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公開番号
2024101291
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-29
出願番号
2023005191
出願日
2023-01-17
発明の名称
眼科測定装置
出願人
株式会社ニデック
代理人
主分類
A61B
3/103 20060101AFI20240722BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】 より精度よく、より適切な測定結果を得る。
【解決手段】 被検眼眼底に測定光を投光し、被検眼眼底からの測定光の反射光を受光素子に受光する測定光学系と、測定光学系における被検眼の瞳共役位置に配置され、眼底からの反射光を多重のリング像又は多数の点像からなる測定指標像に変換して受光素子に受光させる変換部材と、受光素子に受光される測定指標像が被検眼上で対応する測定領域の何れの位置からの光束であるかを判別するための目印を測定指標像の中に形成させる目印形成手段であって、変換部材の近傍又は共役位置に配置にされるか、あるいは変換部材に設けられた目印形成手段と、を備える。
【選択図】 図9
特許請求の範囲
【請求項1】
被検眼の眼屈折力分布を測定する眼科測定装置であって、
被検眼眼底に測定光を投光する投光光学系と、被検眼眼底からの測定光の反射光を受光素子に受光する受光光学系と、を備える測定光学系と、
前記測定光学系における被検眼の瞳共役位置に配置され、眼底からの反射光を多重のリング像又は多数の点像からなる測定指標像に変換して前記受光素子に受光させる変換部材と、
前記受光素子に受光される前記測定指標像が被検眼上で対応する測定領域の何れの位置からの光束であるかを判別するための目印を前記測定指標像の中に形成させる目印形成手段であって、前記変換部材の近傍又は共役位置に配置にされるか、あるいは前記変換部材に設けられた目印形成手段と、
を備えることを特徴とする眼科測定装置。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
請求項1の眼科測定装置において、
前記変換部材は、前記測定光学系の光軸を中心に少なくとも3周以上のリング像からなる前記測定指標像、又は前記測定光学系の光軸を中心に少なくとも3周以上の多数の点像の並びからなる前記測定指標像を前記受光素子に受光させ、
前記目印形成手段は、前記測定指標像の少なくとも一つの隣り合うリング像又は隣り合う周の並びの多数の点像の間で異なる前記目印を形成することを特徴とする眼科測定装置。
【請求項3】
請求項1又は2の眼科測定装置において、
前記変換部材は、前記測定指標像として前記受光素子上で多重のリング像に変換する部材であり、
前記目印形成手段は、前記目印として前記リング像に切れ目を形成することを特徴とする眼科測定装置。
【請求項4】
請求項1~3の何れかの眼科測定装置において、
前記受光素子に受光された前記測定指標像を処理して眼屈折力情報を得る処理手段を備え、
前記処理手段は、前記目印によって欠落した部分の眼屈折力情報を、欠落した部分の周囲の前記測定指標像に基づいて補間して得ることを特徴とする眼科測定装置。
【請求項5】
請求項1~4の何れかの眼科測定装置において、
前記目印形成手段を光路に挿入及び脱出させる挿脱手段を備えることを特徴とする眼科測定装置。
【請求項6】
請求項5の眼科測定装置において、
前記受光素子に受光された前記測定指標像の受光状態に基づいて、前記目印形成手段を光路に挿入するか否かを判断し、その判断結果に基づいて前記挿脱手段の駆動を制御する挿脱制御手段を備えることを特徴とする眼科測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼の眼屈折力分布を測定する眼科測定装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
被検眼の眼屈折力分布を測定する眼科測定装置としては、被検眼眼底にスリット光束を投影し、その反射光束を受光素子によって検出したときの位相差信号を利用する方式(例えば、特許文献1参照)、被検眼眼底からの反射光束を多数の点像からなる測定指標像(波面センサ、マイクロレンズアレイの利用を含む)に変換して受光素子に受光させる方式(例えば、特許文献2参照)、被検眼眼底からの反射光束を多重のリング像からなる測定指標像に変換して受光素子に受光させる方式(例えば、特許文献3参照)が提案されている。例えば、被検眼の眼屈折力分布の測定結果は、レーザ光によって角膜形状を変化させる角膜矯正手術等に利用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10―108837号公報
特開2008―113810号公報
