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公開番号
2025079831
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2022027608
出願日
2022-02-25
発明の名称
非燃焼加熱型香味吸引物品用フィルタ
出願人
日本たばこ産業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A24D
3/16 20060101AFI20250516BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】香喫味に好ましくない影響を与える成分を効率的に除去できるフィルタを提供する。
【解決手段】吸着剤含有シートを含む、非燃焼加熱型香味吸引物品用フィルタ。当該フィルタの通気抵抗あたりの吸着剤量(Ch/PD)は、好ましくは5~15(mg/mmH
2
O)である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
吸着剤含有シートを含む、非燃焼加熱型香味吸引物品用フィルタ。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
通気抵抗あたりの吸着剤量(Ch/PD)が、5~15(mg/mmH
2
O)である、請求項1に記載のフィルタ。
【請求項3】
前記吸着剤が活性炭である、請求項1または2に記載のフィルタ。
【請求項4】
前記シートが表面処理されている、請求項1~3のいずれかに記載のフィルタ。
【請求項5】
前記表面処理がクレープ処理である、請求項4に記載のフィルタ。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載のフィルタを備える、非燃焼加熱型香味吸引物品。
【請求項7】
前記シートを準備する工程、および
筒状のラッパーと、当該ラッパー内に配置された前記シートを備えるフィルタを準備する工程と、
を備える、請求項1~5のいずれかに記載のフィルタの製造方法。
【請求項8】
前記シートに表面処理を施す工程をさらに含む、請求項7に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、非燃焼加熱型香味吸引物品用フィルタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、燃焼しないタイプの香味吸引物品が開発されている。当該物品においては、エアロゾル発生基材を加熱してエアロゾルを発生させる。当該物品についても、従来の燃焼型喫煙物品と同様に香喫味の改善が望まれている。従来の燃焼型喫煙物品においては、好ましくない香喫味を与える成分を除去するためにアセテートフィルタ内に活性炭を充填することが知られている。特許文献1には、喫煙材ロッドと少なくとも1つの希釈剤を含む第1シートとを含む喫煙品が開示されている。当該シートは活性炭を含んでいてもよいとされる。また特許文献2には、活性炭含有紙の表面に活性炭を外添し、さらにこの紙を折り込んでラッパー内に充填してなるチャコールフィルターが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2012-504972号公報
国際公開第2011/118042号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献は具体的に燃焼型喫煙物品を開示するが、非燃焼加熱型香味吸引物品への言及はない。発明者らは、前記特許文献に記載されたフィルタをそのまま非燃焼加熱型香味吸引物品に適用すると、十分なろ過特性を発現できないことを見出した。かかる事情に鑑み、本発明は、非燃焼加熱型香味吸引物品において、香喫味に好ましくない影響を与える成分を効率的に除去できるフィルタを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明者らは、吸着剤含有シートを含むフィルタによって前記課題が解決できることを見出した。すなわち、前記課題は以下の本発明によって解決される。
態様1
吸着剤含有シートを含む、非燃焼加熱型香味吸引物品用フィルタ。
態様2
通気抵抗あたりの吸着剤量(Ch/PD)が、5~15(mg/mmH
2
O)である、態様1に記載のフィルタ。
態様3
前記吸着剤が活性炭である、態様1または2に記載のフィルタ。
態様4
前記シートが表面処理されている、態様1~3のいずれかに記載のフィルタ。
態様5
前記表面処理がクレープ処理である、態様4に記載のフィルタ。
態様6
態様1~5のいずれかに記載のフィルタを備える、非燃焼加熱型香味吸引物品。
態様7
前記シートを準備する工程、および
筒状のラッパーと、当該ラッパー内に配置された前記シートを備えるフィルタを準備する工程と、
を備える、態様1~5のいずれかに記載のフィルタの製造方法。
態様8
前記シートに表面処理を施す工程をさらに含む、態様7に記載の製造方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明によって香喫味に好ましくない影響を与える成分を効率的に除去できるフィルタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
非燃焼加熱型香味吸引物品の一態様を示す図
非燃焼加熱型香味吸引システムの一態様を示す図
Ch/PDとホルムアルデヒド量の相関性を示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を詳細に説明する。本発明において「X~Y」はその端値であるXおよびYを含む。
【0009】
1.非燃焼加熱型香味吸引物品用フィルタ
非燃焼加熱型香味吸引物品用フィルタ(以下単に「フィルタ」ともいう)は、筒状のラッパーと、この中に充填されている吸着剤含有シートとを備える。ラッパーは通常、当該分野で使用されているものを使用できる。この中に充填されている吸着剤含有シートは、折り畳みによって形成された稜線が長手方向に略平行となるように充填されていることが好ましい。
【0010】
吸着剤の量(Ch)を増やすとカルボニル成分等の香喫味に好ましくない影響を与える成分を除去しやすいが、一方で通気抵抗(PD)が上昇し、香喫味に好ましい影響を与える成分が除去される傾向にある。そこで、発明者らはこれらのバランスを標準化するため、Ch/PDという指標を設定した。かかる観点から、フィルタの通気抵抗あたりの吸着剤量(Ch/PD)は、5~15(mg/mmH
2
O)である。Ch/PDが下限値未満であると、香喫味に好ましくない影響を与える成分の除去が十分でなくなり、さらには必要な成分まで除去されるため香喫味が低下する。一方、Ch/PDが上記上限値を超えても、香喫味に好ましくない成分の低減能力は飽和する。以上から、Ch/PDの下限値は、好ましくは6(mg/mmH
2
O)以上であり、その上限値は、好ましくは10(mg/mmH
2
O)以下、より好ましくは8(mg/mmH
2
O)以下である。
(【0011】以降は省略されています)
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