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公開番号2024089463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204844
出願日2022-12-21
発明の名称送電装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類H02J 50/20 20160101AFI20240626BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】前部座席よりも後部座席の側の領域に対して効率良く送電することのできる送電装置を提供する。
【解決手段】送電装置30は送電部32を有する。送電部32は、車両10のキャビン11に配置される受電装置20に対して無線給電によって電力を送電する。キャビン11は、車両10の前後方向に並ぶ態様で、運転席を含む前部座席12と後部座席13とが設けられている。キャビン11の内部は、前部座席12が配置される領域を含むとともに前後方向における前方側の領域を構成する第1領域AR1と、後部座席13が配置される領域を含むとともに前後方向における後方側の領域を構成する第2領域AR2と、からなる。送電部32は、電力を送電可能になる送電可能範囲ASの中心軸線Lが第2領域AR2の内部に収まる態様で配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
移動体のキャビンに配置される受電装置に対して無線給電によって電力を送電する送電部を有する送電装置であって、
前記キャビンには、前記移動体の前後方向に並ぶ態様で、運転席を含む前部座席と後部座席とが設けられており、
前記キャビンの内部は、前記前部座席が配置される領域を含むとともに前記前後方向における前方側の領域を構成する第1領域と、前記後部座席が配置される領域を含むとともに前記前後方向における後方側の領域を構成する第2領域と、からなり、
前記送電部は、前記電力を送電可能になる送電可能範囲の中心軸線が前記第2領域の内部に収まる態様で配置されている、送電装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記送電部は、前記第2領域における前記前後方向の中間位置よりも前方側に配置される態様であって、且つ、前記中心軸線が前記送電部を始点に前記移動体の斜め下方且つ斜め後方に向けて延びる態様で、前記移動体のルーフに設けられている
請求項1に記載の送電装置。
【請求項3】
前記移動体は、前記ルーフに設けられて前記キャビン内を照らすルームランプ部を有しており、
前記送電部は、前記ルームランプ部と一体になっている
請求項2に記載の送電装置。
【請求項4】
前記送電部は、前記キャビンの側壁に設けられている
請求項1に記載の送電装置。
【請求項5】
前記送電部から送電される電力を反射する反射部を有し、
前記反射部は、外面が前記キャビンの内部に露出しないように内装部材で覆われた状態で、前記キャビンの内部に配置された部品に取り付けられている
請求項1に記載の送電装置。
【請求項6】
前記前部座席は、前記運転席と、同運転席の側方に設けられる助手席と、を有し、
前記反射部は、前記運転席と前記助手席との間に配置されている
請求項5に記載の送電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線給電システムの送電装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気機器への給電を非接触で行う、いわゆる無線給電が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の無線給電システムは、送電装置と受電装置とを有する。この無線給電システムでは、送電装置から電力(詳しくは、送電用の電波)が送られるとともに、この電力が受電装置によって受電される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6725531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、自動車等の車両(詳しくは、キャビン)の内部における無線給電を実現するために、前記送電装置を、車両内部に設けることが考えられる。この場合には、送電装置の設置場所を、キャビンにおける運転席を含む前部座席よりも前方(例えばインストルメントパネル)にすることが考えられる。通常、運転席の前方には、車両運転のための電気機器が電源に接続された状態で多数設けられている。そのため、そうした運転席の前方に送電装置を設置することで、同送電装置を電源に容易に接続することが可能になる。
【0005】
ただし、キャビンの内部は、運転席を含む前部座席(主に、背もたれ部)によって、車両前方側の部分と後部座席を含む車両後方側の部分とに仕切られている。そのため、送電装置を運転席の前方に設ける場合には、同送電装置から送られる電波が前部座席によって遮られて減衰してしまう。この場合には、キャビンにおける後部座席を含む車両後方側の部分への送電装置からの給電が困難になる。
【0006】
なお、こうした不都合は、航空機や列車、宇宙船など、車両以外の移動体に搭載される送電装置においても同様に生じる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための装置の各態様を記載する。
[態様1]移動体のキャビンに配置される受電装置に対して無線給電によって電力を送電する送電部を有する送電装置であって、前記キャビンには、前記移動体の前後方向に並ぶ態様で、運転席を含む前部座席と後部座席とが設けられており、前記キャビンの内部は、前記前部座席が配置される領域を含むとともに前記前後方向における前方側の領域を構成する第1領域と、前記後部座席が配置される領域を含むとともに前記前後方向における後方側の領域を構成する第2領域と、からなり、前記送電部は、前記電力を送電可能になる送電可能範囲の中心軸線が前記第2領域の内部に収まる態様で配置されている、送電装置。
【0008】
上記構成によれば、送電部からの送電を、前部座席よりも後部座席側の領域である第2領域に対し、前部座席によって遮られることのない態様で実行することができる。そのため、上記第2領域に配置された受電装置に対して、送電部から効率良く送電することができる。
【0009】
[態様2]前記送電部は、前記第2領域における前記前後方向の中間位置よりも前方側に配置される態様であって、且つ、前記中心軸線が前記送電部を始点に前記移動体の斜め下方且つ斜め後方に向けて延びる態様で、前記移動体のルーフに設けられている、[態様1]に記載の送電装置。
【0010】
上記構成によれば、移動体のルーフに設けられた送電部から、同送電部の下方にあたる部分だけに送電するのではでなく、送電部よりも後方側の部分に対しても送電することができる。したがって、キャビンにおける後方側の領域を構成する第2領域に対して、送電部から、広い範囲で電力を送ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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