TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025124259
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020187
出願日
2024-02-14
発明の名称
車両用灯具
出願人
スタンレー電気株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F21S
41/65 20180101AFI20250819BHJP(照明)
要約
【課題】光源ユニットの光軸調整を精度良く行うことを可能とした車両用灯具を提供する。
【解決手段】エイミング部30は、ブラケットに設けられたマウントリング31と、マウントリング31と接続された状態で、ハウジングに対して前後方向にスライド自在に支持される調整ナット32と、調整ナット32の雌ネジ部32aと螺合される雄ネジ部33aを含み、ハウジングに対して軸回りに回転自在に支持される調整ボルト33とを有し、マウントリング31は、雌ネジ部32aに螺合された雄ネジ部33aの先端側を貫通させる開口部と、開口部の間を連結する連結軸36とを有し、調整ナット32は、連結軸36を挟み込む一対の挟持片38a,38bを有し、一対の挟持片38a,38bのうち、雄ネジ部33aと接触する側の挟持片38aが雄ネジ部33aにより連結軸36を挟み込む方向に押圧された状態となる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
前面が開口したハウジングの正面側に、光源ユニットが配置されると共に、前記光源ユニットから車両前方に向けて照射される光の光軸を調整する光軸調整機構を備えた車両用灯具であって、
前記光軸調整機構は、前記光源ユニットを支持するブラケットと、前記ハウジングに対する前記ブラケットの傾きを調整するエイミング部とを有し、
前記エイミング部は、前記ブラケットに設けられたマウントリングと、
前記マウントリングと接続された状態で、前記ハウジングに対して前後方向にスライド自在に支持される調整ナットと、
前記調整ナットの雌ネジ部と螺合される雄ネジ部を含み、前記ハウジングに対して軸回りに回転自在に支持される調整ボルトとを有し、
前記マウントリングは、前記雌ネジ部に螺合された前記雄ネジ部の先端側を貫通させる開口部と、前記開口部の間を連結する連結軸とを有し、
前記調整ナットは、前記連結軸を挟み込む一対の挟持片を有し、
前記一対の挟持片のうち、前記雄ネジ部と接触する側の挟持片が前記雄ネジ部により前記連結軸を挟み込む方向に押圧された状態となることを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記連結軸は、前記雄ネジ部を挟んで向かい合う側に、一対が平行に並んで配置され、
前記一対の挟持片は、前記連結軸を挟み込む各々の位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記一対の挟持片は、前記連結軸を挟み込む側の面に、前記連結軸と係合される溝部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記調整ナットは、先端側に爪部が設けられた一対のフック片を有し、
前記一対のフック片が前記開口部を貫通した状態で、前記爪部が前記マウントリングの前記開口部の周囲に係止された状態となることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記調整ナットは、前記爪部が前記マウントリングの前記開口部の周囲に係止される位置にて、前記マウントリングの背面側と当接される当接部を有することを特徴とする請求項4に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記調整ボルトの回転操作により前記調整ナットが前後方向にスライドすることで、前記ブラケットに支持された前記光源ユニットの傾きが調整されることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項7】
前記光軸調整機構は、前記ハウジングに対して前記ブラケットを支持する3つの支持点のうち、第1の支持点に位置して前記ハウジングに対する前記ブラケットの位置を固定しながら、前記ブラケットを傾き自在に支持する固定支持部と、第2の支持点に位置して前記ハウジングに対する前記ブラケットの左右方向の傾きを調整する第1のエイミング部と、第3の支持点に位置して前記ハウジングに対する前記ブラケットの上下方向の傾きを調整する第2のエイミング部とを有し、
前記第1のエイミング部と前記第2のエイミング部との少なくとも一方が、前記エイミング部により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、車両用前照灯(ヘッドランプ)などの車両用灯具では、前面が開口したハウジングと、ハウジングの開口を覆うアウターレンズとにより構成される灯体の内側に、車両前方に向けて光を照射する灯具ユニットを配置し、この灯具ユニットから車両前方に向けて照射される光の光軸を調整する光軸調整機構を備えたものがある(例えば、下記特許文献1を参照。)。
【0003】
このような光軸調整機構を備えた車両用灯具では、灯具ユニットの左右方向の傾きと上下方向の傾きとを調整するエイミング操作によって、灯具ユニットから車両前方に向けて照射される光の光軸を調整することが行われている。
【0004】
例えば、下記特許文献1には、対象物に設けた嵌合穴に嵌合される嵌合部と、スクリューが内挿されて当該スクリューの雄ネジ部に螺合される雌ネジ部とを備えるナット部材であって、前記嵌合部と前記雌ネジ部は当該ナット部材の軸方向の異なる位置に形成されており、前記嵌合部は前記雌ネジ部の径方向に対向配置された弾性変形可能な一対の脚片を有し、これら脚片には前記径方向の外側面に前記嵌合穴に嵌合される嵌合溝が設けられ、各脚片には前記嵌合溝の溝底面の内側の領域に空洞が設けられていることを特徴とするナット部材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6062178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述した特許文献1に記載の発明では、嵌合部が弾性変形可能な一対の脚片により構成され、これら脚片に嵌合溝が設けられると共に、嵌合溝の底面内側に空洞が設けられることで、嵌合穴に対して嵌合部が弾性的に当接する状態となっている。
