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公開番号2025135027
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2022101380
出願日2022-06-23
発明の名称低香味原料を含むたばこセグメント
出願人日本たばこ産業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A24B 15/16 20200101AFI20250910BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】希釈された香喫味を呈する非燃焼加熱型香味吸引物品を提供する。
【解決手段】充填物として、たばこ材料と、前記たばこ材料よりも低香味を呈するタバコ属植物由来の低香味原料と、を含む、加熱用たばこセグメント。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
充填物として、
たばこ材料と、
前記たばこ材料よりも低香味を呈するタバコ属植物由来の低香味原料と、を含む、
加熱用たばこセグメント。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記低香味原料が、100ppm以下のネオフィタジエンを含有する、請求項1に記載のセグメント。
【請求項3】
前記たばこ材料と、前記低香味原料とを混合してなる、請求項1または2に記載のセグメント。
【請求項4】
前記充填物が、前記充填物の乾物重量に対して1~75重量%の前記低香味原料を含む、請求項1~3のいずれかに記載のセグメント。
【請求項5】
前記低香味原料がエアロゾル生成基材を含む場合、前記充填物の乾物重量に対して5~75重量%の当該低香味原料を含み、
前記低香味原料がエアロゾル生成基材を含まない場合、前記充填物の乾物重量に対して5~50重量%の当該低香味原料を含む、
請求項4に記載のセグメント。
【請求項6】
前記低香味原料が、500cc/100g以上の膨嵩性を有する、請求項1~5のいずれかに記載のセグメント。
【請求項7】
前記充填物が、シートまたは刻の形態である、請求項1~6のいずれかに記載のセグメント。
【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載のたばこセグメントを備える、非燃焼加熱型香味吸引物品。
【請求項9】
前記たばこ材料に、前記低香味原料を混合することを含む、
請求項1~7のいずれかに記載のたばこセグメントの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充填物として低香味原料を含むたばこセグメントに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
非燃焼加熱型香味吸引物品は、たばこ材料が充填されたたばこセグメントを備え、これが加熱されることによって香喫味を発生する。たばこセグメントの充填物としては様々なものが提案されている。例えば特許文献1には、刻こぼれの低減を目的とした、緩和たばこ、裁断されたたばこ葉ブレンド、および/または再構成たばこを混合しかつ圧延してなるシートを非燃焼加熱型香味吸引物品の充填物とすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/258389号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、非燃焼加熱型香味吸引物品において、香喫味を容易に調整できればユーザーの様々な嗜好に対応することができる。従来の燃焼型たばこではフィルターや吸い口側に設けられた穿孔から空気を導入することで香喫味を希釈してきた。しかし、たばこ含有セグメントを比較的低温に加熱してエアロゾルを発生させる非燃焼加熱型香味吸引物品では、フィルターや吸い口側に設けられた穿孔から空気を導入すると、エアロゾルが再凝集してしまうので十分なデリバリーを達成できないという問題がある。したがって、非燃焼加熱型香味吸引物品において香喫味を調整するために新規な手段が必要となる。かかる事情に鑑み、本発明は、希釈された香喫味を呈する非燃焼加熱型香味吸引物品を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明者らは、低香味原料を用いることで、前記課題を解決することを見出した。すなわち、前記課題は以下の本発明によって解決される。
態様1
充填物として、
たばこ材料と、
前記たばこ材料よりも低香味を呈するタバコ属植物由来の低香味原料と、を含む、
加熱用たばこセグメント。
態様2
前記低香味原料が、100ppm以下のネオフィタジエンを含有する、態様1に記載のセグメント。
態様3
前記たばこ材料と、前記低香味原料とを混合してなる、態様1または2に記載のセグメント。
態様4
前記充填物が、前記充填物の乾物重量に対して1~75重量%の前記低香味原料を含む、態様1~3のいずれかに記載のセグメント。
態様5
前記低香味原料がエアロゾル生成基材を含む場合、前記充填物の乾物重量に対して5~75重量%の当該低香味原料を含み、
前記低香味原料がエアロゾル生成基材を含まない場合、前記充填物の乾物重量に対して5~50重量%の当該低香味原料を含む、
態様4に記載のセグメント。
態様6
前記低香味原料が、500cc/100g以上の膨嵩性を有する、態様1~5のいずれかに記載のセグメント。
態様7
前記充填物が、シートまたは刻の形態である、態様1~6のいずれかに記載のセグメント。
態様8
態様1~7のいずれかに記載のたばこセグメントを備える、非燃焼加熱型香味吸引物品。
態様9
前記たばこ材料に、前記低香味原料を混合することを含む、
態様1~7のいずれかに記載のたばこセグメントの製造方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明によって希釈された香喫味を呈する非燃焼加熱型香味吸引物品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
たばこセグメントの一態様を示す図
たばこセグメントの一態様を示す図
たばこセグメントの一態様を示す図
たばこセグメントの一態様を示す図
たばこセグメントの一態様を示す図
非燃焼加熱型香味吸引物品の一態様を示す図
非燃焼加熱型香味吸引物品の別態様を示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を詳細に説明する。本発明において「X~Y」はその端値であるXおよびYを含む。
【0009】
1.加熱用たばこセグメント
たばこセグメントとは、たばこ材料に含まれる香喫味成分を発生するための柱状の部材である。加熱用たばこセグメントとは、加熱されて香喫味成分を発生するたばこセグメントである。たばこセグメントの概要を図1Aに示す。たばこセグメント20Aは、たばこ充填物21と、その周囲を巻装するラッパー22を備える。たばこ充填物21は、たばこ材料Tと低香味原料Lを含む。当該図では、たばこ材料Tと低香味原料Lとがストランド形状であるが、これらの形状は限定されず、例えば刻であってもよい。ストランドは、シート状のたばこ材料Tと低香味原料Lを積層したシートを裁断したものであってもよい。
【0010】
図1Bは、シート状のたばこ充填物21を渦巻き状にラッパー22内に充填する態様を示す。シート状のたばこ充填物21は、シート状のたばこ材料Tと低香味原料Lを積層したシートであってもよいし、シート状のたばこ材料Tとシート状の低香味原料Lの側面同士または側面近傍部を接合して得たシートであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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