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公開番号
2025119065
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2022074829
出願日
2022-04-28
発明の名称
口腔用組成物
出願人
日本たばこ産業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A24B
13/00 20060101AFI20250806BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】より小型の口腔用パウチ製品を達成できる口腔用組成物を提供する
【解決手段】 ニコチンを含み、かさ密度が0.4g/cm
3
以上である、口腔用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ニコチンを含み、かさ密度が0.4g/cm
3
以上である、口腔用組成物。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
無機多孔質基材を含む、請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項3】
前記無機多孔質基材の含有量が6重量%以上である、請求項2に記載の口腔用組成物。
【請求項4】
前記無機多孔質材料が、シリカ、ケイ酸塩、アルミナ、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、ハイドロタルサイト、およびこれらの組合せからなる群から選択される、
請求項2または3に記載の口腔用組成物。
【請求項5】
前記無機多孔質基材の平均粒径が、60~500μmである、請求項2~4のいずれかに記載の口腔用組成物。
【請求項6】
水の含有率が、10~70重量%である、請求項1~5のいずれかに記載の口腔用組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載の口腔用組成物と、
前記口腔用組成物を包装する包装材と、
を備える口腔用パウチ製品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は口腔用組成物に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
口腔用パウチ製品の充填物である口腔用組成物は、通常、基材として微結晶セルロース(MCC)等の有機材料を含む。しかし、有機基材は水分や加熱により粒子が膨潤し製造後の組成物のかさ密度が低くなる。そのため、所定のニコチン量を摂取するために必要な組成物量を必然的に多くせざるを得ず、口当たりの悪い大きなパウチを使用する必要があった。特許文献1は、ユーザーの口にフィットすることを目的とした短辺が10mmであって短長辺比が3~6である細長い形状の口腔用パウチ製品を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
欧州特許公開第3087852号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らは特定の嵩密度を有する口腔用組成物を用いればより小型の口腔用パウチ製品を提供できるとの着想を得た。かかる事情に鑑み、本発明は、より小型の口腔用パウチ製品を達成できる口腔用組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明者らは特定の嵩密度を有する口腔用組成物が前記課題を解決できることを見出した。
態様1
ニコチンを含み、かさ密度が0.4g/cm
3
以上である、口腔用組成物。
態様2
無機多孔質基材を含む、態様1に記載の口腔用組成物。
態様3
前記無機多孔質基材の含有量が6重量%以上である、態様2に記載の口腔用組成物。
態様4
前記無機多孔質材料が、シリカ、ケイ酸塩、アルミナ、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、ハイドロタルサイト、およびこれらの組合せからなる群から選択される、
態様2または3に記載の口腔用組成物。
態様5
前記無機多孔質基材の平均粒径が、60~500μmである、態様2~4のいずれかに記載の口腔用組成物。
態様6
水の含有率が、10~70重量%である、態様1~5のいずれかに記載の口腔用組成物。
態様7
態様1~6のいずれかに記載の口腔用組成物と、
前記口腔用組成物を包装する包装材と、
を備える口腔用パウチ製品。
【発明の効果】
【0006】
本発明によって保存安定性に優れた口腔用組成物および口腔用パウチ製品を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を詳細に説明する。本発明において「X~Y」はその端値、すなわちXおよびYを含む。口腔用製品とは、口腔に製品を含んだ状態で、唾液を介し有効成分を口腔粘膜より摂取する製品である。口腔用組成物とは口腔用製品に使用される組成物である。
【0008】
1.口腔用組成物
本実施態様にかかる口腔用組成物(以下単に「組成物」ともいう)は、ニコチンを含み、好ましくは基材として無機多孔質材料を含む。基材とは、組成物のマトリックスを構成する材料であり、賦形剤ともいう。
【0009】
(1)かさ密度
組成物のかさ密度は0.4g/cm
3
以上である。当該かさ密度を有する組成物は、コンパクトな口腔用パウチ製品を提供できる。かさ密度の上限は限定されないが、組成物中の成分量を適切な範囲に調整する観点から0.8g/cm
3
以下である。かさ密度は、日本薬局方3.01に準拠して測定される。具体的には、上部に設置したホッパーから、組成物粉末を自由落下させ、100cm
3
の測定容器に粉体が溢れるまで流下させる。測定容器の上面および側面の粉体をすり落とし、組成物粉末の重量を測定する。下記式により、ゆるめかさ密度を算出し、かさ密度とする。
ゆるめかさ密度(g/cm
3
)=組成物粉末の重量(g)/測定容器の体積(cm
3
)
【0010】
(2)ニコチン
組成物はニコチンを含む。ニコチンは、ニコチン単体の形態で含有されてもよいし、ニコチン含有原料の形態で含有されていてもよい。ニコチン含有原料とは、ニコチン塩や安定化させたニコチン等のニコチンを含む原料をいう。安定化させたニコチンとしては、例えばイオン交換樹脂に担持させたニコチン等のニコチン担持物質が挙げられる。イオン交換樹脂として、弱酸性陽イオン交換樹脂を挙げることができる。ニコチンが担持されたイオン交換樹脂として、具体的にニコチンポラクリレックスと呼ばれる、例えば10重量%以上、20重量%以下のニコチンを含有する樹脂複合体を用いることができる。ニコチンポラクリレックスで用いられるイオン交換樹脂は弱酸性陽イオン交換樹脂である。ニコチンポラクリレックスを用いる場合、口腔用組成物に対する添加量は、通常0.5重量%以上であり、1.0重量%以上であることが好ましく、2.0重量%以上であることがより好ましい。一方、風味の観点から、組成物に対するニコチンポラクリレックスの添加量は、通常15.0重量%以下であり、12.0重量%以下であることが好ましく、10.0重量%以下であることがより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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