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公開番号2025150904
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024052063
出願日2024-03-27
発明の名称蓄電装置
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H02J 7/00 20060101AFI20251002BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】蓄電池の在庫管理及び流通管理の簡素化を図る蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置101は、カレンダー寿命の挙動が、SOC依存および温度依存のうちSOC依存が支配的である第1期間と、前記第1期間の後の期間であってSOC依存および温度依存のうち温度依存が支配的である第2期間と、に分類可能な蓄電池1と、前記蓄電池の第1検査の実施時期と前記蓄電池の製造時期との差分によって定義される期間の長さが前記第1期間の長さ以下である第1条件を満たした場合に、通知を行う制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
カレンダー寿命の挙動が、SOC依存および温度依存のうちSOC依存が支配的である第1期間と、前記第1期間の後の期間であってSOC依存および温度依存のうち温度依存が支配的である第2期間と、に分類可能な蓄電池と、
前記蓄電池の第1検査の実施時期と前記蓄電池の製造時期との差分によって定義される期間の長さが前記第1期間の長さ以下である第1条件を満たした場合に、通知を行う制御部と、を備える、蓄電装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1条件、および、前記蓄電池のSOHが所定値以下である第2条件を満たした場合に前記通知を行う、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記蓄電装置の外部の通信ネットワークから、前記蓄電池の製造時期を示す情報を取得する、請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記蓄電装置の外部の通信ネットワークを通じて、前記蓄電装置の外部のサーバへ前記通知を行う、請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1条件を満たした場合に、前記蓄電池のSOCを所定値以下に維持する蓄電池保護制御を行う、請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1検査よりも後に行われる前記蓄電池の第2検査の実施時期と前記蓄電池の製造時期との差分によって定義される期間の長さが前記第1期間の長さを超える場合に、前記蓄電池保護制御を終了する、請求項5に記載の蓄電装置。
【請求項7】
カレンダー寿命の挙動が、SOC依存および温度依存のうちSOC依存が支配的である第1期間と、前記第1期間の後の期間であってSOC依存および温度依存のうち温度依存が支配的である第2期間と、に分類可能な蓄電池と、
前記蓄電池の第1検査の実施時期と前記蓄電池の製造時期との差分によって定義される期間の長さが前記第1期間の長さ以下である第1条件を満たした場合に、前記蓄電池のSOCを所定値以下に維持する蓄電池保護制御を行う制御部と、を備える、蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、蓄電池の製造年月と現在月日との差分が蓄電池の期待寿命以上になるとアラームを表示する技術を開示する。
【0003】
特許文献2は、機種や製造番号毎の寿命情報を用いて、機器をメンテナンスするかあるいは継続して運転するかを判断する技術を開示する。
【0004】
特許文献3は、起動時からの経過時間が予め設定された寿命時間に達したときに電力供給路を切断する技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平2-3815号公報
特開2004-214133号公報
特開2009-232567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
リチウムイオン蓄電池におけるカレンダー寿命の挙動は、SOC依存および温度依存のうちSOC依存が支配的である第1期間と、第1期間の後の期間であってSOC依存および温度依存のうち温度依存が支配的である第2期間と、に分類可能である。SOCは、State of Chargeの略であり、蓄電池の充電状態を意味する。SOCは、蓄電池の充電率を意味してもよい。
【0007】
リチウムイオン蓄電池においては、カレンダー寿命の挙動が第1期間にあるときに、SOCを高くし過ぎると、カレンダー寿命が著しく短くなるおそれがある。従って、リチウムイオン蓄電池はなるべく、カレンダー寿命の挙動が第2期間にあるときに市場に流通させたい。
【0008】
しかしながら、市場流通前の多数のリチウムイオン蓄電池毎に、カレンダー寿命の挙動が第2期間にあるか否かを管理することは、リチウムイオン蓄電池の在庫管理および流通管理の複雑化を招くおそれがある。
【0009】
かかる点に鑑みてなされた本開示の目的は、リチウムイオン蓄電池の在庫管理および流通管理の複雑化のおそれを低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の一態様に係る蓄電装置は、カレンダー寿命の挙動が、SOC依存および温度依存のうちSOC依存が支配的である第1期間と、前記第1期間の後の期間であってSOC依存および温度依存のうち温度依存が支配的である第2期間と、に分類可能な蓄電池と、前記蓄電池の第1検査の実施時期と前記蓄電池の製造時期との差分によって定義される期間の長さが前記第1期間の長さ以下である第1条件を満たした場合に、通知を行う制御部と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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