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公開番号
2025159618
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-21
出願番号
2024062331
出願日
2024-04-08
発明の名称
船舶用発電機、船舶用発電機の取付方法及び船舶用発電機の輸送方法
出願人
大洋電機株式会社
代理人
弁理士法人ライトハウス国際特許事務所
主分類
H02K
7/18 20060101AFI20251014BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】
新規な船舶用発電機を提供する。
【解決手段】
固定子と、回転子とを備え、エンジンに取り付けられる船舶用発電機である。前記固定子が、前記エンジンに取り付けられる固定子取付部と、固定子コイルとを含む。前記回転子が、前記エンジンに取り付けられる底部と、前記回転子が回転する回転軸の軸中心部を中心とする円環柱状を有する枠部と、前記枠部に取り付けられる永久磁石とを含む。前記回転子が前記エンジンの回転に応じて回転することで発電する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
固定子と、回転子とを備え、エンジンに取り付けられる船舶用発電機であって、
前記固定子が、
前記エンジンに取り付けられる固定子取付部と、
固定子コイルと
を含み、
前記回転子が、
前記エンジンに取り付けられる底部と、
前記回転子が回転する回転軸の軸中心部を中心とする円環柱状を有する枠部と、
前記枠部に取り付けられる永久磁石と
を含み、
前記回転子が前記エンジンの回転に応じて回転することで発電する、船舶用発電機。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記固定子が、前記軸中心部を中心とする円環状を有する固定子コアを含み、
前記軸中心部から、前記固定子コアの外周端部までの距離が700mm~2000mmである、請求項1に記載の船舶用発電機。
【請求項3】
前記固定子が、
1以上の前記固定子コイルと電気的に接続するリング部
を含み、
前記固定子コイルと前記リング部とが、柔軟性及び電導性を有する接続部材によって接続される、請求項1又は2に記載の船舶用発電機。
【請求項4】
前記固定子が、
1以上の前記固定子コイルと電気的に接続するリング部と電気的に接続する導電部
を含み、
前記リング部と前記導電部とが、柔軟性及び電導性を有する接続部材によって接続される、請求項1又は2に記載の船舶用発電機。
【請求項5】
前記固定子が、前記軸中心部に向かって径方向に沿って延びるクランプを含み、
前記回転子が、前記枠部に取り付けられ、前記軸中心部から前記径方向に延びるライナーを含み、
前記軸中心部に向かって延びた前記クランプの端部の形状が、前記軸中心部を中心とする円弧状を有し、
前記軸中心部から径方向に延びた前記ライナーの端部の形状が、前記軸中心部を中心とする円弧状を有する、請求項1又は2に記載の船舶用発電機。
【請求項6】
前記クランプと前記ライナーの間に挿入されるスペーサを備える、請求項5に記載の船舶用発電機。
【請求項7】
前記底部に1以上の孔が設けられる、請求項1又は2に記載の船舶用発電機。
【請求項8】
前記固定子が、前記回転子を固定するための回転子固定部を含み、
前記回転子が、前記固定子を固定するための固定子固定部を含む、請求項1又は2に記載の船舶用発電機。
【請求項9】
前記固定子の上部に取り付けられ、気体を循環して冷却するクーラユニットと、
前記クーラユニットの上部に取り付けられ、気体の吸気、及び、冷却された気体を前記固定子及び前記回転子に排出を促進するためのモータと
を備える、請求項1又は2に記載の船舶用発電機。
【請求項10】
前記固定子が、外部から気体を吸気又は排気可能な開口が設けられた固定子カバー部と、該開口を覆うカバー部とを含み、
前記クーラユニットが、外部から気体を吸気又は排気可能な開口に設置されるクーラカバー部を含み、
前記カバー部と、前記クーラカバー部とが、取り外し可能である、請求項9に記載の船舶用発電機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶用発電機、船舶用発電機の取付方法及び船舶用発電機の輸送方法に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)
