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公開番号
2025154693
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057835
出願日
2024-03-29
発明の名称
太陽電池付きカーポート
出願人
京セラ株式会社
,
株式会社タカミヤ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04H
6/02 20060101AFI20251002BHJP(建築物)
要約
【課題】、敷地面積を有効に活用しながら太陽電池の発電効率の低下を低減させる。
【解決手段】太陽電池付きカーポート10は第1の太陽電池アレイ11と第2の太陽電池アレイ12とを有する。第1の太陽電池アレイ11及び第2の太陽電池アレイ12は第2の辺が略平行且つ対向するように位置する。第1の太陽電池アレイ11及び第2の太陽電池アレイ12は第1の辺が鉛直方向から見て略平行となるように位置する。第1の太陽電池アレイ11及び第2の太陽電池アレイ12の間には第1の辺の長さの2倍未満の間隔が設けられる。第1の太陽電池アレイ11の発電部は第2の太陽電池アレイ12から離れるほど水平面との間隔が小さくなるように傾斜する。第2の太陽電池アレイ12の発電部は第1の太陽電池アレイ11から離れるほど水平面との間隔が小さくなるように傾斜する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに直交する第1の辺及び第2の辺により受光面が画定される矩形である板状の複数の太陽電池モジュールが少なくとも前記第1の辺に平行な第1の方向に沿って並ぶように配置される発電部を有する太陽電池アレイである、第1の太陽電池アレイ及び第2の太陽電池アレイ、を備え、
前記第1の太陽電池アレイ及び前記第2の太陽電池アレイは、前記第1の太陽電池アレイの前記第1の方向における端に位置する前記第2の辺と前記第2の太陽電池アレイの前記第1の方向における端に位置する前記第2の辺とが略平行且つ対向するように、且つ前記第1の太陽電池アレイにおける前記第1の辺と前記第2の太陽電池アレイにおける前記第1の辺とが鉛直方向から見て略平行となるように、位置し、
前記第1の太陽電池アレイ及び前記第2の太陽電池アレイの間には、前記太陽電池モジュールの前記第1の辺の長さの2倍未満の間隔が設けられ、
前記第1の太陽電池アレイの前記発電部は、前記第2の太陽電池アレイから離れるほど水平面との間隔が小さくなるように傾斜し、
前記第2の太陽電池アレイの前記発電部は、前記第1の太陽電池アレイから離れるほど水平面との間隔が小さくなるように傾斜する
太陽電池付きカーポート。
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【請求項2】
請求項1に記載の太陽電池付きカーポートにおいて、
前記太陽電池アレイは、
前記第2の辺に平行な第2の方向に沿って並ぶように設置面に立設される複数の柱部材と、
前記複数の柱部材に渡設される桁部材と、
前記第1の方向に長手方向が平行になるように、前記桁部材に、鉛直上方から見て互いに離れて設置される複数の垂木部材と、を更に有し、
前記発電部は、前記複数の垂木部材に鉛直上方から固定される
太陽電池付きカーポート。
【請求項3】
請求項2に記載の太陽電池付きカーポートにおいて、
前記第1の太陽電池アレイ及び前記第2の太陽電池アレイの間の間隔は、前記垂木部材の前記受光面に垂直な方向における厚みの2倍を超える
太陽電池付きカーポート。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の太陽電池付きカーポートにおいて、
前記太陽電池アレイは、前記垂木部材及び前記太陽電池モジュールに挟まれ且つ該垂木部材の長手方向と同じ方向に延在する平板状の板部と、前記板部の第2の方向の両端に位置し且つ該長手方向から見てV字状の溝部とを含む雨受けを、更に有する
太陽電池付きカーポート。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか1項に記載の太陽電池付きカーポートにおいて、
前記太陽電池アレイは、前記第1の方向において互いに隣接する2つの前記太陽電池モジュールの間の間隙を、鉛直上方側から塞ぐキャップ部材を、更に有する
太陽電池付きカーポート。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか1項に記載の太陽電池付きカーポートにおいて、
前記太陽電池モジュールは、矩形の太陽電池パネル、及び前記太陽電池パネルの受光面の外縁を囲うフレームを有し、
前記フレームは、前記受光面の法線方向において、該受光面の反対側に、該受光面側よりも長くなるように突出し、
前記第1の辺は、前記第2の辺より長い
太陽電池付きカーポート。
【請求項7】
請求項1から3のいずれか1項に記載の太陽電池付きカーポートにおいて、
前記第1の太陽電池アレイは、前記第2の太陽電池アレイ側の外縁近傍に、前記第2の辺に平行に延在し、前記第1の太陽電池アレイの前記発電部の鉛直下方側から、水平面に対する角度が変わりながら鉛直上方に向かうガイド部材を、更に有する
