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公開番号2024055466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162416
出願日2022-10-07
発明の名称車両の外部構造
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 19/52 20060101AFI20240411BHJP(車両一般)
要約【課題】雪氷が付着しても、開口部を通じた機能部品の機能発揮に及ぼす影響を小さくする。
【解決手段】車両10の外部構造は、車外に向けて自身の機能を発揮する機能部品が搭載された車両10に適用されるものであり、外装部材21、第1発熱部31及び第2発熱部32を備える。機能部品は、音波SWを前方へ放出する発音部によって構成される。外装部材21は、発音部よりも前側に配置されて、車両10の外殻部分の一部を構成する。外装部材21は、発音部に対し前側となる箇所に、発音部に機能を発揮させるための開口部25を有する。第1発熱部31及び第2発熱部32は、外装部材21における開口部25の周囲に配置される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車外に向けて音波又は電磁波を放出することで自身の機能を発揮する機能部品が搭載された車両に適用されるものであり、
前記機能部品よりも車外側に配置されて、前記車両の外殻部分の一部を構成するとともに、前記機能部品から放出された音波又は電磁波が通過する開口部を有する外装部材と、
前記外装部材における前記開口部の周囲に配置された発熱部とを備える、車両の外部構造。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記発熱部は、第1発熱部を自身の一部に有しており、
前記第1発熱部の一部は、前記外装部材の車外側の面上、又は前記外装部材内であって、前記車外側の面に対し、前記車両の外内方向に隣接する箇所に配置されている請求項1に記載の車両の外部構造。
【請求項3】
前記発熱部は、第2発熱部を自身の一部に有しており、
前記第2発熱部の一部は、前記開口部の内壁面上、又は前記外装部材内であって、前記内壁面に対し、前記車両の外内方向に交差する方向に隣接する箇所に配置されている請求項1に記載の車両の外部構造。
【請求項4】
前記外装部材のうち、少なくとも前記機能部品に対して車外側となる箇所には模様部が形成され、
前記模様部は、複数の単位模様部を縦横に並べることにより形成されており、
前記開口部に対応する前記単位模様部は中空状をなし、かつ前記開口部の車外側の開口縁部に合致している請求項1に記載の車両の外部構造。
【請求項5】
前記開口部は長孔により構成され、
前記長孔の内壁面は、相対向する一対の第1壁面と、前記一対の第1壁面の壁面間距離よりも大きな壁面間距離で相対向する一対の第2壁面とからなり、
前記発熱部の一部は、少なくとも前記一対の第1壁面を挟み込む箇所に配置されている請求項1に記載の車両の外部構造。
【請求項6】
前記発熱部は、前記開口部を取り囲んだ状態で配線された電熱線により構成されている請求項1に記載の車両の外部構造。
【請求項7】
前記外装部材は、自身の周縁部に接する箇所又は接近する箇所に前記開口部を有している請求項1に記載の車両の外部構造。
【請求項8】
車両に搭載され、かつ車外に向けて自身の機能を発揮する機能部品と、
前記機能部品よりも車外側に配置されて、前記車両の外殻部分の一部を構成するとともに、前記機能部品に対し車外側となる箇所には、前記機能部品に前記機能を発揮させるための開口部を有する外装部材と、
前記外装部材における前記開口部の周囲に配置された発熱部とを備え、
前記機能部品は、車外に向けて音波を放出する発音部により構成されている、車両の外部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の外部構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両の外装部材の1つに、例えば、特許文献1に記載されているように、車両の前端部に配置されるフロントグリルがある。このフロントグリルは、エンジンルーム内に冷却用の空気を取り入れるための複数の開口部を有している。フロントグリルの後方にはホーンが配置されている。ホーンで発生された警笛音は、開口部を通過してフロントグリルよりも前方へ放出される。
【0003】
一方で、例えば、電動モータを動力源とする電気自動車では、フロントグリル等の外装部材において開口部が縮小あるいは省略される傾向にある。そこで、外装部材においてホーン等の発音部の前方となる箇所には、発音部から発せられる音波を通過させるための開口部が設けられることがある。この開口部は、外装部材の外観の観点から小さく形成されることが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-330852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、外装部材に雪氷が付着すると、開口部において実際に開口している部分が、雪氷が付着していないときよりも小さくなり、その部分を通過する音波の音圧が低下する。
【0006】
こうした問題は、発音部に限定されず、車両の外装部材の車内側に、開口部を通じて機能を発揮する機能部品、例えば、センサ、カメラ等が配置された車両であれば、同様に起こり得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための車両の外部構造の各態様を記載する。
[態様1]車外に向けて音波又は電磁波を放出することで自身の機能を発揮する機能部品が搭載された車両に適用されるものであり、前記機能部品よりも車外側に配置されて、前記車両の外殻部分の一部を構成するとともに、前記機能部品から放出された音波又は電磁波が通過する開口部を有する外装部材と、前記外装部材における前記開口部の周囲に配置された発熱部とを備える、車両の外部構造。
【0008】
上記の構成によれば、車両に搭載された機能部品は、車外に向けて音波又は電磁波を放出する。音波又は電磁波が、外装部材の開口部を通過して車外へ放出されることで、機能部品の有する機能が発揮される。外装部材の開口部の全体が開口されている場合には、上記機能が適切に発揮される。
【0009】
これに対し、開口部に雪氷が付着すると、開口部において実際に開口している部分が小さくなる。雪氷が、機能部品の機能発揮の障壁(妨げ)となる。
この点、上記の構成によれば、発熱部で発生した熱により、開口部に付着した雪氷が溶かされる。そのため、開口部を通じた機能部品の機能発揮に対する雪氷の障壁の度合いが小さくなる。
【0010】
また、開口部の周囲に発熱部が配置されるため、外装部材の全体を対象として発熱部が配置された場合に比べ、発熱部を発熱させるために消費するエネルギーが少なくてすむ。
[態様2]前記発熱部は、第1発熱部を自身の一部に有しており、前記第1発熱部の一部は、前記外装部材の車外側の面上、又は前記外装部材内であって、前記車外側の面に対し、前記車両の外内方向に隣接する箇所に配置されている[態様1]に記載の車両の外部構造。
(【0011】以降は省略されています)

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