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公開番号
2025017775
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121012
出願日
2023-07-25
発明の名称
エアロゾル形成基体の充填物とその製造方法
出願人
Future Technology株式会社
代理人
主分類
A24B
15/16 20200101AFI20250130BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】 非タバコ植物を主原料として使用した場合でも、タバコ植物を使用した場合と同等以上の刺激を得たり、刺激を変化させたりすることができるエアロゾル形成基体の充填物とその製造方法を得ることを目的とする。
【解決手段】 エアロゾル吸引カートリッジ10に使用されるエアロゾル形成基体1の充填物12であって、タバコ植物または非タバコ植物を含む原材料と、原材料に添加される刺激活性剤または刺激活性剤を溶媒に溶かした溶液と、を含み、刺激活性剤は、ピペリン、ロベリン、カビシン、カプサイシン、ジヒドロカプサイシン、グルコシノレート、アリルイソチオシアネート等からなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エアロゾル吸引カートリッジに使用されるエアロゾル形成基体の充填物であって、
タバコ植物または非タバコ植物を含む原材料と、
前記原材料に添加される刺激活性剤または前記刺激活性剤を溶媒に溶かした溶液と、
を含むことを特徴とする、充填物。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記刺激活性剤は、温度感受性TRPチャネルを活性化するものであり、前記温度感受性TRPチャネルTRPV1、TRPV3、TRPM8、TRPA1である、
ことを特徴とする、請求項1に記載の充填物。
【請求項3】
前記刺激活性剤は、唐辛子、生姜、クローブ、山椒、黒コショウ、白コショウ、ワサビ、タイム、オレガノ、サボリー、ペパーミント、ローレル、ローズマリー、シナモン、ニンニク、ミョウガ、ヒハツ、ヒハツモドキ、フウトウカズラを素材とし、そのうちいずれか1種類または2種類以上からなり、
前記充填物に対するその配合率は0.1~15重量%である、
ことを特徴とする、請求項1に記載の充填物。
【請求項4】
前記前記刺激活性剤は、カプシエイト、ジンゲロール、ショーガオール、バニリルアセトン、ピペリン、オイゲノール、サンショオール、チモール、カルバクロール、メントール、シネオール、シンナムアルデヒド、アリシン,ジアリルジスルフィド、ミオガジアール、ミオガトリアル、ピペリン、ロベリン、カビシン、カプサイシン、ジヒドロカプサイシン、グルコシノレート、アリルイソチオシアネートのうちいずれか1種類または2種類以上からなり、
前記充填物に対するその配合率は0.1~15重量%である、
ことを特徴とする、請求項1に記載の充填物。
【請求項5】
前記充填物は、平板状、片状、短冊状、棒状、繊維状、フレーク状、粉体、顆粒、ペレ
ット、ストランド、多孔質状、ブロック状、およびペースト状のいずれかの形状である、
ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の充填物。
【請求項6】
前記充填物は、原材料としてさらに、エアロゾルを発生させるエアロゾルフォーマ、微結晶セルロース、風味を追加する添加剤、保存料、結着剤または増粘剤のうち1または2以上の成分が追加された、
ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の充填物。
【請求項7】
前記溶媒は水または液体香料である、
ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の充填物。
【請求項8】
エアロゾル吸引カートリッジに使用されるエアロゾル形成基体の充填物の製造方法であって、
タバコ植物または非タバコ植物を含む原材料に、刺激活性剤を混ぜ合わせる工程を有し、
前記刺激活性剤は、固体または液体の状態で添加される、
ことを特徴とする、エアロゾル形成基体の充填物の製造方法。
【請求項9】
前記刺激活性剤の配合率は、前記充填物に対して0.1~15重量%である、
ことを特徴とする、請求項8に記載のエアロゾル形成基体の充填物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導加熱式向けのエアロゾル吸引カートリッジに使用されるエアロゾル形成基体の充填物とその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、火炎を用いることなく、タバコの成分を含むタバコカートリッジを加熱して、気化したタバコ成分を吸引する方式のタバコ製品が広く知られている。また、嗜好の多様化から、タバコ成分を含まない植物の芳香や味わいを、タバコ同様に火炎を用いずに楽しむためのエアロゾル吸引カートリッジも知られ始めている。
【0003】
このようなエアロゾル吸引カートリッジは、エアロゾル形成基体の内部の充填物を加熱することで、エアロゾルを発生させる。エアロゾル形成基体の加熱方法として、(1)加熱装置内部に設置された加熱ブレードに、エアロゾル吸引カートリッジを挿入して、加熱ブレードを電気的に加熱することで充填物を加熱する方式(ブレード加熱式)(例えば特許文献1参照)、(2)エアロゾル形成基体の内部に予め強磁性体を主成分とした部品である誘導加熱部材を配置して、誘導加熱装置で発生させた交番磁界により、誘導加熱部材内部にヒステリシス損及びジュール熱を発生させて加熱(誘導加熱)することで、充填物を加熱する方式(誘導加熱式)が知られている(例えば特許文献2参照)。
