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公開番号
2025137527
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2025114285,2023199169
出願日
2025-07-07,2015-05-14
発明の名称
流体浸透性サセプタ素子を備えるエアロゾル発生システム
出願人
フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A24F
40/465 20200101AFI20250911BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】エアロゾル形成基体を加熱することにより作動するエアロゾル発生システムを提供する。
【解決手段】エアロゾル発生装置と、この装置で使用されるように構成されるカートリッジとを備える電気加熱式エアロゾル発生システムであって、装置が、カートリッジの少なくとも一部分を係合するように構成される装置ハウジングと、くぼみの周りにまたはこれに隣接して配置されるインダクタコイルと、インダクタコイルに接続され、かつ高周波振動電流をインダクタコイルに提供するように構成される電源と、を備え、カートリッジが、装置ハウジングを係合するように構成され、かつエアロゾル形成基体を含むカートリッジハウジングであって、このハウジングがエアロゾル形成基体を囲む外部表面を持ち、外部表面の少なくとも一部分が流体浸透性サセプタ素子によって形成されるカートリッジハウジングを備える、電気加熱式エアロゾル発生システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エアロゾル発生装置と、前記装置で使用されるように構成されたカートリッジと、を備える電気加熱式エアロゾル発生システムであって、前記装置が、
装置ハウジングと、
くぼみの周りにまたはこれと隣接して配置されるインダクタコイルと、
前記インダクタコイルに接続され、かつ高周波振動電流を前記インダクタコイルに提供するように構成された電源と、を備え、
前記カートリッジが、
前記装置ハウジングを係合し、かつエアロゾル形成基体を含むように構成されるカートリッジハウジングであって、前記ハウジングが前記エアロゾル形成基体を囲む外部表面を持ち、前記外部表面の少なくとも一部分が流体浸透性サセプタ素子によって形成される、カートリッジハウジングを備える、電気加熱式エアロゾル発生システム。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記サセプタ素子がシートの形態であり、かつ前記カートリッジハウジング内の開口部全体に広がる、請求項1に記載の電気加熱式エアロゾル発生システム。
【請求項3】
前記サセプタ素子が前記カートリッジハウジングの周囲の周りに広がる、請求項1または2に記載の電気加熱式エアロゾル発生システム。
【請求項4】
前記インダクタコイルがフラットスパイラルコイルである、請求項1~3のいずれか1項に記載の電気加熱式エアロゾル発生システム。
【請求項5】
前記装置ハウジングが、前記装置ハウジングが前記装置ハウジングと係合する時に前記カートリッジの少なくとも一部分を受けるためのくぼみを備え、前記くぼみが内部表面を持ち、かつ前記インダクタコイルが前記電源に最も近いくぼみの表面上にまたはこれと隣接して配置される、請求項1~4のいずれか1項に記載の電気加熱式エアロゾル発生システム。
【請求項6】
装置ハウジングが、本体およびマウスピース部分を備え、前記くぼみが前記本体内にあり、前記マウスピース部分が出口を有し、この出口を通して前記システムによって発生したエアロゾルをユーザーの口の中へと引き出すことができ、前記インダクタコイルが前記マウスピース部分の中にある、請求項1~4のいずれか1項に記載の電気加熱式エアロゾル発生システム。
【請求項7】
複数のインダクタコイルを備える、請求項1~6のいずれか1項に記載の電気加熱式エアロゾル発生システム。
【請求項8】
前記インダクタコイルが前記サセプタ素子の形状と一致する形状を持つ、請求項1~7のいずれか1項に記載の電気加熱式エアロゾル発生システム。
【請求項9】
前記サセプタ素子が前記エアロゾル形成基体と接触する、請求項1~8のいずれか1項に記載の電気加熱式エアロゾル発生システム。
【請求項10】
前記カートリッジハウジングが前記装置ハウジングと係合される時、前記インダクタコイルと前記サセプタ素子との間に気流通路が提供される、請求項1~9のいずれか1項に記載の電気加熱式エアロゾル発生システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル形成基体を加熱することにより作動するエアロゾル発生システムに関する。特に本発明は、電源を含む装置部分と、消耗品であるエアロゾル形成基体を含む交換可能なカートリッジ部分とを備えるエアロゾル発生システムに関連する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
