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公開番号2025152667
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024054673
出願日2024-03-28
発明の名称情報処理方法、情報処理装置及びプログラム
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類A61B 8/12 20060101AFI20251002BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】血管の形状を好適に提示することができる情報処理方法等を提供する。
【解決手段】情報処理方法は、血管の長手方向に交差する断面を長手方向に沿って連続して撮像した複数の横断面画像を取得し、各横断面画像から所定のオブジェクト領域を検出し、各横断面画像における前記オブジェクト領域の検出結果に基づき、血管の長手方向に沿った各位置における血管の形状に関連するパラメータの最大値及び最小値を算出し、血管の中心軸を挟んで一方の側の形状を前記最大値に、他方の側の形状を前記最小値に基づいて描画した縦断面画像を生成し、前記縦断面画像を表示する処理をコンピュータが実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
血管の長手方向に交差する断面を長手方向に沿って連続して撮像した複数の横断面画像を取得し、
各横断面画像から所定のオブジェクト領域を検出し、
各横断面画像における前記オブジェクト領域の検出結果に基づき、血管の長手方向に沿った各位置における血管の形状に関連するパラメータの最大値及び最小値を算出し、
血管の中心軸を挟んで一方の側の形状を前記最大値に、他方の側の形状を前記最小値に基づいて描画した縦断面画像を生成し、
前記縦断面画像を表示する
処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記パラメータは、血管の内腔及び中膜境界の径であり、
血管の中心軸を挟んで一方の側の前記内腔及び中膜境界の径が前記内腔及び中膜境界の最大径に、他方の側の前記内腔及び中膜境界の径が前記内腔及び中膜境界の最小径になるように描画した前記縦断面画像を生成する
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項３】
前記内腔又は中膜境界の最大径から前記内腔又は中膜境界の最小径を差し引いた値を、前記内腔又は中膜境界の最大径で除算した血管の偏平度を算出し、
前記偏平度を表示する
請求項２に記載の情報処理方法。
【請求項４】
前記内腔及び中膜境界の平均径に基づいて描画した第２縦断面画像を生成し、
前記縦断面画像及び第２縦断面画像を切換表示する
請求項２に記載の情報処理方法。
【請求項５】
前記パラメータは、プラークの厚さであり、
前記プラークの厚さが最大値及び最小値を取る血管の内腔及び中膜境界の径を特定し、
血管の中心軸を挟んで一方の側の前記内腔及び中膜境界の径が、前記プラークの厚さが最大値を取る前記内腔及び中膜境界の径に、他方の側の前記内腔及び中膜境界の径が、前記プラークの厚さが最小値を取る前記内腔及び中膜境界の径になるように描画した前記縦断面画像を生成する
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項６】
前記プラークの厚さの最大値から前記プラークの厚さの最小値を差し引いた値を、前記プラークの厚さの最大値で除算した血管の偏心度を算出し、
前記偏心度を表示する
請求項５に記載の情報処理方法。
【請求項７】
前記縦断面画像に血管の中心軸を重畳表示する
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項８】
前記オブジェクト領域として、血管のプラーク領域及び内腔領域を検出し、
血管の長手方向に沿った各位置における、前記プラーク領域の面積を前記プラーク領域の面積及び前記内腔領域の面積の合計値で除算した比率を算出し、
前記比率に応じて、血管の長手方向に沿った各位置における血管壁の表示態様を変更した前記縦断面画像を生成し、
前記縦断面画像を表示する
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項９】
前記オブジェクト領域として、側枝領域を検出し、
前記側枝領域の有無に応じて、血管の長手方向に沿った各位置に所定のオブジェクトを重畳した前記縦断面画像を生成し、
前記縦断面画像を表示する
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項１０】
制御部を備える情報処理装置であって、
前記制御部が、
血管の長手方向に交差する断面を長手方向に沿って連続して撮像した複数の横断面画像を取得し、
各横断面画像から所定のオブジェクト領域を検出し、
各横断面画像における前記オブジェクト領域の検出結果に基づき、血管の長手方向に沿った各位置における血管の形状に関連するパラメータの最大値及び最小値を算出し、
血管の中心軸を挟んで一方の側の形状を前記最大値に、他方の側の形状を前記最小値に基づいて描画した縦断面画像を生成し、
前記縦断面画像を表示する
情報処理装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理方法、情報処理装置及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
ＰＣＩ（Percutaneous Coronary Intervention；経皮的冠動脈形成術）等の血管治療に係る画像診断を支援する技術がある。例えば特許文献１では、ＯＣＴ（Optical Coherence Tomography；光干渉断層撮影法）カテーテルにより血管内の複数の位置における横断面画像を取得し、横軸を血管内の位置、縦軸を血管の平均直径とした縦断面画像を生成して表示する血管内画像化システムの作動方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第５６３５１４９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
一つの側面では、血管の形状を好適に提示することができる情報処理方法等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
一つの側面では、（１）情報処理方法は、血管の長手方向に交差する断面を長手方向に沿って連続して撮像した複数の横断面画像を取得し、各横断面画像から所定のオブジェクト領域を検出し、各横断面画像における前記オブジェクト領域の検出結果に基づき、血管の長手方向に沿った各位置における血管の形状に関連するパラメータの最大値及び最小値を算出し、血管の中心軸を挟んで一方の側の形状を前記最大値に、他方の側の形状を前記最小値に基づいて描画した縦断面画像を生成し、前記縦断面画像を表示する処理をコンピュータが実行する。
【０００６】
（２）上記（１）の情報処理方法は、前記パラメータは、血管の内腔及び中膜境界の径であり、血管の中心軸を挟んで一方の側の前記内腔及び中膜境界の径が前記内腔及び中膜境界の最大径に、他方の側の前記内腔及び中膜境界の径が前記内腔及び中膜境界の最小径になるように描画した前記縦断面画像を生成する。
【０００７】
（３）上記（２）の情報処理方法は、前記内腔又は中膜境界の最大径から前記内腔又は中膜境界の最小径を差し引いた値を、前記内腔又は中膜境界の最大径で除算した血管の偏平度を算出し、前記偏平度を表示する。
【０００８】
（４）上記（２）又は（３）の情報処理方法は、前記内腔及び中膜境界の平均径に基づいて描画した第２縦断面画像を生成し、前記縦断面画像及び第２縦断面画像を切換表示する。
【０００９】
（５）上記（１）～（４）のいずれかに記載の情報処理方法は、前記パラメータは、プラークの厚さであり、前記プラークの厚さが最大値及び最小値を取る血管の内腔及び中膜境界の径を特定し、血管の中心軸を挟んで一方の側の前記内腔及び中膜境界の径が、前記プラークの厚さが最大値を取る前記内腔及び中膜境界の径に、他方の側の前記内腔及び中膜境界の径が、前記プラークの厚さが最小値を取る前記内腔及び中膜境界の径になるように描画した前記縦断面画像を生成する。
【００１０】
（６）上記（５）の情報処理方法は、前記プラークの厚さの最大値から前記プラークの厚さの最小値を差し引いた値を、前記プラークの厚さの最大値で除算した血管の偏心度を算出し、前記偏心度を表示する。
（【００１１】以降は省略されています）

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