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公開番号
2025170135
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-14
出願番号
2025152997,2020124782
出願日
2025-09-16,2020-07-21
発明の名称
被加熱芳香発生基材
出願人
Future Technology株式会社
代理人
主分類
A24B
15/167 20200101AFI20251107BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】加熱過程終了直後のエアロゾルにおいて、十分な芳香を保持させることが可能な
被加熱芳香発生基材を提供する。
【解決手段】 加熱されることによって芳香を発生する芳香源材と、加熱されることによってエアロゾルを発生するエアロゾルフォーマと、加熱されることによって溶融する熱融解性物質とを含有し、芳香成分を含有するエアロゾルを吸引するために用いられる被加熱芳香発生基材において、 前記被加熱芳香発生基材は、空気を抱き込んだシート状であり、熱融解物質が凝集した塊状物として存在している。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
加熱されることによって芳香を発生する芳香源材と、加熱されることによってエアロゾルを発生するエアロゾルフォーマと、加熱されることによって溶融する熱融解性物質とを含有し、芳香成分を含有するエアロゾルを吸引するために用いられる被加熱芳香発生基材において、
前記被加熱芳香発生基材は、空気を抱き込んだシート状であり、熱融解物質が凝集した塊状物として存在していることを特徴とする被加熱芳香発生基材。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記被加熱芳香発生基材は、表面が平坦なシート状であり、その表面に熱融解物質の塊が島状に分散していることを特徴とする、請求項1に記載の被加熱芳香発生基材。
【請求項3】
前記熱融解性物質は、融点が50~100℃の範囲にあり、平均粒径は、125~355μmであり、前記被加熱芳香発生基材中に海島構造をなして分散され、2~20質量%含有されていることを特徴とする、請求項1及び2に記載の被加熱芳香発生基材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱されることによりエアロゾルを発生することが可能な被加熱芳香発生基
材、被加熱芳香カートリッジ及び被加熱芳香発生基材の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
加熱式喫煙具のカートリッジは、加熱されることによって芳香を発生する例えば、タバ
コ植物、非タバコ植物などの芳香源材と、加熱されることによってエアロゾルを発生する
エアロゾルフォーマ(エアロゾル形成剤)と、を含む被加熱芳香発生基材を有している。
このカートリッジは、一般的には、使用される際に200℃以上まで加熱式喫煙具によっ
て加熱される。ユーザは、加熱式喫煙具のこの昇温過程が終了した後に、カートリッジか
ら発生されたエアロゾルを吸引する。
【0003】
芳香源材の揮発性成分である芳香の拡散率は、固相よりも液相の方が大きい。このため
、被加熱芳香発生基材に熱溶融性物質であるロウなどを添加し、被加熱芳香発生基材が加
熱された際に揮発性成分の被加熱芳香発生基材内からその表面への移動を促進することが
行われている。
【0004】
ロウが添加された被加熱芳香発生基材としては、例えば、加熱式エアロゾル発生物品が
エアロゾル形成基体を含み、前記エアロゾル形成基体がタバコ及び50℃~150℃の融
点を有するろうを含む均質化したタバコ材料であり、前記ろうが前記均質化したタバコ材
料内で均一に分布されている、加熱式エアロゾル発生物品が特許文献1に開示されている
。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6433626号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1においては、被加熱芳香発生基材は、ロウがタバコ植物、非
タバコ植物などの芳香源材に含浸された状態で形成される。すなわち、芳香源材の繊維組
織までロウが浸入されている。ロウが繊維組織に含浸される際には、多くのロウが基材の
内部に向かって(繊維組織に向かって)に移動する。したがって、ロウの多くは、基材の
表面側よりも内部側に存在する。このような状態において、加熱によりロウが溶融しても
、被加熱芳香発生基材の表面に溶出しにくい傾向がある。また、ロウは、揮発成分(芳香
成分)を伴って溶出するため、被加熱芳香発生基材の内部からその表面に移動する揮発成
分も減少する。
【0007】
したがって、外気温又は室温から加熱式喫煙具の目標とする加熱温度までの昇温過程の
初期において、揮発成分である芳香成分のエアロゾルの含有量が減少する。このため、加
熱式喫煙具による昇温過程が終了した直後のエアロゾルにおいては十分な芳香成分が含有
されておらず、ユーザは、昇温過程が終了した直後は香りが感じにくいという問題があっ
た。
【0008】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、加熱式喫煙具による昇温過程終了直
後のエアロゾルにおいて、十分な芳香を保持させることが可能な被加熱芳香発生基材、被
加熱芳香カートリッジ、被加熱芳香カートリッジの製造方法を提供することを目的とする
。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の被加熱芳香発生基材は、加熱されることによって芳香を発生する芳香源材と、
加熱されることによってエアロゾルを発生するエアロゾルフォーマと、加熱されることに
よって溶融する熱融解性物質とを含有し、芳香成分を含有するエアロゾルを吸引するため
に用いられる被加熱芳香発生基材において、前記熱融解性物質は、融点が50~100℃
の範囲にあり、前記被加熱芳香発生基材中に海島構造をなして分散されていることを特徴
とする。
【0010】
本発明の被加熱芳香発生基材は、熱融性解物質が海島構造をなして被加熱芳香発生基材
中に分散している。すなわち、当該海島構造は、熱融解物質以外の成分によって海が構成
され、熱融解物質によって島が構成される。また、熱融解性物質の融点は、50~100
℃の範囲にある。したがって、熱融解物質は、被加熱芳香発生基材の昇温過程の初期の段
階で融解する。芳香源材等から発生する芳香成分は、融解した熱融解性物質に溶け込む。
熱融解物質が被加熱芳香発生基材中に分散し、被加熱芳香発生基材の少なくとも表面にお
いて海島構造の島を構成することにより、熱融解物質は、タバコ植物、非タバコ植物など
の芳香源材に含浸された場合よりも融解した際に流動しやすくなる。これに伴って、熱融
解物質は、融解した際に芳香成分と共に被加熱芳香発生基材の表面に移動する量も増加し
、エアロゾルの芳香成分が増加する。このため、被加熱芳香発生基材の昇温過程の初期の
段階において、多くの芳香成分を含んだエアロゾルを発生させることが可能となる。した
がって、ユーザは、昇温過程終了直後から芳香を豊富に味わうことができる。尚、熱融性
解物質の融点が50℃未満であると、夏場などの気温の高い時期に熱溶融性物質が溶解し
て、べた付きが生じる恐れがある。また、熱融性解物質の融点が100℃を超えると、被
加熱芳香発生基材の昇温過程の初期の段階で熱融性解物質が十分に融解されず、昇温過程
終了直後のエアロゾルの芳香が不足する傾向がある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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