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公開番号2023169886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-30
出願番号2023080928
出願日2023-05-16
発明の名称敷板
出願人サンコロナ小田株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B32B 3/12 20060101AFI20231122BHJP(積層体)
要約【課題】木製やプラスチック製の敷板と同等の圧縮強度を有しつつも軽量であり、使い勝手及び作業性に優れた敷板を提供すること。
【解決手段】一対のハニカム板を含む、敷板であって、前記ハニカム板が一主面にハニカム構造を形成するリブを有するハニカム面を備え、前記ハニカム板が繊維強化プラスチック製であり、前記一対のハニカム板が、各ハニカム板の前記ハニカム面が互いに向かい合うように配置される、敷板。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一対のハニカム板を含む、敷板であって、
前記ハニカム板が一主面にハニカム構造を形成するリブを有するハニカム面を備え、
前記ハニカム板が繊維強化プラスチック製であり、
前記一対のハニカム板が、各ハニカム板の前記ハニカム面が互いに向かい合うように配置される、敷板。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記ハニカム構造が六角ハニカム構造である、請求項1に記載の敷板。
【請求項3】
前記リブの存在比率が、前記ハニカム面の垂直投影面積に対して20%以上60%以下である、請求項1に記載の敷板。
【請求項4】
前記リブの肉厚が、前記ハニカム構造のセルのそれぞれにおいて、前記セルの最大内径に対して3%以上30%以下である、請求項1に記載の敷板。
【請求項5】
前記リブの占有体積が、前記ハニカム構造のセルのそれぞれにおいて、前記セルの中空体積に対して10%以上60%以下である、請求項1に記載の敷板。
【請求項6】
前記リブの存在比率が、前記ハニカム面の垂直投影面積に対して20%以上60%以下であり;
前記リブの肉厚が、前記ハニカム構造のセルのそれぞれにおいて、前記セルの最大内径に対して3%以上40%以下であり;
前記リブの占有体積が、前記ハニカム構造のセルのそれぞれにおいて、前記セルの中空体積に対して10%以上60%以下である、請求項1に記載の敷板。
【請求項7】
前記リブが0.5°以上30°以下の抜き勾配がつけられているテーパー形状である、請求項1に記載の敷板。
【請求項8】
前記リブの先端がR面取り加工されている、請求項1に記載の敷板。
【請求項9】
前記リブの根元がR面取り加工されている、請求項1に記載の敷板。
【請求項10】
前記ハニカム板の厚みが50mm以下であり、前記リブの高さが前記ハニカム板の厚みの30%以上90%以下である、請求項1に記載の敷板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は敷板に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
敷板は各種物品や車両等の底に敷かれるものであり、敷板上に配置された物品や車両等を安定させる目的、床や地面の損傷を防止する目的等で用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-12173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
建設現場における移動式クレーン、高所作業車、建柱車等の作業車の転倒を防止するためにアウトリガーが用いられるが、アウトリガーの使用の際にはアウトリガーと地盤との間に敷板が敷かれる。特許文献1においては、敷板本体の表裏いずれか片面に、ジャッキのフロートの外形に合わせた形状の外形を有したフロート位置決め用の凹部を形成していることを特徴とするアウトリガジャッキの敷板が開示されている(図1参照)。アウトリガー用の敷板としては、高荷重に耐えるために、厚みが大きく、かつ、木製やプラスチック製のものが使用されることが一般的であるため、スペースを取る、重たい等の問題があり、使い勝手や作業性の観点から問題があった。特許文献1においては、このような問題点は記載も示唆もされていない。本開示は、木製やプラスチック製の敷板と同等の圧縮強度を有しつつも軽量であり、使い勝手及び作業性に優れた敷板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は以下の態様を含む:
[項1]
一対のハニカム板を含む、敷板であって、
前記ハニカム板が一主面にハニカム構造を形成するリブを有するハニカム面を備え、
