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公開番号
2025145836
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024046289
出願日
2024-03-22
発明の名称
カテーテル
出願人
テルモ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61M
25/00 20060101AFI20250926BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】末梢到達性が高いカテーテルを提供する。
【解決手段】内層30と、外層60と、内層30の外側に線材を巻回することによって形成されたコイル40と、を備える長軸方向Xに延びる本体20を有するカテーテル10であって、本体20は、先端の第1番から基端に向かって第N番(Nは4以上の整数)まで複数の第(n)外径部(n=1、...、N)を有し、第(N-1)外径部および第(N-2)外径部の外径は、第(N)外径部および第(N-3)外径部の外径よりも小さく、コイル40は、長軸方向Xに沿ってピッチPが異なる複数のピッチ領域を有し、第(N-1)外径部および第(N-2)外径部において、線材が長軸方向Xに沿って隣接するピッチ領域よりも相対的に疎に巻かれているピッチ領域である疎巻部を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内層と、外層と、前記内層の外側に線材を巻回することによって形成されたコイルと、を備える長軸方向に延びる本体を有するカテーテルであって、
前記本体は、先端の第1番から基端に向かって第N番(Nは4以上の整数)まで複数の第(n)外径部(n=1、...、N)を有し、
第(N-1)外径部および第(N-2)外径部の外径は、第(N)外径部および第(N-3)外径部の外径よりも小さく、
前記コイルは、前記長軸方向に沿ってピッチが異なる複数のピッチ領域を有し、前記第(N-1)外径部および前記第(N-2)外径部において、前記線材が前記長軸方向に隣接するピッチ領域よりも相対的に疎に巻かれているピッチ領域である疎巻部を有することを特徴とするカテーテル。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
第(N-1)外径部は、第(N-1)の樹脂からなる第(N-1)外層を有し、前記第(N-2)外径部は、前記第(N-2)外層の先端に隣接し第(N-1)の樹脂よりも硬度が低い第(N-2)の樹脂からなる第(N-2)外層を有し、
前記第(N-1)外層と前記第(N-2)外層の境界部の位置は、前記疎巻部の位置と長軸方向において重なることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
【請求項3】
前記第(N)外径部と前記第(N-1)外径部の境界部は、前記本体の最先端から350mm~400mmの位置にあることを特徴とする請求項1または2に記載のカテーテル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、血管などの管腔内で使用されるカテーテルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
血管に生じた病変に対し、放射線透視下で血管に経皮的にカテーテルを挿入することによって目的の部位に対する診断や治療を行う血管内治療が行われている。例えば、肝臓の腫瘍に対しては、肝臓動脈を通じて腫瘍の近傍までカテーテルを挿入し、造影剤や塞栓物質の注入を行うことにより、肝腫瘍の診断や治療を行う肝臓動脈塞栓術が行われる。
【0003】
このような血管内治療に用いられるカテーテルは、末梢到達性を実現するために、複雑に湾曲した血管内を先行するガイドワイヤに追従して進むための先端部の柔軟性が必要である。また、カテーテルは、術者によって基端部に加えられた押し込み力を先端部まで伝達するための押し込み力伝達性、ガイドワイヤ抜去後においても折れ曲がりを生じない耐キンク性が必要である。また、カテーテルは、内腔を通じての造影剤や塞栓物質等の流体の注入を可能とするための耐圧性も必要である。
【0004】
特許文献1には、フッ素系樹脂層と、フッ素系樹脂層の基端部外周に配置された筒状の補強体と、フッ素系樹脂層の先端部の外周に配置された金属コイルと、最外周に配置された樹脂層と、を備え、先端部の柔軟性および耐キンク性に優れたカテーテルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-223728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、肝臓動脈塞栓術では、血管のさらに末梢に存在する腫瘍のみを対象として血管を塞栓することが求められている。このために、カテーテルは、高い末梢到達性が求められている。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、末梢到達性が高いカテーテルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は、下記(1)に記載の発明により達成される。
【0009】
(1) 本発明に係るカテーテルは、内層と、外層と、前記内層の外側に線材を巻回することによって形成されたコイルと、を備える長軸方向に延びる本体を有するカテーテルであって、前記本体は、先端の第1番から基端に向かって第N番(Nは4以上の整数)まで複数の第(n)外径部(n=1、...、N)を有し、第(N-1)外径部および第(N-2)外径部の外径は、第(N)外径部および第(N-3)外径部の外径よりも小さく、前記コイルは、前記長軸方向に沿ってピッチが異なる複数のピッチ領域を有し、前記第(N-1)外径部および前記第(N-2)外径部において、前記線材が前記長軸方向に沿って隣接するピッチ領域よりも相対的に疎に巻かれているピッチ領域である疎巻部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
上記(1)に記載のカテーテルにおいて、第(N-1)外径部および第(N-2)外径部は、第(N)外径部および第(N-3)外径部よりも外径が小さいため、血管壁との接触面積が減少する。これにより、カテーテルは、血管への挿入抵抗を低減できる。また、カテーテルは、第(N-1)外径部および第(N-2)外径部に疎巻部を有することにより、柔軟性が向上するため、蛇行部を有する肝動脈における血管追従性が向上できる。したがって、カテーテルは、末梢到達性を向上できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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