特開2005―103103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、より適切な測定結果を得る上では、さらなる改善が望まれる。例えば、多重のリング像を利用する方式においては、受光素子に受光された各リング像が、被検眼上で対応する各測定領域の内の何番目かを特定する必要がある。しかし、被検眼の状態によっては、受光素子上のリング像が乱れたり、信号レベルが低かったりし、リング像が何番目のものかの区別がつきにくい場合がある。リング像の区別を誤ると、適切な測定結果が得られ難くなる。多数の点像を利用する方式においても、同種の問題がある。
【0005】
本開示は、上記従来技術に鑑み、より精度よく、より適切な測定結果が得られる眼科測定装置を提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示における典型的な実施形態が提供する眼科測定装置は、被検眼の眼屈折力分布を測定する眼科測定装置であって、被検眼眼底に測定光を投光する投光光学系と、被検眼眼底からの測定光の反射光を受光素子に受光する受光光学系と、を備える測定光学系と、前記測定光学系における被検眼の瞳共役位置に配置され、眼底からの反射光を多重のリング像又は多数の点像からなる測定指標像に変換して前記受光素子に受光させる変換部材と、前記受光素子に受光される前記測定指標像が被検眼上で対応する測定領域の何れの位置からの光束であるかを判別するための目印を前記測定指標像の中に形成させる目印形成手段であって、前記変換部材の近傍又は共役位置に配置にされるか、あるいは前記変換部材に設けられた目印形成手段と、を備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
眼科測定装置の外観図である。
第1実施形態における眼科測定装置の光学系の概略図である。
本開示のリングレンズの例を示す図である。
予備測定段階で使用されるマスク部材の例である。
隣接するリング像の区別を説明する図である。
隣接するリング像が受光されないように制限するマスク部材の例である。
精密な眼屈折力分布の測定を説明する図である。
眼屈折力分布の精密測定モードに適用されるマスク部材の例を示す図である。
第2実施形態における眼科測定装置の光学系を示す図である。
撮像素子上のリング像が何番目のものかの判別し難いケースの例である。
目印形成マスクのマスク部材の例を示す図である。
マスク部材が受光光学系の光路に配置された場合に、撮像素子に受光される受光されるリング像の例である。
図12に対して、目印が形成されていることにより、内側から1番目のリング像と2番目のリング像が判別可能にされた例を示す図である。
リングレンズに代えて、多数の点像からなる測定指標像に変換するマイクロレンズアレイが使用される例である。
瞳孔縁による測定光束のケラレ状態を考慮した測定を説明する図である。
前眼部像における瞳孔領域と、瞳孔上で対応する測定領域と、の比較を説明する図である。
測定光束のケラレを考慮したリング像に対応する各測定領域について、経線方向毎の眼屈折力情報を求める場合を説明する図である。
撮像素子がリング像の集光点より後側の離れた位置にある場合を説明する図である。
図18において、測定光束にケラレが生じていない場合と、測定光束にケラレが生じている場合とで、それぞれ取得画像上で検出されるリング像を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[概要]
以下、典型的な実施形態の1つについて、図面を参照して説明する。なお、以下の<>にて分類された項目は、独立又は関連して利用されうる。
【0009】
例えば、眼科測定装置(例えば、眼科測定装置10)は、被検眼の眼屈折力分布(波面収差の場合を含む)を測定する。例えば、眼科測定装置は、測定光学系(例えば、測定光学系100)と、変換部材(例えば、リングレンズ125、マイクロレンズアレイ125S)と、第1処理手段(例えば、制御部50)と、を備える。例えば、眼科測定装置は、制限手段(例えば、マスク130)と、制限制御手段(例えば、制御部50)を備えていてもよい。例えば、眼科測定装置は、視度補正手段(例えば、駆動ユニット160、駆動部161)と、測定制御手段(例えば、制御部50)と、モード切換手段(例えば、操作部17、制御部50)と、の少なくとも一つを備えていてもよい。例えば、眼科測定装置は、アライメント検出手段(例えば、アライメント指標投影光学系600、観察光学系200、制御部50)を備えていてもよい。
【0010】
例えば、眼科測定装置は、目印形成手段(例えば、目印形成マスク140)と、第2処理手段(例えば、制御部50)と、挿脱手段(例えば、マスク駆動部140A)と、挿脱制御手段(例えば、制御部50)と、の少なくとも一つを備えていてもよい。例えば、眼科測定装置は、前眼部像取得手段(例えば、観察光学系200)と、第3処理手段(例えば、制御部50)と、の少なくとも一つを備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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