太陽電池付きカーポート。
【請求項8】
請求項1から3のいずれか1項に記載の太陽電池付きカーポートにおいて、
前記太陽電池アレイでは、前記複数の太陽電池モジュールが前記第2の辺に平行な第2の方向にも沿って並ぶように配置され、
前記第2の方向に沿って並ぶ太陽電池モジュールは、電気的に直列に接続されたストリングを構成し、
前記第1の方向に沿って並ぶ太陽電池モジュールは、別々の前記ストリングに属する
太陽電池付きカーポート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池付きカーポートに関するものである。
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【背景技術】
【0002】
太陽電池モジュールを設置する敷地面積を有効に活用しながら保守を行いやすくするために、受光面が交互に山と谷とを形成するように太陽電池モジュールを配置した太陽光発電ユニットが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013―157478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、敷地面積を有効に活用しながら太陽電池の発電効率の低下を低減する太陽電池付きカーポートを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の観点による太陽電池付きカーポートは、
互いに直交する第1の辺及び第2の辺により受光面が画定される矩形である板状の複数の太陽電池モジュールが少なくとも前記第1の辺に平行な第1の方向に沿って並ぶように配置される発電部を有する太陽電池アレイである、第1の太陽電池アレイ及び第2の太陽電池アレイ、を備え、
前記第1の太陽電池アレイ及び前記第2の太陽電池アレイは、前記第1の太陽電池アレイの前記第1の方向における端に位置する前記第2の辺と前記第2の太陽電池アレイの前記第1の方向における端に位置する前記第2の辺とが略平行且つ対向するように、且つ前記第1の太陽電池アレイにおける前記第1の辺と前記第2の太陽電池アレイにおける前記第1の辺とが鉛直方向から見て略平行となるように、位置し、
前記第1の太陽電池アレイ及び前記第2の太陽電池アレイの間には、前記太陽電池モジュールの前記第1の辺の長さの2倍未満の間隔が設けられ、
前記第1の太陽電池アレイの前記発電部は、前記第2の太陽電池アレイから離れるほど水平面との間隔が小さくなるように傾斜し、
前記第2の太陽電池アレイの前記発電部は、前記第1の太陽電池アレイから離れるほど水平面との間隔が小さくなるように傾斜する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、敷地面積を有効に活用しながら太陽電池の発電効率の低下が低減する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係る太陽電池付きカーポートを設置面に設置した状態で第2の方向から見た図である。
図1の第1の太陽電池アレイ及び第2の太陽電池アレイである太陽電池アレイの第2の方向から見た図である。
図2の発電部を受光面の法線方向から見た図である。
図3の太陽電池モジュールの外観斜視図である。
図4をV-V断面で切断した断面図である。
図1の太陽電池付きカーポートを鉛直上方から見た図である。
図2の太陽電池アレイを、ガイド部材を外した状態で第2の方向及び鉛直方向に垂直な方向から見た図である。
図2の太陽電池アレイを発電部、雨受け、及びガイド部材を外した状態で鉛直方法から見た図である。
図7の雨受けを太陽電池モジュール及び垂木部材で挟んだ状態を示すための部分拡大図である。
図2のガイド部材が設けられた発電部近傍の部分拡大図である。
図9の雨受けの作用効果を説明するための単一の太陽電池モジュールの第2の方向の両端における雨受け近傍の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。以下の図面に示す構成要素において、同じ構成要素には同じ符号を付す。
【0009】
図1に示すように、本開示の一実施形態に係る太陽電池付きカーポート10は、第1の太陽電池アレイ11及び第2の太陽電池アレイ12を含んで構成される。第1の太陽電池アレイ11及び第2の太陽電池アレイ12は、互いに独立して設置されてよい。第1の太陽電池アレイ11及び第2の太陽電池アレイ12はそれぞれ同一の構造を有している。第1の太陽電池アレイ11及び第2の太陽電池アレイ12の両者に共通する特徴は、以下において、太陽電池アレイ13の特徴として説明される。
【0010】
図2に示すように、太陽電池アレイ13は、発電部14を備える。太陽電池アレイ13は、複数の柱部材15、桁部材16、複数の垂木部材17、雨受け18、キャップ部材19、及びガイド部材20を更に備えてよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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