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公開番号
2025164954
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-31
出願番号
2022152987
出願日
2022-09-26
発明の名称
血管穿刺装置および血管判定装置
出願人
テルモ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61M
5/32 20060101AFI20251024BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】穿刺デバイスを目的の血管に穿刺できているかを判別できる血管穿刺装置を提供する。
【解決手段】穿刺デバイス41を生体に穿刺する穿刺駆動部21と、穿刺デバイス41の基端側に血管から流入する逆血の特性を検出する逆血検出部35と、逆血検出部35で検出した逆血の特性に基づき、目的の血管に穿刺デバイス41が穿刺されているか否かを判別した結果に応じて、穿刺駆動部21を駆動させ、穿刺デバイス41の位置を制御する制御部30と、を有する血管穿刺装置10である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
穿刺デバイスを生体に穿刺する穿刺駆動部と、
前記穿刺デバイスの基端側に血管から流入する逆血の特性を検出する逆血検出部と、
前記逆血検出部で検出した逆血の特性に基づき、目的の血管に前記穿刺デバイスが穿刺されているか否かを判別し、判別結果に基づき、前記穿刺駆動部を駆動させ、前記穿刺デバイスの位置を制御する制御部と、を有する血管穿刺装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記逆血検出部が検出する前記逆血の特性は、逆血量または逆血速度あるいは逆血色のいずれか1つまたは複数である請求項1に記載の血管穿刺装置。
【請求項3】
人体の断面画像を取得する撮像部を備えたプローブ本体をさらに有し、
前記制御部は、前記逆血検出部で検出した逆血の特性に基づき、目的の血管に前記穿刺デバイスが穿刺されていないと判別した場合に、前記撮像部で取得した断面画像における前記穿刺デバイスが穿刺されている血管の拍動の有無を判別し、該血管の拍動の有無に基づき、目的の血管に前記穿刺デバイスが穿刺されているか否かを判別する請求項1に記載の血管穿刺装置。
【請求項4】
人体の断面画像を取得する撮像部を備えたプローブ本体をさらに有し、
前記制御部は、前記逆血検出部で検出した逆血の特性に基づき、目的の血管に前記穿刺デバイスが穿刺されていないと判別した場合に、前記撮像部で取得した断面画像における前記穿刺デバイスが穿刺されている血管の血流の向きを判別し、該血管の血流の向きに基づき、目的の血管に前記穿刺デバイスが穿刺されているか否かを判別する請求項1に記載の血管穿刺装置。
【請求項5】
前記逆血検出部が検出する前記逆血の特性は、逆血色であり、
前記制御部は、前記逆血検出部で検出した逆血色と、環境光の影響を除外するように補正した色の閾値とを比較して、目的の血管に前記穿刺デバイスが穿刺されているか否かを判別する請求項1に記載の血管穿刺装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記逆血検出部で検出した逆血の特性と、動脈からの逆血の特性を基準とした閾値とを比較して、目的の血管に前記穿刺デバイスが穿刺されているか否かを判別する請求項1に記載の血管穿刺装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記逆血検出部で検出した逆血の特性と、静脈からの逆血の特性を基準とした閾値とを比較して、目的の血管に前記穿刺デバイスが穿刺されているか否かを判別する請求項1に記載の血管穿刺装置。
【請求項8】
人体の断面画像を取得する撮像部を備えたプローブ本体をさらに有し、
前記制御部は、
前記撮像部で取得した断面画像に基づき1つの血管を目的の血管として前記穿刺デバイスの穿刺パラメータを算出し、
算出した前記穿刺パラメータに基づき、前記穿刺デバイスを挿入し、
前記逆血検出部で検出した逆血の特性に基づき、目的の血管に前記穿刺デバイスが穿刺されていないと判別した場合、前記目的の血管とは別の1つの血管を新たな目的の血管として前記穿刺デバイスの穿刺パラメータを算出する請求項1に記載の血管穿刺装置。
【請求項9】
前記制御部により制御される通知部をさらに有し、
前記制御部は、前記逆血検出部で検出した逆血の特性に基づき、目的の血管に前記穿刺デバイスが穿刺されていないと判断したら、前記通知部に通知させる請求項1~8のいずれか1項に記載の血管穿刺装置。
【請求項10】
血管に穿刺される穿刺デバイスの基端側に前記血管から流入する逆血の特性を検出する逆血検出部を有し、
前記逆血検出部で検出した逆血の特性に基づき、目的の血管に前記穿刺デバイスが穿刺されているか否かを判別する血管判定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、血管を針で穿刺する血管穿刺装置と穿刺した血管が目的の血管であるかを判定する血管判定装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
薬剤投与や血管内治療のアクセスサイト確保のため、人体に注射針を穿刺する血管穿刺が行われる。血管穿刺において、術者は、皮膚表面から血管を目視することはできないため、標準的な血管走行の知識や血管脈動の触知などの技量によって、血管位置を推定している。しかし、しばしば血管穿刺の失敗が生じ、患者に身体的、精神的苦痛を与えている。
【0003】
穿刺位置を特定するために、近年では、近赤外線画像や超音波エコー、光残響イメージングなどの血管位置を可視化する技術が用いられることがある。血管位置を可視化することで、術者が穿刺位置や穿刺角度、穿刺深さなどを容易に決定できる。また、得られた血管位置の情報に基づいて針を駆動し、自動的に穿刺を行う装置も知られている。自動的に穿刺を行う装置として、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第9364171号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
穿刺デバイスである針を生体に挿入する際に、目的の血管と異なる血管に穿刺してしまう場合がある。自動的に穿刺を行う装置においては、目的の血管に穿刺できたか否かを何らかの手段で検出し、目的の血管に穿刺できていない場合には、穿刺デバイスを抜去する必要がある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、穿刺デバイスを目的の血管に穿刺できているかを判別できる血管穿刺装置と血管判定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成する本発明に係る血管穿刺装置は、穿刺デバイスを生体に穿刺する穿刺駆動部と、前記穿刺デバイスの基端側に血管から流入する逆血の特性を検出する逆血検出部と、前記逆血検出部で検出した逆血の特性に基づき、目的の血管に前記穿刺デバイスが穿刺されているか否かを判別し、判別結果に基づき、前記穿刺駆動部を駆動させ、前記穿刺デバイスの位置を制御する制御部と、を有する。
【0008】
上記目的を達成する本発明に係る血管判定装置は、血管に穿刺される穿刺デバイスの基端側に前記血管から流入する逆血の特性を検出する逆血検出部を有し、前記逆血検出部で検出した逆血の特性に基づき、目的の血管に前記穿刺デバイスが穿刺されているか否かを判別する。
【発明の効果】
【0009】
上記のように構成した血管穿刺装置は、穿刺デバイスが目的の血管に向かって穿刺されているか否かを逆血の情報に基づいて確認でき、穿刺デバイスを確実に目的の血管に穿刺できる。
【0010】
上記のように構成した血管判定装置は、穿刺デバイスが穿刺されている血管が目的の血管であるかを判別できるので、穿刺デバイスの目的の血管への穿刺を支援できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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