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公開番号2025051628
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2024157781
出願日2024-09-11
発明の名称電子エアロゾル生成装置及びそのアトマイザー
出願人深ゼン市華誠達精密工業有限公司
代理人個人,個人
主分類A24F 40/44 20200101AFI20250327BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】電子エアロゾル生成装置及びそのアトマイザーを提供する。
【解決手段】アトマイザーは、ケーシング、固定ユニット及び霧化モジュールを含む。当該霧化モジュールは導液体31及び発熱体32を含む。導液体31には、縦方向に貫通する導気孔が設けられている。また、導液体31には、更に、導液溝が設けられている。導液溝は、第1サブ導液溝及び第2サブ導液溝を含み得る。第1サブ導液溝は第2サブ導液溝と連通する。且つ、第1サブ導液溝は導液経路と連通する。導気孔と第2サブ導液溝とが対向する壁面には霧化面が形成され、霧化面に発熱体が設けられる。霧化モジュールが生成したエアロゾルは、前記導気孔を直接通過して導気管内に進入することが可能である。これにより、流動経路が短くなり、流動過程で温度が低下することによるエアロゾルの凝縮を有効に回避し得るため、凝縮液が消費者に吸い込まれるとの事態を回避可能となる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ケーシング(10)と、前記ケーシング(10)内に設けられる霧化本体を含み、前記霧化本体は、固定ユニット(20)と、前記固定ユニット(20)内に設けられる霧化モジュール(30)を含み、
前記ケーシング(10)は貯液室(11)及び導気管(12)を有し、前記導気管(12)は縦方向に延伸するよう設けられ、前記霧化本体には導気経路及び導液経路が設けられており、前記導気経路は前記導気管(12)に接続されて連通し、前記導液経路は前記貯液室(11)と連通し、
前記霧化モジュール(30)は導液体(31)及び発熱体(32)を含み、前記導液体(31)には、縦方向に貫通する導気孔(311)が設けられており、前記導液体(31)には、更に、少なくとも1つの導液溝(312)が設けられており、少なくとも1つの前記導液溝(312)は、少なくとも1つの第1サブ導液溝(3121)及び少なくとも1つの第2サブ導液溝(3122)を含み、前記第1サブ導液溝(3121)は前記第2サブ導液溝(3122)と連通し、且つ、前記第1サブ導液溝(3121)は前記導液経路と連通し、
前記導気孔(311)と前記第2サブ導液溝(3122)とが対向する壁面には霧化面(3122a)が形成され、前記発熱体(32)は前記霧化面(3122a)に設けられることを特徴とするアトマイザー。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1サブ導液溝(3121)の深さは前記第2サブ導液溝(3122)の深さよりも小さく、且つ、前記第1サブ導液溝(3121)の縦断面の幅は前記第2サブ導液溝(3122)の縦断面の幅と等しいことを特徴とする請求項1に記載のアトマイザー。
【請求項3】
前記第1サブ導液溝(3121)の深さは前記第2サブ導液溝(3122)の深さよりも小さく、且つ、前記第1サブ導液溝(3121)の縦断面の幅は前記第2サブ導液溝(3122)の縦断面の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のアトマイザー。
【請求項4】
前記導液溝(312)の数は少なくとも2つであり、少なくとも2つの前記導液溝(312)は、前記導気孔(311)の外周に間隔を開けて設けられることを特徴とする請求項1に記載のアトマイザー。
【請求項5】
少なくとも2つの前記導液溝(312)の第2サブ導液溝(3122)は互いに連通しており、或いは、少なくとも2つの前記導液溝(312)の第2サブ導液溝(3122)は互いに連通していないことを特徴とする請求項4に記載のアトマイザー。
【請求項6】
前記導気孔(311)と前記第2サブ導液溝(3122)とが対向する壁面は、平面又は円弧面であることを特徴とする請求項1に記載のアトマイザー。
【請求項7】
前記発熱体(32)は、発熱部(321)と、前記発熱部(321)に連なる少なくとも2つの電極部(322)を含み、前記発熱部(321)は前記霧化面(3122a)に貼設又は嵌設され、少なくとも2つの電極部(322)の端部は前記導液体(31)に貼り付け又は嵌設されることを特徴とする請求項1に記載のアトマイザー。
【請求項8】
