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公開番号2023146407
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-12
出願番号2022053567
出願日2022-03-29
発明の名称押出ラミネートフィルム
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類B32B 27/32 20060101AFI20231004BHJP(積層体)
要約【課題】 優れたガスバリア性、封緘性、リサイクル性を示す押出ラミネートフィルムを提供する。
【解決手段】 少なくとも隣接してなる基材層/(A)層/(B)層/(C)層/(D)層/(E)層を含む積層体であって、基材層がポリエチレン系延伸フィルム(f)、(A)層及び(E)層がポリエチレン(a)、(B)層及び(D)層がそれぞれ接着性樹脂(b)、(C)層が(i)~(ii)を満たすエチレン・ビニルアルコール共重合体(c)から構成され、(iii)を満たす押出ラミネートフィルムを用いる。
(i)エチレン含量C2が50mol%以下
(ii)ケン化度が80重量%以上
(iii)エチレン・ビニルアルコール共重合体(c)の含有率が1重量%以上5重量%以下
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも隣接してなる基材層/(A)層/(B)層/(C)層/(D)層/(E)層を含む積層体であって、基材層がポリエチレン系延伸フィルム(f)、(A)層及び(E)層がポリエチレン(a)、(B)層及び(D)層が接着性樹脂(b)、(C)層が(i)~(ii)を満たすエチレン・ビニルアルコール共重合体(c)から構成され、(iii)を満たす、押出ラミネートフィルム。
(i)エチレン含量C

が50mol%以下
(ii)ケン化度が80重量%以上
(iii)押出ラミネートフィルムに含まれる、エチレン・ビニルアルコール共重合体(c)の含有率が1重量%以上5重量%以下
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
(C)層の厚みが2μm以上6μm以下である、請求項1に記載の押出ラミネートフィルム。
【請求項3】
ポリエチレン(a)が(iv)~(vi)を満たす、請求項1又は2のいずれか一項に記載の押出ラミネートフィルム。
(iv)JIS K6922-1(1997年)により測定したメルトマスフローレート(MFR
PE
)が1.0g/10分以上10.0g/10分以下
(v)温度190℃、引取速度10m/分で測定した溶融張力(MS
PE
)が3mN以上50mN以下
(vi)MFR
PE
(g/10分)とMS
PE
(mN)の積MFR
PE
×MS
PE
が70以上250以下
【請求項4】
ポリエチレン(a)がエチレン・α-オレフィン共重合体及び/又は高圧法低密度ポリエチレンである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の押出ラミネートフィルム。
【請求項5】
エチレン・ビニルアルコール共重合体(c)が下式(1)を満たす、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の押出ラミネートフィルム。

EVOH
<-4.265×C

+1325 (1)
【請求項6】
(A)層/(B)層/(C)層/(D)層/(E)層が共押出ラミネート成形により同時に形成する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の押出ラミネートフィルムの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、押出ラミネートフィルムに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
食品や飲料、医薬品などの熱可塑性樹脂を素材とした包装材料は、近年、環境負荷低減の観点から優れたリサイクル性が求められている。そのため、単一の熱可塑性樹脂からなる包装材料(モノマテリアル包材)が求められている。しかし、ポリオレフィンからなるモノマテリアル包材では酸素バリア性が低く、内容物の品質保持が困難であった。
【0003】
このような中、ポリオレフィン系基材同士をバリア性接着剤で積層する手法(例えば、特許文献1参照)やポリエチレンとエチレン・ビニルアルコール共重合体(以下、EVOHと略すことがある)を含む延伸フィルムとポリエチレンを積層する手法(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
【0004】
しかし、前者ではバリア性接着剤の酸素透過度が大きく、ガスバリア性に劣っていた。また、後者では延伸する際にEVOH層に厚みムラが生じるため、ガスバリア性に劣っていた。
【0005】
このような背景から、従来よりガスバリア性、封緘性に優れ、且つリサイクル性の高い押出ラミネートフィルムが望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-529935号公報
特開2022-500274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記のような状況を鑑みなされたものであって、優れたガスバリア性、封緘性、リサイクル性を示す押出ラミネートフィルムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の押出ラミネートフィルムが優れたガスバリア性、封緘性、リサイクル性を示すことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
各態様は、以下に示す[1]~[6]である。
[1] 少なくとも隣接してなる基材層/(A)層/(B)層/(C)層/(D)層/(E)層を含む積層体であって、基材層がポリエチレン系延伸フィルム(f)、(A)層及び(E)層がポリエチレン(a)、(B)層及び(D)層が接着性樹脂(b)、(C)層が(i)~(ii)を満たすエチレン・ビニルアルコール共重合体(c)から構成され、(iii)を満たす、押出ラミネートフィルム。
【0010】
(i)エチレン含量C

が50mol%以下
(ii)ケン化度が80重量%以上
(iii)押出ラミネートフィルムに含まれる、エチレン・ビニルアルコール共重合体(c)の含有率が1重量%以上5重量%以下
[2] (C)層の厚みが2μm以上6μm以下である、上記[1]に記載の押出ラミネートフィルム。
[3] ポリエチレン(a)が(iv)~(vi)を満たす、上記[1]又は[2]のいずれか一項に記載の押出ラミネートフィルム。
(【0011】以降は省略されています)

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