TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025133419
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031362
出願日2024-03-01
発明の名称エアロゾル吸引カートリッジ
出願人Future Technology株式会社
代理人
主分類A24D 1/20 20200101AFI20250904BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】 誘導加熱装置Dの挿入口D1の内径より、外径を小さめに設計しても、挿入口D1から抜けにくいエアロゾル吸引カートリッジ用を提供する。
【課題手段】 エアロゾル吸引カートリッジ1は、全体として円柱形状の外形を有し、その外側面または底面に、シート状の外径調整部材19を1または2個以上備える外径調整部材19は、円柱形状の外側面または底面に、その一部分が固定され、その他の部分が固定されておらず、その固定された部分を起点として、その他の部分の一部または全部を円柱形状の外側面に密着させることで、円柱形状の外径を調整する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
全体として円柱形状の外形を有し、
前記円柱形状の外側面または底面に、シート状の外径調整部材を1または2個以上備え、
前記外径調整部材は、前記円柱形状の外側面または底面に、その一部分が固定され、その他の部分が固定されておらず、
その固定された部分を起点として、その他の部分の一部または全部を前記円柱形状の外側面に密着させることで、前記円柱形状の外径を調整する、
ことを特徴とする、エアロゾル吸引カートリッジ。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記外径調整部材は、前記外側面に固定されていない部分の少なくとも片方の面の一部または全部が前記円柱形状の外側面に接着可能である、
ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル吸引カートリッジ。
【請求項3】
前記外径調整部材は、その形状が矩形状、円形状、多角形状またはこれらの組合せである、
ことを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載のエアロゾル吸引カートリッジ。
【請求項4】
全体として円柱形状の外形を有し、
前記円柱形状の外側面に一部または全部に、非平滑形状である外径調整構造が形成されており、
前記外径調整構造は、凹凸形状、うろこ状形状、短毛状形状のいずれかまたはこれらの組合せである、
ことを特徴とする、エアロゾル吸引カートリッジ。
【請求項5】
円管形状の外装部材と、
前記外装部材の管内に収納され前記外装部材の外径を拡大するための外径調整部材と、を備え、
前記外径調整部材は、弾性を有する素材より形成され、前記外装部材の高さ方向に垂直な断面視において、その外周上に1または複数の突起部を有し、
前記突起部の頂点を始点とし、前記外装部材の直径方向の中心を通り、前記外周上の一点を終点とする直線の長さが、前記外径調整部材を収納しない状態における前記外装部材の内径より大きい、
ことを特徴とする、エアロゾル吸引カートリッジ。
【請求項6】
円管形状の外装部材と、前記外装部材の一端に連接された円柱形状のマウスピースと、前記外装部材の外周面の一部と、前記マウスピースの外周面の一部または全部に巻装されたシート形状のマウスピース保護部材と、を有し、
前記マウスピース保護部材は、前記外装部材のエアロゾルの上流側に向かって前記シート形状を拡張した外径調整部が形成され、
前記外径調整部は、前記外装部材の高さ方向に垂直な周方向に沿って非連続的に形成されている、
ことを特徴とする、エアロゾル吸引カートリッジ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱式のエアロゾル吸引カートリッジに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、火炎を用いることなく、タバコの成分を含むタバコカートリッジを加熱して、気化したタバコ成分を吸引する方式のタバコ製品が広く知られている。また、嗜好の多様化から、タバコ成分を含まない植物の芳香や味わいを、タバコ同様に火炎を用いずに楽しむためのカートリッジ製品を使用したエアロゾル吸引カートリッジも知られ始めている。
【0003】
このようなエアロゾル吸引カートリッジは、充填物が集積されたエアロゾル形成部材を加熱することで、エアロゾルを発生させる。エアロゾル形成部材の加熱方法として、(1)加熱装置内部に設置された加熱ブレードに、エアロゾル吸引カートリッジを挿入して、加熱ブレードを電気的に加熱することで充填物を加熱する方式(抵抗加熱式)と(例えば特許文献1参照)の他に、(2)エアロゾル形成部材の充填物の内部に予め強磁性体を主成分とした部品である誘導加熱部材を配設し、誘導加熱装置で発生させた交番磁界により、誘導加熱部材内部にヒステリシス損及びジュール熱を発生させて加熱(誘導加熱)することで、充填物を加熱する方式(誘導加熱式)が知られている(例えば特許文献2参照)。
【0004】
ここで、従来の誘導加熱式のエアロゾル吸引カートリッジ100は、図11に示すように、誘導加熱装置Dに設けられた挿入口D1に、そのエアロゾルの気流の上流側(すなわちマウスピースと反対側の一端)を挿入することで使用する。挿入口D1の内径は、使用時に挿入しやすく、さらの使用中に容易に抜けないように、円柱形状のエアロゾル吸引カートリッジ100の外径に合わせて適度に嵌合するように設計されている。しかしながら、エアロゾル吸引カートリッジ100の製造時に、その外径の個体差に起因して、外径が小さすぎる場合も発生する。この場合、使用中に唾液によりマウスピース保護部材が口に付着して容易に抜ける場合が多く、問題となっていた。一方、外径を挿入口D1の内径より大きめに設計すると、確かに使用中の抜けは抑えることができるものの、使用前に挿入できない場合があるので、設計段階では外径は挿入公D1の内径と同一にするのが好ましいといえる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2015-519915号公報