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、嵌合穴に対して嵌合部が弾性的に当接することで、嵌合穴と嵌合溝との間のガタツキを吸収できるものの、嵌合部の弾性変形に追従して嵌合穴に対する嵌合部の位置ズレが発生することになる。
【0008】
したがって、このような構成の場合、車両走行時の振動等によって、光軸調整機構による光源ユニットの支持位置が不安定となったり、光軸調整機構による光軸調整にズレが生じたりすることがある。
【0009】
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、光源ユニットを安定した状態で支持することができ、なお且つ、光源ユニットの光軸調整を精度良く行うことを可能とした車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 前面が開口したハウジングの正面側に、光源ユニットが配置されると共に、前記光源ユニットから車両前方に向けて照射される光の光軸を調整する光軸調整機構を備えた車両用灯具であって、
前記光軸調整機構は、前記光源ユニットを支持するブラケットと、前記ハウジングに対する前記ブラケットの傾きを調整するエイミング部とを有し、
前記エイミング部は、前記ブラケットに設けられたマウントリングと、
前記マウントリングと接続された状態で、前記ハウジングに対して前後方向にスライド自在に支持される調整ナットと、
前記調整ナットの雌ネジ部と螺合される雄ネジ部を含み、前記ハウジングに対して軸回りに回転自在に支持される調整ボルトとを有し、
前記マウントリングは、前記雌ネジ部に螺合された前記雄ネジ部の先端側を貫通させる開口部と、前記開口部の間を連結する連結軸とを有し、
前記調整ナットは、前記連結軸を挟み込む一対の挟持片を有し、
前記一対の挟持片のうち、前記雄ネジ部と接触する側の挟持片が前記雄ネジ部により前記連結軸を挟み込む方向に押圧された状態となることを特徴とする車両用灯具。
〔2〕 前記連結軸は、前記雄ネジ部を挟んで向かい合う側に、一対が平行に並んで配置され、
前記一対の挟持片は、前記連結軸を挟み込む各々の位置に設けられていることを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用灯具。
〔3〕 前記一対の挟持片は、前記連結軸を挟み込む側の面に、前記連結軸と係合される溝部を有することを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用灯具。
〔4〕 前記調整ナットは、先端側に爪部が設けられた一対のフック片を有し、
前記一対のフック片が前記開口部を貫通した状態で、前記爪部が前記マウントリングの前記開口部の周囲に係止された状態となることを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用灯具。
〔5〕 前記調整ナットは、前記爪部が前記マウントリングの前記開口部の周囲に係止される位置にて、前記マウントリングの背面側と当接される当接部を有することを特徴とする前記〔4〕に記載の車両用灯具。
〔6〕 前記調整ボルトの回転操作により前記調整ナットが前後方向にスライドすることで、前記ブラケットに支持された前記光源ユニットの傾きが調整されることを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用灯具。
〔7〕 前記光軸調整機構は、前記ハウジングに対して前記ブラケットを支持する3つの支持点のうち、第1の支持点に位置して前記ハウジングに対する前記ブラケットの位置を固定しながら、前記ブラケットを傾き自在に支持する固定支持部と、第2の支持点に位置して前記ハウジングに対する前記ブラケットの左右方向の傾きを調整する第1のエイミング部と、第3の支持点に位置して前記ハウジングに対する前記ブラケットの上下方向の傾きを調整する第2のエイミング部とを有し、
前記第1のエイミング部と前記第2のエイミング部との少なくとも一方が、前記エイミング部により構成されていることを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用灯具。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
室外機器
2か月前
個人
照明システム
2か月前
個人
LED光源基盤
7か月前
個人
気泡を用いた遊具。
4か月前
個人
車載機器の通気構造
3日前
株式会社遠藤照明
照明器具
7か月前
株式会社遠藤照明
照明器具
3か月前
デンカ株式会社
照明装置
2か月前
個人
LEDライト
2か月前
能美防災株式会社
表示灯
3日前
デンカ株式会社
道路用照明
2か月前
瀧住電機工業株式会社
ダクトレール
6か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
1か月前
株式会社小糸製作所
投光装置
3日前
株式会社小糸製作所
投光装置
3日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
6か月前
常盤電業株式会社
表示機
6か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
6か月前
日本光機工業株式会社
光源装置
7か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
5か月前
株式会社小糸製作所
描画用灯具
5か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
5か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
5か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
3か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
5か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
3か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
5か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
3か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
株式会社オカムラ
間仕切り装置
6か月前
国楽(香港)有限公司
照明器具
7か月前
シャープ株式会社
照明装置
5か月前
続きを見る
他の特許を見る