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公開番号2025154384
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057341
出願日2024-03-29
発明の名称プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類A61B 5/0537 20210101AFI20251002BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】対象者の体組成情報を精度よく取得することが可能なプログラム等を提供する。
【解決手段】コンピュータは、体組成計を用いて測定された対象者の生体電気インピーダンスと、対象者の第1身体データと、前記生体電気インピーダンス及び第1身体データに基づいて算出された対象者の体組成に関する第1体組成情報とを、前記生体電気インピーダンスの測定日時に対応付けて記憶部に記憶する。コンピュータは、記憶した生体電気インピーダンスと、記憶した第1身体データと同一種類の前記対象者の第2身体データとに基づいて、前記第1体組成情報と同一種類の前記対象者の体組成に関する第2体組成情報を算出する。コンピュータは、算出した第2体組成情報を、第1体組成情報に紐づけられた測定日時に対応付けるとともに、同一の測定日時に紐づけられた第1体組成情報及び第2体組成情報を、前記測定日時に対応付けて異なるデータとして記憶部に記憶する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
体組成計を用いて測定された対象者の生体電気インピーダンスと、前記対象者の第1身体データと、前記生体電気インピーダンス及び前記第1身体データに基づいて算出された前記対象者の体組成に関する第1体組成情報とを、前記生体電気インピーダンスの測定日時に対応付けて記憶部に記憶し、
記憶した前記生体電気インピーダンスと、記憶した前記第1身体データと同一種類の前記対象者の第2身体データとに基づいて、前記第1体組成情報と同一種類の前記対象者の体組成に関する第2体組成情報を算出し、
算出した前記第2体組成情報を、前記第1体組成情報に紐づけられた前記測定日時に対応付けるとともに、同一の前記測定日時に紐づけられた前記第1体組成情報及び前記第2体組成情報を、前記測定日時に対応付けて、異なるデータとして前記記憶部に記憶する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記第2体組成情報に対して、前記第1体組成情報とは異なることを示す目印情報を付与して記憶する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
同一の前記測定日時の前記第1体組成情報及び前記第2体組成情報に対応する情報を連続するように並べ、前記第2体組成情報に対応する情報に前記目印情報に基づく目印が付与された態様で表示する画面を出力する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
測定日時の選択を受け付け、
選択された前記測定日時に紐づけられた前記第1体組成情報及び/又は第2体組成情報に基づいて、前記対象者の体組成を示すグラフを作成し、
前記第1体組成情報及び前記第2体組成情報がある場合、前記第2体組成情報に基づくグラフを優先して表示する画面を出力する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1~3のいずれかひとつに記載のプログラム。
【請求項5】
複数の測定日時の選択を受け付け、
選択された前記複数の測定日時のそれぞれに紐づけられた前記第1体組成情報又は第2体組成情報に基づいて、前記対象者の体組成の時系列変化を示すグラフを作成する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
異なる測定日時のそれぞれに紐づけられた前記第1体組成情報又は前記第1身体データを並べて表示する画面を介して、複数の前記測定日時の中から1つの選択を受け付け、
選択された前記測定日時に対応する前記第1身体データを表示する画面を介して、前記第1身体データに対する変更指示を受け付け、
変更指示を受け付けた場合、変更後の前記第1身体データを前記第2身体データとし、当該第2身体データと、選択された前記測定日時に紐づけられた前記生体電気インピーダンスとに基づいて、前記第2体組成情報を算出し、
前記第2身体データ及び前記第2体組成情報を、選択された前記測定日時に対応する前記第1体組成情報とは異なるデータとして、選択された前記測定日時と同一日時に対応付けて記憶する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1~3のいずれかひとつに記載のプログラム。
【請求項7】
体組成計を用いて測定された対象者の生体電気インピーダンスと、前記対象者の第1身
体データと、前記生体電気インピーダンス及び前記第1身体データに基づいて算出された前記対象者の体組成に関する第1体組成情報とを、前記生体電気インピーダンスの測定日時に対応付けて記憶部に記憶し、
記憶した前記生体電気インピーダンスと、記憶した前記第1身体データと同一種類の前記対象者の第2身体データとに基づいて、前記第1体組成情報と同一種類の前記対象者の体組成に関する第2体組成情報を算出し、
算出した前記第2体組成情報を、前記第1体組成情報に紐づけられた前記測定日時に対応付けるとともに、同一の前記測定日時に紐づけられた前記第1体組成情報及び前記第2体組成情報を、前記測定日時に対応付けて、異なるデータとして前記記憶部に記憶する
処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
【請求項8】
制御部を有する情報処理装置において、
前記制御部は、
体組成計を用いて測定された対象者の生体電気インピーダンスと、前記対象者の第1身体データと、前記生体電気インピーダンス及び前記第1身体データに基づいて算出された前記対象者の体組成に関する第1体組成情報とを、前記生体電気インピーダンスの測定日時に対応付けて記憶部に記憶し、
