特開2006-21098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、最近では除菌ニーズがますます高まっている。また近年、紫外線の中でも短い波長を有する深紫外線(UVC、波長100~280nm)は、高い除菌効果が得られることが知られており、この深紫外線を利用して、乗物の空気を従来以上に清浄化させることが期待される。このような深紫外線を乗物の除菌に適用する際には、薄型化や放熱性が課題となる。
【0006】
本明細書に開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、空気の清浄化効果が高く、薄型で放熱性に優れる乗物用空気清浄ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に開示される技術は、乗物に設けられた送風装置の吸気口から排気口までの空気流路に設けられる乗物用空気清浄ユニットであって、前記空気流路を流れる空気流をろ過し、少なくとも上流側に光触媒が担持されているフィルタと、前記フィルタの上流側に設けられ、前記フィルタに向けてUVAを照射するUVA光源と、前記フィルタの下流側に設けられ、前記フィルタに向けてUVCを照射するUVC光源と、を備える。
【0008】
上記構成によれば、フィルタによって捕捉された空気流中の異物は、上流側からUVAが照射されることにより光触媒が作用して、除菌、消臭効果が発揮される。また、捕捉される異物の中でも微小な菌やウイルスの割合が高い下流側からUVCが照射されることにより、より高い除菌効果が得られる。
【0009】
このように、フィルタの上流側および下流側に異なる光源を設けてフィルタに向けて照射することにより、消臭効果および除菌効果が効果的に発揮される。また、2種類の光源を設けながら、これらを離れた位置に配置することにより熱源が分散されるから、局所的な温度の上昇を抑制することができ、放熱性に優れる。また、空気清浄ユニットを薄型に形成することができる。
【0010】
前記空気流路は乗物のボディと乗物用内装材との間に前記乗物用内装材に沿うように配置されており、前記UVA光源および前記UVC光源は、前記ボディ側に取り付けられているとともに、前記乗物用内装材側に、前記UVA光源および前記UVC光源から照射された光を前記フィルタに向けて反射する反射部が設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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