特開2021-175399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、誘導加熱装置Dの挿入口D1に適度に嵌合し、挿入口D1から抜けにくいエアロゾル吸引カートリッジを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、全体として円柱形状の外形を有し、前記円柱形状の外側面または底面に、シート状の外径調整部材を1または2個以上備え、前記外径調整部材は、前記円柱形状の外側面または底面に、その一部分が固定され、その他の部分が固定されておらず、その固定された部分を起点として、その他の部分の一部または全部を前記円柱形状の外側面に密着させることで、前記円柱形状の外径を調整する、ことを特徴とする、エアロゾル吸引カートリッジである。
請求項2に記載の発明は、前記外径調整部材は、前記外側面に固定されていない部分の少なくとも片方の面の一部または全部が前記円柱形状の外側面に接着可能である、ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル吸引カートリッジである。
請求項3に記載の発明は、前記外径調整部材は、その形状が矩形状、円形状、多角形状またはこれらの組合せである、ことを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載のエアロゾル吸引カートリッジである。
請求項4に記載の発明は、全体として円柱形状の外形を有し、前記円柱形状の外側面に一部または全部に、非平滑形状である外径調整構造が形成されており、前記外径調整構造は、凹凸形状、うろこ状形状、短毛状形状のいずれかまたはこれらの組合せである、ことを特徴とする、エアロゾル吸引カートリッジである。
請求項5に記載の発明は、円管形状の外装部材と、前記外装部材の管内に収納され前記外装部材の外径を拡大するための外径調整部材と、を備え、前記外径調整部材は、弾性を有する素材より形成され、前記外装部材の高さ方向に垂直な断面視において、その外周上に1または複数の突起部を有し、前記突起部の頂点を始点とし、前記外装部材の直径方向の中心を通り、前記外周上の一点を終点とする直線の長さが、前記外径調整部材を収納しない状態における前記外装部材の内径より大きい、ことを特徴とする、エアロゾル吸引カートリッジである。
請求項6に記載の発明は、円管形状の外装部材と、前記外装部材の一端に連接された円柱形状のマウスピースと、前記外装部材の外周面の一部と、前記マウスピースの外周面の一部または全部に巻装されたシート形状のマウスピース保護部材と、を有し、前記マウスピース保護部材は、前記外装部材のエアロゾルの上流側に向かって前記シート形状を拡張した外径調整部が形成され、前記外径調整部は、前記外装部材の高さ方向に垂直な周方向に沿って非連続的に形成されている、ことを特徴とする、エアロゾル吸引カートリッジである。
【発明の効果】
【0008】
請求項1から3に記載の発明によれば、外径調整部材がエアロゾル吸引カートリッジの外側面、すなわち外装部材またはマウスピース保護部材に密着することで、部分的にエアロゾル吸引カートリッジの外径が大きくなるので、誘導加熱装置Dの挿入部D1によく嵌合し、使用時の抜けを抑制することが可能となる。
【0009】
請求項4に記載の発明によれば、外径調整構造により、エアロゾル吸引カートリッジの外径が部分的に大きくなったり、外側面と挿入部D1の間の摩擦が増えたりするので、誘導加熱装置Dの挿入部D1によく嵌合し、使用時の抜けを抑制することが可能となる。
【0010】
請求項5に記載の発明によれば、外径調整部材の突起部が外装部材を内側から押し広げることに、エアロゾル吸引カートリッジの外径が部分的に大きくなるので、誘導加熱装置Dの挿入部D1によく嵌合し、使用時の抜けを抑制することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社ルック
携帯用灰皿
4か月前
個人
ヒートスティック除去具
2か月前
個人
電子タバコの加熱素子
2か月前
日本たばこ産業株式会社
たばこ材料
5か月前
日本たばこ産業株式会社
香料組成物
6か月前
個人
フレーバ用ブースター器具およびシーシャ装置
2か月前
日本たばこ産業株式会社
喫煙システム
29日前
日本たばこ産業株式会社
口腔用組成物
1か月前
東莞市佳かい精密金属制品有限公司
充電可能な電子タバコケース
1か月前
深ゼン市華誠達精密工業有限公司
霧化装置及びその霧化コア
5か月前
日本たばこ産業株式会社
香味吸引システム
29日前
Future Technology株式会社
エアロゾル吸引カートリッジ
2日前
日本たばこ産業株式会社
香味吸引システム
29日前
エム・クリエイト株式会社
灰皿装置及び灰皿管理システム
2か月前
日本たばこ産業株式会社
たばこ幹原料を含有するたばこ材料
5か月前
日本たばこ産業株式会社
非燃焼加熱型香味吸引物品用フィルタ
3か月前
日本たばこ産業株式会社
口腔用組成物および口腔用パウチ製品
5か月前
日本たばこ産業株式会社
口腔用組成物および口腔用パウチ製品
6か月前
深ゼン市華誠達精密工業有限公司
電子エアロゾル生成装置及びそのアトマイザー
5か月前
日本たばこ産業株式会社
たばこ原料の製造方法およびたばこ原料
4か月前
日本たばこ産業株式会社
粒状再生セルロースを含有する口腔用組成物
1か月前
日本たばこ産業株式会社
香味発生物品および香味吸引システム
29日前
Future Technology株式会社
エアロゾル吸引カートリッジ用のエアロゾル形成部材
4か月前
日本たばこ産業株式会社
電子装置
1か月前
Future Technology株式会社
芳香基材
1か月前
日本たばこ産業株式会社
吸引器
1か月前
Future Technology株式会社
喫煙器具
2日前
日本たばこ産業株式会社
たばこ材料、その製造方法、および非燃焼加熱型喫煙物品
5日前
個人
タバコ製品のフィルターのリサイクル方法及びそのリサイクル装置
6か月前
日本たばこ産業株式会社
香味吸引器
6か月前
日本たばこ産業株式会社
香味吸引器
6か月前
日本たばこ産業株式会社
テルペノイド化合物を含有する香味吸引物品用のセグメント
6か月前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
3か月前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
4か月前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
2か月前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
4か月前
続きを見る