一つのタイプのエアロゾル発生システムは電子たばこである。電子たばこは一般に、気化されてエアロゾルを形成する液体エアロゾル形成基体を使用する。電子たばこは一般に、電源と、1回分の液体エアロゾル形成基体を保持するための液体貯蔵部分と、アトマイザーとを備える。
【0003】
液体エアロゾル形成基体は使用時に枯渇状態になり、そのため補充される必要がある。液体エアロゾル形成基体の詰め替え品を供給する最も一般的な方法は、カートマイザー型のカートリッジ入りである。カートマイザーは1回分の液体基体およびアトマイザーの両方を含み、通常はエアロゾル形成基体に浸された毛細管材料の周りに巻かれた電気的に動作する抵抗ヒーターの形態である。カートマイザーを単一のユニットとして交換することはユーザーにとって便利であるという利点があり、またユーザーが掃除またはその他の方法でアトマイザーを維持しなければならないという必要性が回避される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、現時点で入手できるカートマイザーよりも安価に製造でき堅牢性の高いエアロゾル形成基体の詰め替え品が許容されるシステムを提供できながら、なおも消費者にとって使用が簡単で便利であることが望ましい。さらに、はんだ付けされた継ぎ目の必要性がなく、清掃が簡単な密封された装置が許容されるシステムが提供されることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様では、エアロゾル発生装置と、この装置で使用されるように構成されたカートリッジとを備える電気加熱式エアロゾル発生システムが提供され、この装置は、
装置ハウジングと、
くぼみの周りにまたはこれと隣接して配置されるインダクタコイルと、
インダクタコイルに接続され、かつ高周波振動電流をインダクタコイルに提供するように構成された電源と、を備え、
カートリッジが、
装置ハウジングを係合し、かつエアロゾル形成基体を含むように構成されるカートリッジハウジングであって、このハウジングがエアロゾル形成基体を囲む外部表面を持ち、外部表面の少なくとも一部分が流体浸透性サセプタ素子によって形成される、カートリッジハウジングを備える。
【0006】
動作時に、高周波振動電流がフラットスパイラルインダクタコイルを通過して、サセプタ素子内で電圧を誘起する交番磁界を発生させる。誘起された電圧はサセプタ素子内に電流を流させ、この電流がサセプタのジュール加熱を起こし、これがエアロゾル形成基体を加熱する。サセプタ素子は強磁性である場合、サセプタ素子内のヒステリシス損失も熱を発生する場合がある。気化したエアロゾル形成基体はサセプタ素子を通過でき、その後で冷却してユーザーに送達されるエアロゾルが形成される。
【0007】
誘導加熱を利用したこの配列はカートリッジと装置の間に電気的な接点が一切形成される必要がないという利点を持つ。また、発熱体(この場合には、サセプタ素子)は、それ以外のいかなる構成要素にも電気的に結合されている必要がなく、はんだまたはその他の結合要素の必要性が除去される。さらに、単純で安価かつ堅牢なカートリッジの構成を可能にする装置の部品としてコイルが提供されている。カートリッジは作動に用いる装置よりもずっと大量に製造される一般に使い捨ての物品である。従って、より高価な装置を必要とする場合でも、カートリッジのコストを低減することが、製造者および消費者の両者にとって有意なコスト節約につながりうる。
【0008】
高周波振動電流は本明細書で使用される時、500kHz~30MHzの周波数を持つ振動する電流を意味する。高周波振動電流の周波数は1~30MHzとすることができ、1~10 MHzであることが好ましく、5~7 MHzであることがより好ましい。
【0009】
「サセプタ素子」は本明細書で使用される時、変動する磁場に晒された時に加熱する導体素子を意味する。これはサセプタ素子内で誘起された渦電流および/またはヒステリシス損失の結果でありうる。サセプタ素子のための可能性がある材料としては、黒鉛、モリブデン、炭化ケイ素、ステンレス鋼、ニオブ、アルミニウム、およびほとんどの任意の他の導電性元素が挙げられる。有利なことに、サセプタ素子はフェライト素子である。サセプタ素子の材料および幾何学的形状は望ましい電気抵抗および発熱を提供するために選択できる。サセプタ素子は、例えば、メッシュ、フラットスパイラルコイル、繊維、または布を含んでもよい。
【0010】
本明細書で使用される時、「流体浸透性」素子は、液体または気体がこれを通して浸透することを許容する素子を意味する。サセプタ素子は、流体が開口部を通して浸透することを許容するように形成される複数の開口部をその中に持ちうる。特に、このサセプタ素子は、気相でも気相および液相のいずれでもエアロゾル形成基体が開口部を通して浸透するのを許容する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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