【背景技術】
【0002】
船舶において、エンジンはシャフトに動力を提供し、シャフトの回転によって、プロペラが駆動される。プロペラを駆動するシャフトの回転を利用して、発電する発電機は軸発電装置と呼ばれている。例えば、エンジンとプロペラの間に設置される軸発電装置が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1の船舶の軸発電装置は、船舶のメインエンジンと船舶のプロペラの間の主軸に接続される。このような軸発電装置は、中間軸型の軸発電装置といわれている。
【0003】
特許文献1の軸発電装置のように、エンジンとプロペラの間の主軸に軸発電装置が設置される場合、エンジンとプロペラの間に軸発電装置を設置するためのスペースを確保する必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-60396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の少なくとも1つの目的は、新規な船舶用発電機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の課題は、
[1]固定子と、回転子とを備え、エンジンに取り付けられる船舶用発電機であって、前記固定子が、前記エンジンに取り付けられる固定子取付部と、固定子コイルとを含み、前記回転子が、前記エンジンに取り付けられる底部と、前記回転子が回転する回転軸の軸中心部を中心とする円環柱状を有する枠部と、前記枠部に取り付けられる永久磁石とを含み、前記回転子が前記エンジンの回転に応じて回転することで発電する、船舶用発電機;
[2]前記固定子が、前記軸中心部を中心とする円環状を有する固定子コアを含み、前記軸中心部から、前記固定子コアの外周端部までの距離が700mm~2000mmである、前記[1]に記載の船舶用発電機;
[3]前記固定子が、1以上の前記固定子コイルと電気的に接続するリング部を含み、前記固定子コイルと前記リング部とが、柔軟性及び電導性を有する接続部材によって接続される、前記[1]又は[2]に記載の船舶用発電機;
[4]前記固定子が、1以上の前記固定子コイルと電気的に接続するリング部と電気的に接続する導電部を含み、前記リング部と前記導電部とが、柔軟性及び電導性を有する接続部材によって接続される、前記[1]~[3]のいずれかに記載の船舶用発電機;
[5]前記固定子が、前記軸中心部に向かって径方向に沿って延びるクランプを含み、前記回転子が、前記枠部に取り付けられ、前記軸中心部から前記径方向に延びるライナーを含み、前記軸中心部に向かって延びた前記クランプの端部の形状が、前記軸中心部を中心とする円弧状を有し、前記軸中心部から径方向に延びた前記ライナーの端部の形状が、前記軸中心部を中心とする円弧状を有する、前記[1]~[4]のいずれかに記載の船舶用発電機;
[6]前記クランプと前記ライナーの間に挿入されるスペーサを備える、前記[5]に記載の船舶用発電機;
[7]前記底部に1以上の孔が設けられる、前記[1]~[6]のいずれかに記載の船舶用発電機;
[8]前記固定子が、前記回転子を固定するための回転子固定部を含み、前記回転子が、前記固定子を固定するための固定子固定部を含む、前記[1]~[7]のいずれかに記載の船舶用発電機;
[9]前記固定子の上部に取り付けられ、気体を循環して冷却するクーラユニットと、前記クーラユニットの上部に取り付けられ、気体の吸気、及び、冷却された気体を前記固定子及び前記回転子に排出を促進するためのモータとを備える、前記[1]~[8]のいずれかに記載の船舶用発電機;
[10]前記固定子が、外部から気体を吸気又は排気可能な開口が設けられた固定子カバー部と、該開口を覆うカバー部とを含み、前記クーラユニットが、外部から気体を吸気又は排気可能な開口に設置されるクーラカバー部を含み、前記カバー部と、前記クーラカバー部とが、取り外し可能である、前記[9]に記載の船舶用発電機;
