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公開番号2024064454
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173053
出願日2022-10-28
発明の名称車両用リッド装置
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人 共立特許事務所
主分類F21S 43/40 20180101AFI20240507BHJP(照明)
要約【課題】簡単な構造からなり、かつ、周縁隙間の全体を光源により明るく照明することのできる車両用リッド装置を提供する。
【解決手段】車両側部材に設けられた開口を閉じる閉位置と、前記開口を開放する開位置と、の間で位置変化するリッド部材2と、開口よりも奥側に配置され可視光線を発する光源6と、開口に向けた可視光線の経路を形成する経路形成要素と、を具備し、経路形成要素は、開口の奥側から入射した前記可視光線を透過させ、車両側部材における開口周縁部と閉位置にあるリッド部材2との隙間95を通じて、開口の外側に向けて出射するレンズ4を有し、隙間95は、第1隙間領域95fと、第1隙間領域95fと異なる第2隙間領域95sとを有し、レンズ4は、第1隙間領域95fに向けて可視光線を出射する第1レンズ領域4fと、第2隙間領域95sに向けて可視光線を出射する第2レンズ領域4sと、を有する、車両用リッド装置1
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両側部材に設けられた開口を閉じる閉位置と、前記開口を開放する開位置と、の間で位置変化するリッド部材と、
前記開口よりも奥側に配置され可視光線を発する光源と、
前記開口に向けた前記可視光線の経路を形成する経路形成要素と、を具備し、
前記経路形成要素は、前記開口の奥側から入射した前記可視光線を透過させ、前記車両側部材における開口周縁部と前記閉位置にある前記リッド部材との隙間を通じて、前記開口の外側に向けて出射するレンズを有し、
前記隙間は、第1隙間領域と、前記第1隙間領域と異なる第2隙間領域とを有し、
前記レンズは、前記第1隙間領域に向けて前記可視光線を出射する第1レンズ領域と、前記第2隙間領域に向けて前記可視光線を出射する第2レンズ領域と、を有する、車両用リッド装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記レンズにおける奥側面の形状は、前記第1レンズ領域と前記第2レンズ領域とで異なる、請求項1に記載の車両用リッド装置。
【請求項3】
一つの前記光源が発する前記可視光線が、前記第1レンズ領域および前記第2レンズ領域を透過し、
前記第1レンズ領域と前記光源との距離は、前記第2レンズ領域と前記光源との距離よりも大きく、
前記第1レンズ領域における奥側面は凸面状をなす、請求項1または請求項2に記載の車両用リッド装置。
【請求項4】
前記第1レンズ領域は前記第1隙間領域に対面しつつ前記第1隙間領域に沿って延び、
前記第2レンズ領域における奥側面は凹面状をなし、
前記第2レンズ領域と前記第2隙間領域との距離は、前記第1レンズ領域と前記第1隙間領域との距離よりも大きい、請求項3に記載の車両用リッド装置。
【請求項5】
前記光源として、互いに異なる位置にある第1光源及び第2光源を有し、
前記第1光源が発する前記可視光線が前記第1レンズ領域を透過し、
前記第2光源が発する前記可視光線が前記第2レンズ領域を透過する、請求項1または請求項2に記載の車両用リッド装置。
【請求項6】
前記経路形成要素は、
前記レンズよりも奥側に配置され、前記光源が発した前記可視光線を前記第1レンズ領域および/または前記第2レンズ領域に向けて反射する反射体を有する、請求項1または請求項2に記載の車両用リッド装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用リッド装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載され、車両側部材に設けられた開口をリッド部材により開閉する車両用リッド装置として、従来から種々のものが知られている。
【0003】
当該車両用リッド装置の一種として、例えば、車体に設けられたエネルギ供給口、例えば車両へのエネルギ供給のための給油口や給電口等をリッドにより外側から覆いまたは開くものが知られている。また、当該車両用リッド装置の一種として、例えば、車両ドアのラッチを解除するドアハンドル(ラッチ解除ハンドルとも称される)を、使用しない際には車両ドアの外部から遮断し、使用する際には車両ドアの外部からアクセス可能にするための装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
上記した車両用リッド装置において、エネルギ供給口やドアハンドルは、例えば車両ドアやボデー、ボンネット等の車両側部材に設けられた開口の奥側に配置される。リッド部材は、開口を閉じる閉位置と開口を開放する開位置との間を位置変化することで、当該開口を開閉する。
【0005】
近年、車体や車両外装品、路面等を明るく照らしたり、これらに各種の意匠を表示したりする目的で、車両に光源を搭載することが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0006】
詳しくは、特許文献1に紹介されている車両用リッド装置では、車両側部材である車両ドアの内部、すなわち開口の奥側に光源を搭載している。そして、特許文献1には、当該光源が発する光によって開口の内部を照明する旨が説明されている。さらに、当該特許文献1には、リッド部材が閉位置にあるときに、当該光源が発した光を、車両側部材の開口周縁部と閉位置にあるリッド部材との隙間から、車両用リッド装置の外方に向けて漏れ光らせる旨も説明されている([0060]~[0063]段落)。以下、必要に応じて、「車両側部材の開口周縁部と閉位置にあるリッド部材との隙間」を、単に、周縁隙間と称する場合がある。
【0007】
特許文献2に紹介されている車両用リッド装置では、車両ドアにおけるドアハンドルの内部に照明部を設けている。当該照明部は、光源に加えて導光部材を有し、当該導光部材を通じて、光源が発する光をドアハンドルの外側に照射することで、車両ドアの内部(ドアハンドル収容部)を照明している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特表2019-512623号公報
特開2020-93732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、特許文献1の車両用リッド装置のように、光源の発する光を、リッド部材が閉位置にあるときに開口の周縁部とリッド部材との隙間から外部に向けて漏れ光らせるためには、既述した周縁隙間が必須となる。
【0010】
しかし乍ら、上記の周縁隙間が過大であれば、当該周縁隙間を経て開口の奥側(例えば車両ドアの内部等)に雨水や塵芥等が多量に入り込む等の不具合が生じる虞がある。当該周縁隙間を最小限に設計すると、リッド部材や開口周縁部の寸法がばらついた場合に、当該周縁隙間が過小になる虞がある。当該周縁隙間が過小であれば、光源が発する光を車両外部から視認し難くなり、車両用リッド装置に優れた機能性や意匠性を付与し難い問題が生じる。
(【0011】以降は省略されています)

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