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公開番号2025168890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2024073726
出願日2024-04-30
発明の名称車両用灯具
出願人市光工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F21S 41/663 20180101AFI20251105BHJP(照明)
要約【課題】部品点数を削減することが可能な車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具において、第1光源ユニットは、ロービームパターンの一部を形成する光を前方に出射する1つ以上の第1光源と、第1光源からの光を上方に反射する第1リフレクタと、第1リフレクタで反射された光を前方に反射する第2リフレクタと、第1光源の上方であって第2リフレクタの下方かつ後方に配置され、第2リフレクタの下方を通過するように、ADBパターンを形成する光を前方に出射する複数の第2光源とを有し、第2光源ユニットは、ロービームパターンの一部を形成する光を前方に出射する1つ以上の第3光源と、第3光源からの光が入射する入射部、入射部から入射した光を上方に導光して前方に内面反射する導光部、及び導光部で導光された光を前方に出射する出射部を有する導光体とを有し、第2リフレクタ及び導光体の一方には、ロービームパターンのカットオフラインを形成するカットオフ形成部が設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
前方に光を出射する第１光源ユニットと、
前記第１光源ユニットの左方又は右方に当該第１光源ユニットと一体で配置され、前方に光を出射する第２光源ユニットと、
一部材で形成され、前記第１光源ユニット及び前記第２光源ユニットから前方に出射された光を車両前方に投影する投影レンズと
を備え、
前記第１光源ユニットは、
ロービームパターンの一部を形成する光を前方に出射する１つ以上の第１光源と、
前記第１光源の前方に配置され、前記第１光源からの光を上方に反射する第１リフレクタと、
前記第１リフレクタの上方に配置され、前記第１リフレクタで反射された光を前方に反射する第２リフレクタと、
前記第１光源の上方であって前記第２リフレクタの下方かつ後方に配置され、前記第２リフレクタの下方を通過するように、ＡＤＢパターンを形成する光を前方に出射する複数の第２光源と
を有し、
前記第２光源ユニットは、
ロービームパターンの一部を形成する光を前方に出射する１つ以上の第３光源と、
前記第３光源の前方に配置され、前記第３光源からの光が入射する入射部、前記入射部から入射した光を上方に導光して前方に内面反射する導光部、及び前記導光部で導光された光を前方に出射する出射部を有する導光体と
を有し、
前記第２リフレクタ及び前記導光体の一方には、前記ロービームパターンのカットオフラインを形成するカットオフ形成部が設けられる
車両用灯具。
続きを表示（約 580 文字）【請求項２】
前記第１光源ユニットは、前記第２光源ユニットに対して車両内側に配置される
請求項１に記載の車両用灯具。
【請求項３】
前記投影レンズは、左右に並んで配置された、前記第１光源ユニットに対応する第１レンズ部と、前記第２光源ユニットに対応する第２レンズ部とを有し、
前記第１レンズ部は、前記第２レンズ部よりも上方に配置される
請求項２に記載の車両用灯具。
【請求項４】
前記第１光源及び前記第３光源の一方は、前記カットオフラインを含む集光パターンを形成し、
前記第１光源及び前記第３光源の他方は、前記集光パターンの周囲の拡散パターンを形成する
請求項１に記載の車両用灯具。
【請求項５】
前記第１光源、前記第２光源及び前記第３光源の点灯及び消灯を制御する制御部を更に備え、
前記制御部は、一部の前記第２光源を消灯し他の前記第２光源を点灯する点灯モードとする場合、前記第１光源及び前記第３光源のうち前記集光パターンを形成する光源を減光又は消灯させる
請求項４に記載の車両用灯具。
【請求項６】
前記第１光源ユニットは、前記第１光源と前記第２光源との間に、前後方向に気体を流通させる通風部を有する
請求項１に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両用灯具に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
１つの車両用灯具にロービームパターンを形成する光源ユニットと、他のパターンを形成する光源ユニットとを配置する構成が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－１２５６６２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１では、ロービームパターンを形成する光源ユニットにおいて、投影レンズの焦点付近にシェードを配置し、シェードの後方にリフレクタを配置した構成が開示されている。しかしながら、当該構成とする場合、部品点数が多くなり、組み付け工数も多くなってしまう。このため、部品点数及び組み付け工数を低減する構成が求められる。
【０００５】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、部品点数及び組み立て工数を低減することが可能な車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明に係る車両用灯具は、前方に光を出射する第１光源ユニットと、前記第１光源ユニットの左方又は右方に当該第１光源ユニットと一体で配置され、前方に光を出射する第２光源ユニットと、一部材で形成され、前記第１光源ユニット及び前記第２光源ユニットから前方に出射された光を車両前方に投影する投影レンズとを備え、前記第１光源ユニットは、ロービームパターンの一部を形成する光を前方に出射する１つ以上の第１光源と、前記第１光源の前方に配置され、前記第１光源からの光を上方に反射する第１リフレクタと、前記第１リフレクタの上方に配置され、前記第１リフレクタで反射された光を前方に反射する第２リフレクタと、前記第１光源の上方であって前記第２リフレクタの下方かつ後方に配置され、前記第２リフレクタの下方を通過するように、ＡＤＢパターンを形成する光を前方に出射する複数の第２光源とを有し、前記第２光源ユニットは、ロービームパターンの一部を形成する光を前方に出射する１つ以上の第３光源と、前記第３光源の前方に配置され、前記第３光源からの光が入射する入射部、前記入射部から入射した光を上方に導光して前方に内面反射する導光部、及び前記導光部で導光された光を前方に出射する出射部を有する導光体とを有し、前記第２リフレクタ及び前記導光体の一方には、前記ロービームパターンのカットオフラインを形成するカットオフ形成部が設けられる。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、部品点数及び組み立て工数を低減することが可能な車両用灯具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、本実施形態に係る車両用灯具の一例を示す斜視図である。
図２は、本実施形態に係る車両用灯具の一例を示す正面図である。
図３は、図２におけるＡ－Ａ断面に沿った構成を示す図である。
図４は、図２におけるＢ－Ｂ断面に沿った構成を示す図である。
図５は、図２におけるＣ－Ｃ断面に沿った構成を示す図である。
図６は、図２におけるＤ－Ｄ断面に沿った構成を示す図である。
図７は、第１リフレクタ及び第２リフレクタの一例を示す斜視図である。
図８は、導光体の一例を示す斜視図である。
図９は、車両前方の仮想のスクリーンに照射される照射パターンの一例を示す図である。
図１０は、図９に示す照射パターンを重ねた場合の例を示す図である。
図１１は、第１リフレクタ及び第２リフレクタの他の例を示す斜視図である。
図１２は、導光体の他の例を示す斜視図である。
図１３は、車両前方の仮想のスクリーンに照射される照射パターンの一例を示す図である。
図１４は、図１３に示す照射パターンを重ねた場合の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明に係る車両用灯具の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【００１０】
以下の説明において、前後、上下、左右の各方向は、車両用灯具が車両に搭載された車両搭載状態における方向であって、運転席から車両の進行方向を見た場合における方向を示す。なお、本実施形態では、上下方向は鉛直方向に平行であり、左右方向は水平方向であるとする。また、本実施形態において、正面側及び背面側の各方向は、例えば車両に搭載された状態（車両搭載状態）における方向であるとする。例えば、車両の前部（フロント）に搭載された状態では、前方が正面方向（正面側）であり、後方が背面方向（背面側）である。
（【００１１】以降は省略されています）

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