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公開番号2025128262
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2025094776,2024006017
出願日2025-06-06,2018-07-02
発明の名称タバコ充填物集積体
出願人Future Technology株式会社
代理人
主分類A24D 1/20 20200101AFI20250826BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】タバコ充填物集積体全体としての充填率は一定以上を確保しつつ、タバコ充填物集積体内部における気流の流動性を良好にすると共に、電子タバコ本体に差し込みやすく、併せてタバコ充填物が脱落しにくいタバコ充填物集積体及び電子タバコカートリッジを提供する。
【解決手段】タバコ充填物が束状に集積され外周部がシート状の包装体で円筒状に巻かれたタバコ充填物集積体と、円筒状の支持部材と、冷却部材と、吸口となるマウスピースとが、長さ方向に沿って配列され、シート状の包装部材で巻かれることで一体化されて形成され、タバコ充填物は、タバコ植物または非タバコ植物、微結晶セルロースを含み、長尺状に形成され、長さ方向と直交する断面において長辺方向の寸法が短辺方向の寸法より長くなるように形成されている、ことを特徴とする電子タバコカートリッジ。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
タバコ充填物が束状に集積され外周部がシート状の包装体で円筒状に巻かれたタバコ充填物集積体と、円筒状の支持部材と、冷却部材と、吸口となるマウスピースとが、長さ方向に沿って配列され、シート状の包装部材で巻かれることで一体化されて形成され、
前記タバコ充填物は、タバコ植物または非タバコ植物、微結晶セルロースを含み、長尺状に形成され、長さ方向と直交する断面において長辺方向の寸法が短辺方向の寸法より長くなるように形成されている、
ことを特徴とする電子タバコカートリッジ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タバコまたは非タバコ植物を材料とする長尺状のタバコ充填物を束状に集積したタバコ充填物集積体及びこれを有する電子タバコカートリッジに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、タバコの禁煙の傾向に合わせるために、火炎を用いることなく、タバコの成分を含む電子タバコカートリッジを加熱して、気化したタバコ成分を吸引することで、タバコを楽しむための電子タバコ製品が普及し始めている。このような電子タバコカートリッジに充填するタバコ充填物の製造方法としては、タバコ葉を粉末化して、水性スラリーとした後にシート化し、オイルやグリセリンをシートに加えて、乾燥させる方法がある(特許文献1参照)。
【0003】
また、タバコ充填物が集積されたタバコ充填物集積体を端部に有する電子タバコカートリッジを差し込んで加熱することにより、喫煙する物品が開示されている(特許文献2参照)。電子タバコにおいては、電子タバコ本体が有する加熱体をタバコ充填物集積体に対して差し込み、タバコ充填物を加熱する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2010-520764号公報
特表2015-519915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
タバコ充填物は、加熱によりエアロゾルを含む吸引成分を十分に発生させるため、一定以上の充填率で充填される。一方、タバコ充填物の充填率を高くすると、電子タバコ本体が有する加熱体をタバコ充填物集積体に差し込む際に、抵抗が大きく差し込みにくくなる。また、タバコ充填物の充填率が高すぎると、タバコ充填物集積体の内部における気流の流動性が低くなるため、ユーザーが吸いにくく、一度に吸える気流の量が少なくなるため、一本あたりの喫煙数が増加し、適正な喫煙数を超える可能性がある。このため、タバコ充填物集積体全体としての充填率は一定以上を確保しつつ、タバコ充填物集積体内部における気流の流動性を良好にすることが求められる。
【0006】
また、タバコ充填物集積体においては、電子タバコカートリッジを電子タバコ本体に挿入する際や、喫煙を終了して電子タバコ本体から電子タバコカートリッジを取り出すときなど、ユーザーのハンドリングの際に、タバコ充填物の一部が落下する可能性がある。これにより、電子タバコ本体の内部を汚し、ひいては電子タバコ本体の不具合を発生させる可能性がある。したがって、タバコ充填物集積体においてタバコ充填物は、脱落しにくいように充填されることが求められる。
【0007】
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、タバコ充填物集積体全体としての充填率は一定以上を確保しつつ、タバコ充填物集積体内部における気流の流動性を良好にすると共に、電子タバコ本体に差し込みやすく、併せてタバコ充填物が脱落しにくいタバコ充填物集積体及び電子タバコカートリッジを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係るタバコ充填物集積体は、長尺状のタバコ充填物が束状に集積され外周部がシート状の包装体で巻かれたタバコ充填物集積体であって、
前記タバコ充填物は、長さ方向と直交する断面において長辺方向の寸法が短辺方向の寸法より長くなるように形成され、
前記包装体に接する最外周部の前記タバコ充填物は、長辺方向が周方向に略沿う方向を向いているか、あるいは長辺方向が周方向に略沿う方向以外の方向を向いており、長辺方向が周方向に略沿う方向を向いている前記タバコ充填物の数が、長辺方向が周方向に略沿う方向以外の方向を向いている前記タバコ充填物の数より多いことを特徴として構成されている。
【0009】
請求項1に係る発明によれば、外周部におけるタバコ充填物の充填率を高くし、中央部におけるタバコ充填物の充填率を相対的に低くできるので、タバコ充填物の量を確保しつつ電子タバコ本体の加熱部をタバコ充填物集積体に差し込みやすくすることができる。また、タバコ充填物集積体における気流の流動性を良好にすることができる。さらには、外周部においてタバコ充填物が強固な構造を形成するので、電子タバコカートリッジのハンドリング時においてタバコ充填物が脱落しにくいようにすることができる。
【0010】
また、請求項2の発明に係るタバコ充填物集積体は、前記タバコ充填物の束の長さ方向と直交する断面において中心側の領域と外周側の領域とを面積で等分すると、前記中心側の領域は、前記外周側の領域より空隙率が高いことを特徴として構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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