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公開番号2025179160
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-09
出願番号2025146151,2023540379
出願日2025-09-03,2022-08-03
発明の名称ユーザ装置
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人キュリーズ
主分類H04W 4/06 20090101AFI20251202BHJP(電気通信技術)
要約【課題】改善されたマルチキャストブロードキャストサービス(MBS)を実現可能とするユーザ装置(UE)を提供する。
【解決手段】移動通信システムにおいて、ユーザ装置UEは、第1セルC1に対して無線リソース制御(RRC)コネクティッド状態にある場合、MBSセッションを第1セルから受信する受信部を有し、第2セルC2へのハンドオーバを指示するRRC Reconfigurationメッセージを第1セルから受信し、ハンドオーバの後、MBSセッションを第2セルから受信する。RRC Reconfigurationメッセージは、第2セルが提供するMBSセッションを受信するためのMBS受信設定を含む。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項１】
マルチキャストブロードキャストサービス（ＭＢＳ）をサポートする移動通信システムにおけるユーザ装置であって、
前記ユーザ装置が第１セルに対して無線リソース制御（ＲＲＣ）コネクティッド状態にある場合、前記第１セルからＰＴＭ（Ｐｏｉｎｔ－ｔｏ－Ｍｕｌｔｉｐｏｉｎｔ）で提供されるＭＢＳセッションを前記第１セルから受信する受信部を有し、
前記受信部は、第２セルを管理する第２ネットワークノードが、ハンドオーバ要求メッセージを、前記第１セルを管理する第１ネットワークノードから受信したことに応じて、前記第２セルへのハンドオーバを指示するＲＲＣＲｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎメッセージを前記第１セルから受信し、
前記受信部は、前記ハンドオーバの後、前記第２セルから提供される前記ＭＢＳセッションを前記第２セルから受信し、
前記ＲＲＣＲｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎメッセージは、前記第２セルが提供する前記ＭＢＳセッションを受信するためのＭＢＳ受信設定を含み、
前記ハンドオーバ要求メッセージは、前記ユーザ装置が受信中又は受信に興味のあるブロードキャストセッションを示す情報を含む
ユーザ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、移動通信システムで用いるユーザ装置に関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
３ＧＰＰ（３ｒｄＧｅｎｅｒａｔｉｏｎＰａｒｔｎｅｒｓｈｉｐＰｒｏｊｅｃｔ）（登録商標。以下、同じ）規格において、第５世代（５Ｇ）の無線アクセス技術であるＮＲ（ＮｅｗＲａｄｉｏ）の技術仕様が規定されている。ＮＲは、第４世代（４Ｇ）の無線アクセス技術であるＬＴＥ（ＬｏｎｇＴｅｒｍＥｖｏｌｕｔｉｏｎ）に比べて、高速・大容量かつ高信頼・低遅延といった特徴を有する。３ＧＰＰにおいて、５Ｇ／ＮＲのマルチキャストブロードキャストサービス（ＭＢＳ）の技術仕様を策定する議論が行われている（例えば、非特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００３】
３ＧＰＰ寄書：ＲＰ－２０１０３８、“ＷＩＤｒｅｖｉｓｉｏｎ：ＮＲＭｕｌｔｉｃａｓｔａｎｄＢｒｏａｄｃａｓｔＳｅｒｖｉｃｅｓ”
【発明の概要】
【０００４】
５Ｇ／ＮＲのマルチキャストブロードキャストサービスは、４Ｇ／ＬＴＥのマルチキャストブロードキャストサービスよりも改善されたサービスを提供することが望まれる。