前記ハニカム板が繊維強化プラスチック製であり、
前記一対のハニカム板が、各ハニカム板の前記ハニカム面が互いに向かい合うように配置される、敷板。
[項2]
前記ハニカム構造が六角ハニカム構造である、項1に記載の敷板。
[項3]
前記リブの存在比率が、前記ハニカム面の垂直投影面積に対して20%以上60%以下である、項1又は2に記載の敷板。
[項4]
前記リブの肉厚が、前記ハニカム構造のセルのそれぞれにおいて、前記セルの最大内径に対して3%以上30%以下である、項1~3のいずれか一項に記載の敷板。
[項5]
前記リブの占有体積が、前記ハニカム構造のセルのそれぞれにおいて、前記セルの中空体積に対して10%以上60%以下である、項1~4のいずれか一項に記載の敷板。
[項6]
前記リブの存在比率が、前記ハニカム面の垂直投影面積に対して20%以上60%以下であり;
前記リブの肉厚が、前記ハニカム構造のセルのそれぞれにおいて、前記セルの最大内径に対して3%以上40%以下であり;
前記リブの占有体積が、前記ハニカム構造のセルのそれぞれにおいて、前記セルの中空体積に対して10%以上60%以下である、項1~5のいずれか一項に記載の敷板。
[項7]
前記リブが0.5°以上30°以下の抜き勾配がつけられているテーパー形状である、項1~6のいずれか一項に記載の敷板。
[項8]
前記リブの先端がR面取り加工されている、項1~7のいずれか一項に記載の敷板。
[項9]
前記リブの根元がR面取り加工されている、項1~8のいずれか一項に記載の敷板。
[項10]
前記ハニカム板の厚みが50mm以下であり、前記リブの高さが前記ハニカム板の厚みの30%以上90%以下である、項1~9のいずれか一項に記載の敷板。
[項11]
前記敷板の最外面が複数の溝を有する、項1~10のいずれか一項に記載の敷板。
[項12]
前記繊維強化プラスチックがガラス繊維強化熱可塑性樹脂である、項1~11のいずれか一項に記載の敷板。
[項13]
前記ガラス繊維強化熱可塑性樹脂がガラスマット強化熱可塑性樹脂である、項12に記載の敷板。
[項14]
前記繊維強化プラスチックが炭素繊維強化熱可塑性樹脂である、項1~13のいずれか一項に記載の敷板。
[項15]
前記ハニカム板が一方向プリプレグのランダム積層体の成形体である、項1~14のいずれか一項に記載の敷板。
[項16]
中板を含み、前記中板が前記一対のハニカム板の間に配置される、項1~15のいずれか一項に記載の敷板。
[項17]
筐体を含み、前記筐体が前記ハニカム板の側面を囲うように配置される、項1~16のいずれか一項に記載の敷板。
[項18]
取手を含み、前記取手が前記中板又は前記筐体と結合する、項16又は17に記載の敷板。
[項19]
アウトリガー用敷板である、項1~18のいずれか一項に記載の敷板。
【発明の効果】
【0006】
本開示における敷板は木製やプラスチック製の敷板と同等の圧縮強度を有しつつも軽量であり、使い勝手及び作業性に優れる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下にて、必要により図面を参照しながら、本開示の一実施形態に係る敷板をより詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細な説明、あるいは実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
【0008】
出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。なお、図面における各種の要素は、本開示の理解のために模式的かつ例示的に示したにすぎず、外観や寸法比等は実物と異なり得る。
【0009】
<敷板の全体構成>
本開示の敷板は積層構造をとっており、少なくとも一対のハニカム板を含み、一対のハニカム板はハニカム面が互いに向かい合うように配置される。本開示の敷板はさらに、ゴム板、中板、筐体、取手等から選択される少なくとも一を含んでいてもよい。本開示の敷板はその他の部材を含んでいてもよい。これらの各部材同士の一部又は全部は接着剤、ビス止め等により固定されていてもよい。
【0010】
敷板の形状は、長方形、正方形、ひし形、円形等の平面の積層構造であるが、典型的には矩形の積層構造である。敷板の厚みは1cm以上、2cm以上、3cm以上、4cm以上、又は5cm以上であってよい。敷板の厚みは10cm以下、8cm以下、6cm以下、4cm以下、又は2cm以下であってよい。敷板の厚みは小さい方が軽量化の観点から好ましい。なお、縦横サイズは特に限定されず、敷板の用途により異なるが、例えば20cm~80cm×20cm~80cm程度であってよい。
(【0011】以降は省略されています)

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