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公開番号2024092199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022207963
出願日2022-12-26
発明の名称圧排器具
出願人個人
代理人個人,個人
主分類A61B 17/02 20060101AFI20240701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】圧排と吸引とを同時に簡単に行うことができ、使い捨てに適しており、かつ、製造が容易な圧排器具を提供する。
【解決手段】圧排器具1は、組織の圧排に用いられる圧排器具であって、手術用の吸引管2が装着されることにより、吸引管2と圧排器具1とを着脱可能な状態で一体化する装着部11と、装着部11に沿って設けられ、組織を圧排する圧排面12aを備える圧排部12とを備えることにより、圧排と吸引とを同時に簡単に行うことができ、使い捨てに適しており、かつ、製造が容易とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
組織の圧排に用いられる圧排器具であって、
手術用の吸引管が装着されることにより、前記吸引管と前記圧排器具とを着脱可能な状態で一体化する装着部と、
前記装着部に沿って設けられ、組織を圧排する圧排面を備える圧排部と、
を備える圧排器具。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
請求項1に記載の圧排器具において、
前記圧排部の幅は、前記装着部の外形幅よりも大きく形成されている、圧排器具。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の圧排器具において、
前記装着部は、前記吸引管が挿入可能な管状に形成されている、圧排器具。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の圧排器具において、
前記装着部は、前記吸引管が係合な形状に形成されている、圧排器具。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の圧排器具において、
前記装着部の先端位置は、前記圧排部の先端位置よりも後端側にある、圧排器具。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の圧排器具において、
前記装着部は、装着される前記吸引管の先端位置を前記吸引管の軸線方向において調節可能である、圧排器具。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載の圧排器具において、
前記装着部と前記圧排部との間に、前記圧排面と前記装着部との間の距離を離間させる離間構造部を備える、圧排器具。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載の圧排器具において、
前記装着部の軸線周りで前記吸引管と前記圧排器具とが相対的に回転することを抑制する回転抑制部を備える、圧排器具。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載の圧排器具において、
可撓性を備える材料により形成されている、圧排器具。
【請求項10】
請求項1又は請求項2に記載の圧排器具において、
当該圧排器具は、脳内組織の圧排に用いられる、圧排器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、組織の圧排に用いられる圧排器具に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、人体等の手術時に、組織を押圧することにより組織を避ける圧排を行い、必要な術野を確保し、より奥まった部位の施術を可能とするための圧排器具が用いられている。例えば、特許文献1には、脳神経外科手術における圧排に用いられる脳べらに関する発明が開示されている。
【0003】
また、手術中に血液等の体液が施術部位に溜まることがあり、これを外部に排出するために吸引管が用いられる。脳べら等の圧排器具と吸引管とを同時に使用することは限られた施術空間では難しい。しかし、組織を圧排しながら体液の排出と施術とを同時に行う必要がある場合が多い。そのため、従来はガーゼ等で組織を保護しながら吸引管自体で組織を圧排した状態で吸引が行われていた。
【0004】
また、非特許文献1には、手術中に不要な体液を吸引するための金属製の吸引管の幅を広げて「suction spatula(吸引へら)」として形成した例が開示されている。この非特許文献1に記載の「吸引へら」によれば、組織を圧排しながら不要な体液の吸引を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-149101号公報
【非特許文献】
【0006】
Ma´rton Eordogh, Dennis Pasler, Henry W.S. Schroeder "Suction Spatula for Surgery of Vestibular Schwannomas in Supine Position Technical Note" WORLD NEUROSURGERY 138,p.174-p.177,JUNE 2020
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
非特許文献1に開示されている「吸引へら」は、金属を加工して吸引管としての機能も備えて構成したものであり、比較的高価なものとなる。そのため、従来の吸引管が使用後に再生処理(洗浄・消毒・滅菌等)されて再利用されることと同様に、非特許文献1に開示の「吸引へら」についても再利用が想定される。しかし、非特許文献1に開示の「吸引へら」は、微細な吸引孔が形成されていることから、完全な再生処理が難しく、より完全な再生処理を行うためには、その再生処理がより煩雑となる。その一方で、非特許文献1に開示されている「吸引へら」は、コスト面や廃棄物処理の観点で、いわゆる使い捨てとしての利用にも適さないものであった。また、非特許文献1に開示されている「吸引へら」は、多数の微細な吸引孔を金属管に設けており、この多数の吸引孔にバリ等が発生しないようにしたり、バリの処理を行ったりする必要もあり、製造が容易なものではなかった。
【0008】
本開示の課題は、圧排と吸引とを同時に簡単に行うことができ、使い捨てに適しており、かつ、製造が容易な圧排器具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本開示の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0010】
第1の開示は、組織の圧排に用いられる圧排器具(1、1B、1C)であって、手術用の吸引管(2)が装着されることにより、前記吸引管(2)と前記圧排器具(1、1B、1C)とを着脱可能な状態で一体化する装着部(11)と、前記装着部(11)に沿って設けられ、組織を圧排する圧排面(12a)を備える圧排部(12、12C)と、を備える圧排器具(1、1B、1C)である。
(【0011】以降は省略されています)

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