【0004】
エアロゾル形成基体に使用され、エアロゾルの発生源となる充填物には、従来はニコチンを含むタバコ植物が使用されることが主流であったが、昨今の健康志向からではなく、ニコチンを含まない非タバコ植物や、含有量が少ない主原材料が使用されるケースも多くなってきた。
【0005】
ここで、非タバコ植物が充填物の主原材料として使用された場合や、ニコチン含有量が少ない主原材料が使用された場合、従来のタバコ植物を使用したものに比べて、刺激が足りないという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2015-519915号公報
特開2021-175399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記事情に鑑み、非タバコ植物を主原料として使用した場合でも、タバコ植物を使用した場合と同等以上の刺激を得たり、刺激を変化させたりすることができるエアロゾル形成基体の充填物とその製造方法を得ることを目的とする。また、タバコ植物を使用した場合においても、その量を減らした場合でも、同等以上の刺激を得たり、刺激を変化させたりすることができるエアロゾル形成基体の充填物とその製造方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、エアロゾル吸引カートリッジに使用されるエアロゾル形成基体の充填物であって、タバコ植物または非タバコ植物を含む原材料と、前記原材料に添加される刺激活性剤または前記刺激活性剤を溶媒に溶かした溶液と、を含むことを特徴とする、充填物。
請求項2に記載の発明は、前記刺激活性剤は、温度感受性TRPチャネルを活性化するものであり、前記温度感受性TRPチャネルTRPV1、TRPV3、TRPM8、TRPA1である、ことを特徴とする、請求項1に記載の充填物。
請求項3に記載の発明は、前記刺激活性剤は、唐辛子、生姜、クローブ、山椒、黒コショウ、白コショウ、ワサビ、タイム、オレガノ、サボリー、ペパーミント、ローレル、ローズマリー、シナモン、ニンニク、ミョウガ、ヒハツ、ヒハツモドキ、フウトウカズラを素材とし、そのうちいずれか1種類または2種類以上からなり、前記充填物に対するその配合率は0.1~15重量%である、ことを特徴とする、請求項1に記載の充填物。
請求項4に記載の発明は、前記前記刺激活性剤は、カプシエイト、ジンゲロール、ショーガオール、バニリルアセトン、ピペリン、オイゲノール、サンショオール、チモール、カルバクロール、メントール、シネオール、シンナムアルデヒド、アリシン,ジアリルジスルフィド、ミオガジアール、ミオガトリアル、ピペリン、ロベリン、カビシン、カプサイシン、ジヒドロカプサイシン、グルコシノレート、アリルイソチオシアネートのうちいずれか1種類または2種類以上からなり、前記充填物に対するその配合率は0.1~15重量%である、ことを特徴とする、請求項1に記載の充填物。
請求項5に記載の発明は、前記充填物は、平板状、片状、短冊状、棒状、繊維状、フレーク状、粉体、顆粒、ペレット、ストランド、多孔質状、ブロック状、およびペースト状のいずれかの形状である、ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の充填物。
請求項6に記載の発明は、前記充填物は、原材料としてさらに、エアロゾルを発生させるエアロゾルフォーマ、微結晶セルロース、風味を追加する添加剤、保存料、結着剤または増粘剤のうち1または2以上の成分が追加された、ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の充填物。
請求項7に記載の発明は、前記溶媒は水または液体香料である、ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の充填物。
請求項8に記載の発明は、エアロゾル吸引カートリッジに使用されるエアロゾル形成基体の充填物の製造方法であって、原材料であるタバコ植物または非タバコ植物に、刺激活性剤を混ぜ合わせる工程を有し、前記刺激活性剤は、固体または液体の状態で添加される、ことを特徴とする、エアロゾル形成基体の充填物の製造方法。
請求項9に記載の発明は、前記刺激活性剤の配合率は、前記充填物に対して0.1~15重量%である、ことを特徴とする、請求項8に記載のエアロゾル形成基体の充填物の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、ニコチンを含まない非タバコ植物を主原材料とする充填物を使用したエアロゾル吸引カートリッジを使用した場合にも、タバコ植物を使用したときと同等以上に刺激を得ることができる。また、その刺激も刺激活性剤の種類や配合を変えることで様々変化させることができる。さらにタバコ植物を使用した場合においても、その量を減らしたり、得られる刺激を変化させたりすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態に係るエアロゾル形成基体を使用したエアロゾル吸引カートリッジの概略の側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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