【０００５】
そこで、本開示は、改善されたマルチキャストブロードキャストサービスを実現可能とする通信方法を提供することを目的とする。
【０００６】
第１の態様に係る通信方法は、マルチキャストブロードキャストサービス（ＭＢＳ）をサポートする移動通信システムで用いる通信方法であって、第１セルを管理する基地局が、無線リソース制御（ＲＲＣ）コネクティッド状態にあるユーザ装置に対して、ＰＴＭ（Ｐｏｉｎｔ－ｔｏ－Ｍｕｌｔｉｐｏｉｎｔ）通信パスを有するマルチキャスト無線ベアラ（ＭＲＢ）を設定するステップと、前記基地局が、前記第１セルから第２セルへの前記ユーザ装置のハンドオーバを決定したことに応じて、前記ＰＴＭ通信パスからＰＴＰ（Ｐｏｉｎｔ－ｔｏ－Ｐｏｉｎｔ）通信パスへ切り替えるステップと、前記基地局が、前記ＰＴＰ通信パスに切り替えた後、前記ハンドオーバを実行するステップと、を有する。
【０００７】
第２の態様に係る通信方法は、マルチキャストブロードキャストサービス（ＭＢＳ）をサポートする移動通信システムで用いる通信方法であって、第１セルにおいて無線リソース制御（ＲＲＣ）コネクティッド状態にあるユーザ装置が、前記第１セルがＰＴＭ（Ｐｏｉｎｔ－ｔｏ－Ｍｕｌｔｉｐｏｉｎｔ）で提供するＭＢＳセッションを受信するステップと、前記ユーザ装置が、前記第１セルが第２セルと構成する単一周波数ネットワーク（ＳＦＮ）に関するＳＦＮ関連情報を前記第１セルから受信するステップと、前記ユーザ装置が、前記第２セルへのハンドオーバを指示するハンドオーバコマンドを前記第１セルから受信しても、前記ＳＦＮによりＰＴＭで提供される前記ＭＢＳセッションの受信を前記ＳＦＮ関連情報に基づいて継続するステップと、を有する。
【０００８】
第３の態様に係る通信方法は、マルチキャストブロードキャストサービス（ＭＢＳ）をサポートする移動通信システムで用いる通信方法であって、第１セルにおいて無線リソース制御（ＲＲＣ）コネクティッド状態にあるユーザ装置が、前記第１セルがＰＴＭ（Ｐｏｉｎｔ－ｔｏ－Ｍｕｌｔｉｐｏｉｎｔ）で提供するＭＢＳセッションを受信するステップと、前記ユーザ装置が、前記ＭＢＳセッションをＰＴＭで提供する第２セルへのハンドオーバの前の所定時間内及び／又は前記ハンドオーバの後の所定時間内において、前記第１セルが提供する前記ＭＢＳセッションと前記第２セルが提供する前記ＭＢＳセッションとの両方を受信する同時受信を行うステップと、を有する。
【０００９】
第４の態様に係る通信方法は、マルチキャストブロードキャストサービス（ＭＢＳ）をサポートする移動通信システムで用いる通信方法であって、第１セルにおいて無線リソース制御（ＲＲＣ）コネクティッド状態にあるユーザ装置が、前記第１セルがＰＴＭ（Ｐｏｉｎｔ－ｔｏ－Ｍｕｌｔｉｐｏｉｎｔ）で提供するＭＢＳセッションを受信するステップと、前記ユーザ装置が、第２セルへのハンドオーバを指示するハンドオーバコマンドを前記第１セルから受信するステップと、前記ユーザ装置が、前記ハンドオーバの後、前記第２セルが提供する前記ＭＢＳセッションを受信するステップと、を有する。前記ハンドオーバコマンドは、前記第２セルが提供する前記ＭＢＳセッションを受信するためのマルチキャストトラフィックチャネル（ＭＴＣＨ）設定情報を含む。
【００１０】
第５の態様に係る通信方法は、マルチキャストブロードキャストサービス（ＭＢＳ）をサポートする移動通信システムで用いる通信方法であって、第１セルにおいて無線リソース制御（ＲＲＣ）コネクティッド状態にあるユーザ装置が、前記第１セルがＰＴＭ（Ｐｏｉｎｔ－ｔｏ－Ｍｕｌｔｉｐｏｉｎｔ）で提供するＭＢＳセッションを受信するステップと、前記ユーザ装置が、前記ＭＢＳセッションを提供する第２セルへのハンドオーバの後において、前記ＭＢＳセッションに属する２つのＭＢＳデータストリームを前記第２セルから受信するステップと、を有する。前記２つのＭＢＳデータストリームは、同じ時点において互いにシーケンス番号が異なる。
（【００１１】以降は省略されています）

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