前記導液体(31)の底部には、更に、貯液溝(313)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のアトマイザー。
【請求項9】
前記貯液溝(313)の横断面は円弧状をなしていることを特徴とする請求項8に記載のアトマイザー。
【請求項10】
前記固定ユニット(20)は、互いに組み合わされる密封カバー(21)とホルダ(22)を含み、
前記密封カバー(21)は筒状をなしており、前記密封カバー(21)は、天井壁(211)と、前記天井壁(211)から延伸する周壁(212)を含み、前記天井壁(211)には導気部(2111)及び少なくとも1つの給液孔(2112)が設けられており、前記導気部(2111)は、前記導気管(12)に接続されて連通するよう縦方向に延伸して設けられ、前記給液孔(2112)は前記貯液室(11)と連通し、
前記ホルダ(22)は筒状をなしており、前記ホルダ(22)は、天井部(221)と、前記天井部(221)から延伸する側部(222)を含み、前記天井部(221)には少なくとも1つの導液孔(2211)が設けられており、且つ、側部(222)の内部空間には収容室(A)が形成されており、前記霧化モジュール(30)は前記収容室(A)内に設けられ、前記導液孔(2211)は、前記給液孔(2112)及び前記第1サブ導液溝(3121)とそれぞれ対向するように設けられて連通し、前記導液孔(2211)と前記給液孔(2112)は前記導液経路を形成することを特徴とする請求項1に記載のアトマイザー。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、霧化の技術分野に関し、特に、電子エアロゾル生成装置及びそのアトマイザーに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
電子霧化装置とは、電気を用いて液体を加熱することで、液体を沸点に到達させて蒸気に変える装置であり、現在、電子タバコや美容医療の分野に幅広く利用されている。
【0003】
電子霧化装置はアトマイザーを含む。アトマイザーの中核は霧化コアとなっている。一般的に、霧化コアは、互いに組み合わされる導液体及び発熱体を含む。中でも、多孔質セラミック系の硬質の導液材料は、組み立てやすいことから幅広く利用されている。通常、導液体はブロック体構造をなしており、一般的には側面から給液し、底面(霧化面)に発熱体を設けて霧化用リキッドを加熱する。
【0004】
霧化用リキッドは、導液面から徐々に霧化面に浸透し、当該霧化面上の発熱体が霧化用リキッドを加熱して霧化させる。加熱による霧化で形成されたエアロゾルは、当該導液体の周方向の側面を通じてアトマイザーから導出されて、消費者に吸入される。この場合、エアロゾルの流動経路が長くなるため、流動過程で温度が低下することで吸い心地が変化し、ひいては一部のエアロゾルが凝縮する場合もある。これにより、霧化時の吸い心地の一貫性が悪化するほか、凝縮液を吸い込むことは体にとっても良くない。
【0005】
次に、凝縮液がアトマイザー内で流動した場合には、アトマイザーから漏出する恐れがあり、深刻な場合には、電子霧化装置の回路素子を破損させて、電子霧化装置の使用寿命に影響を及ぼしてしまう。
【0006】
また、現在のところ、霧化コアの霧化用リキッドは導液面から霧化面に浸透する。仮に、霧化面において発熱体が霧化用リキッドを加熱により霧化させられなかった場合には、霧化用リキッドが滲出し、ひいては霧化コアから滴り落ちる可能性もある。また、当該霧化用リキッドが気流経路に進入した場合には、消費者の吸引に伴って、気流の作用によりエアロゾルとともに消費者に吸い込まれてしまう。且つ、当該霧化用リキッドが当該アトマイザーから滲出した場合も同様に、電子霧化装置の回路素子を破損させる恐れがある。
【0007】
最後に、縦方向に配置される前記導液体は、側面から給液するため、密封状に組み立てにくい場合や、密封状に組み立てるためにより多くの組立部品を用いる場合がある。よって、液漏れが発生しやすく、コストが高騰するとの課題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする技術的課題は、電子エアロゾル生成装置及びそのアトマイザーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明が技術的課題を解決するために採用する技術方案は、以下の通りである。
【0010】
即ち、ケーシングと、前記ケーシング内に設けられる霧化本体を含むアトマイザーを構成する。前記霧化本体は、固定ユニットと、前記固定ユニット内に設けられる霧化モジュールを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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