記憶した前記生体電気インピーダンスと、記憶した前記第1身体データと同一種類の前記対象者の第2身体データとに基づいて、前記第1体組成情報と同一種類の前記対象者の体組成に関する第2体組成情報を算出し、
算出した前記第2体組成情報を、前記第1体組成情報に紐づけられた前記測定日時に対応付けるとともに、同一の前記測定日時に紐づけられた前記第1体組成情報及び前記第2体組成情報を、前記測定日時に対応付けて、異なるデータとして前記記憶部に記憶する
情報処理装置。
【請求項9】
測定された対象者の生体電気インピーダンスと、記録された前記対象者の第1身体データとに基づいて、前記対象者の体組成に関する第1体組成情報を算出可能な、体組成計を用いて測定された、対象者の生体電気インピーダンスを、前記生体電気インピーダンスの測定日時に対応付けて記憶部に記憶し、
電子カルテ上に記録されている前記対象者の1つの第2身体データを読み出し、
記憶した前記生体電気インピーダンスと、読み出した前記1つの第2身体データとに基づいて、前記対象者の体組成に関する第2体組成情報を算出し、
算出した前記第2体組成情報を、前記測定日時に対応付けて記憶部に記憶する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項10】
前記体組成計上に記録された前記第1身体データを、前記生体電気インピーダンスとともに、前記測定日時に対応付けて前記記憶部に記憶し、
記憶した前記第1身体データと、読み出した前記1つの第2身体データとの比較結果に応じて、前記第1身体データ及び前記1つの第2身体データのいずれか1つの身体データを選択し、
記憶した前記生体電気インピーダンスと、選択した前記いずれか1つの身体データとに基づいて、前記第2体組成情報を算出する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項9に記載のプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
対象者の生体に微弱な電流を流して生体の抵抗値(生体電気インピーダンス)を測定し、測定した生体電気インピーダンスと、対象者の年齢、性別、身長、体重等の身体情報とに基づいて、対象者の体組成に関する数値を推定する体組成計が利用されている(例えば特許文献1参照)。体組成計で測定された情報は、例えば除脂肪量(FFM:Fat Free Mass)が低栄養状態の評価、サルコペニアの診断、癌の周術期の体調管理や術後補助化学
療法中のリスク管理等に利用可能であり、細胞外液量(ECW:Extra cellular Water)及び細胞外水分比(浮腫率:Edema Index)が透析治療時の体調管理や心不全診療におけ
るうっ血状態の見える化等に利用可能であり、医療現場での重要なバイタルデータとなる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-56003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、体組成計に設けられた操作部を介して利用者の身長、性別、年齢等の身体情報の入力を受け付けることが開示されている。また、一般的な体組成計では、入力された対象者の身体情報を登録しておき、登録された身体情報と、測定した生体電気インピーダンスとに基づいて体組成の数値を推定する処理が行われている。従って、体組成計に登録してある身体情報が最新の情報ではない場合、対象者の体組成の数値を高精度に求めることはできないという問題がある。
【0005】
一つの側面では、対象者の体組成情報を精度よく取得することが可能なプログラム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示は、体組成計を用いて測定された対象者の生体電気インピーダンスと、前記対象者の第1身体データと、前記生体電気インピーダンス及び前記第1身体データに基づいて算出された前記対象者の体組成に関する第1体組成情報とを、前記生体電気インピーダンスの測定日時に対応付けて記憶部に記憶し、記憶した前記生体電気インピーダンスと、記憶した前記第1身体データと同一種類の前記対象者の第2身体データとに基づいて、前記第1体組成情報と同一種類の前記対象者の体組成に関する第2体組成情報を算出し、算出した前記第2体組成情報を、前記第1体組成情報に紐づけられた前記測定日時に対応付けるとともに、同一の前記測定日時に紐づけられた前記第1体組成情報及び前記第2体組成情報を、前記測定日時に対応付けて、異なるデータとして前記記憶部に記憶する処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
【0007】
(2)上記(1)のプログラムは、前記第2体組成情報に対して、前記第1体組成情報とは異なることを示す目印情報を付与して記憶する処理を更に前記コンピュータに実行させることが好ましい。
【0008】
(3)上記(2)のプログラムは、同一の前記測定日時の前記第1体組成情報及び前記第
2体組成情報に対応する情報を連続するように並べ、前記第2体組成情報に対応する情報に前記目印情報に基づく目印が付与された態様で表示する画面を出力する処理を更に前記コンピュータに実行させることが好ましい。
【0009】
(4)上記(1)~(3)のいずれかに記載のプログラムは、測定日時の選択を受け付け、選択された前記測定日時に紐づけられた前記第1体組成情報及び/又は第2体組成情報に基づいて、前記対象者の体組成を示すグラフを作成し、前記第1体組成情報及び前記第2体組成情報がある場合、前記第2体組成情報に基づくグラフを優先して表示する画面を出力する処理を更に前記コンピュータに実行させることが好ましい。
【0010】
(5)上記(4)のプログラムは、複数の測定日時の選択を受け付け、選択された前記複数の測定日時のそれぞれに紐づけられた前記第1体組成情報又は第2体組成情報に基づいて、前記対象者の体組成の時系列変化を示すグラフを作成する処理を更に前記コンピュータに実行させることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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