[11]固定子と回転子とを備える船舶用発電機をエンジンに取り付ける取付方法であって、前記固定子が、前記エンジンに取り付けられる固定子取付部と、固定子コイルと、前記軸中心部に向かって径方向に沿って延びるクランプとを含み、前記回転子が、前記エンジンに取り付けられる底部と、前記回転子が回転する回転軸の軸中心部を中心とする円環柱状を有する枠部と、前記枠部に取り付けられる永久磁石と、前記枠部に取り付けられ、前記軸中心部から前記径方向に延びるライナーとを含み、前記軸中心部に向かって延びた前記クランプの端部の形状が、前記軸中心部を中心とする円弧状を有し、径方向に延びた前記ライナーの端部の形状が、前記軸中心部を中心とする円弧状を有し、前記固定子と前記回転子とを前記エンジンに仮固定した状態で、前記ライナーと前記クランプの間の距離を測定する測定ステップと、測定ステップにおいて測定した結果をもとに、前記固定子と前記回転子とを前記エンジンに固定する固定ステップとを有する取付方法;
[12]固定子と回転子とを備える船舶用発電機の輸送方法であって、前記固定子が、前記エンジンに取り付けられる固定子取付部と、固定子コイルと、前記軸中心部に向かって径方向に沿って延びるクランプとを含み、前記回転子が、前記エンジンに取り付けられる底部と、前記回転子が回転する回転軸の軸中心部を中心とする円環柱状を有する枠部と、前記枠部に取り付けられる永久磁石と、前記枠部に取り付けられ、前記軸中心部から前記径方向に延びるライナーとを含み、前記軸中心部に向かって延びた前記クランプの端部の形状が、前記軸中心部を中心とする円弧状を有し、前記軸中心部から径方向に延びた前記ライナーの端部の形状が、前記軸中心部を中心とする円弧状を有し、前記ライナーと前記クランプの間にスペーサを挿入する挿入ステップと、挿入ステップの後に、前記船舶用発電機を輸送する輸送ステップとを有する輸送方法;
[13]前記固定子が、前記回転子を固定するための固定子固定部を含み、前記回転子が、前記固定子を固定するための回転子固定部を含み、前記固定子固定部と前記回転子固定部とを、固定部材を利用して連結する固定ステップと、輸送ステップが、挿入ステップ及び固定ステップの後に、前記船舶用発電機を輸送する、前記[12]に記載の輸送方法;
[14]固定子と、回転子とを備え、エンジンに取り付けられる船舶用発電機の前記固定子の製造方法であって、前記固定子が、前記エンジンに取り付けられる固定子取付部と、固定子コアと、少なくとも一部が、該固定子コアに設けられたスロットに収められる固定子コイルとを含み、前記固定子コイルを真空含浸するステップと、真空含浸した前記固定子コイルを、前記固定子コアに設けられた前記スロットに収めるステップとを有する、製造方法;
により解決することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、新規な船舶用発電機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態に係る発電機の取付位置の概略図である。
本発明の実施の形態に係る船舶用発電機の構成を一部省略して示す斜視図である。
本発明の実施の形態に係る船舶用発電機の構成を一部省略して示す斜視図である。
本発明の実施の形態に係る固定子と回転子の構成を一部省略して示す図である。
本発明の実施の形態に係る固定子と回転子の一部構成を拡大して示す斜視図である。
本発明の実施の形態に係る固定子と回転子の一部構成を示す断面概略図である。
本発明の実施の形態に係る固定子の一部構成を拡大して示す斜視図である。
本発明の実施の形態に係る船舶用発電機の構成を一部省略して示す斜視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明をするが、本発明の趣旨に反しない限り、本発明は以下の実施の形態に限定されない。また、効果に関する記載は、本発明の実施の形態の効果の一側面であり、ここに記載するものに限定されない。
【0010】
図1は、本発明の実施の形態に係る船舶用発電機の取付位置の概略図である。図1に示すように、本発明の実施の形態に係る船舶用発電機1は、エンジン2に取り付けられる。エンジン2は、シャフト3を回転させることで、プロペラ4を駆動する。プロペラ4は、船舶を推進させるための推進器である。船舶用発電機1は、エンジン2に対して、プロペラ4を駆動するシャフト3とは反対側に取り付けられる。船舶用発電機1は、いわゆるオーバーハング型の軸発電装置である。エンジン2は、船舶用発電機1の各機構を回転させる。エンジン2は、例えば、ディーゼルエンジンやガスタービンエンジン等である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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